ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章

出展 : Amazon.co.jp

基本情報

● 対応機種　GBC（ゲームボーイカラー専用）
● ジャンル　アクションアドベンチャー
● 開発/発売元　カプコン/任天堂
● プレイ人数　1人
● 発売日　2001年2月27日

ゼルダの伝説シリーズの7作目で、GBC専用で発売されました。同時発売の『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』と連動しており、2作ともをクリアすると、追加で真の敵と戦える要素がありますので、できたら2作続けてプレイされると、より深い物語りを楽しめるでしょう。

当時流行していたポケモンなどのマイナーチェンジバージョンとは違い、作品は連動していますが、内容はそれぞれ全く違います。また本作だけでも十分楽しめる作りになっています。

2作を比べると「大地の章」の方が、アクション要素が強く謎解き要素は少し簡単なので、こちらからのプレイをおすすめします。

おすすめポイント

2Dのゼルダ
ゼルダの伝説シリーズは上記の「夢をみる島」の後に、N64で「時のオカリナ」「 ムジュラの仮面」と発売されましたが、この2作は3Dポリゴンで描かれた立体世界でこれまでの作品との印象がガラッと変わっています。

3Dへのグラフィックの進化も良いのですが、従来のシリーズのファンの中には、やはり平面のドット絵で描かれた2Dのゼルダを楽しみたいとの声もありました。そんな時代背景で発売された本作は、待望の2D、なんと別の内容でさらに2作同時発売するとのことで話題となり、昔からのファンから好評を得ました。

四季を操り謎を解く
本作の一番の魅力は、リンクが「四季のロッド」を使い四季を操作することによって謎を解くことでしょう。例えば、夏になると蔦が伸びて登れるようになったり、冬になると水面が凍結して通れるようになったりなど、新しい試みで試行錯誤を繰り返して、謎を解くのがゼルダの面白さです。

雰囲気が明るくてキャラが可愛い
カプコンが制作したからなのか、本作は従来のシリーズに比べて、全体的に色使いがポップで明るくキャラクターが可愛いです。

リンクがカンガルーやクマに跨って移動するのは見ているだけでも微笑ましく、「ムジュラの仮面」からゲスト登場した「グル・グル」もポリゴンではなく、画面いっぱいのドット絵で描かれると可愛く親しみも倍増です。

初代ゼルダのボスもいるよ
元々初代のリメイクになる予定だったという説や、2部作ではなくトライフォースに合わせて3部作にする予定で制作していたとの説があります。そのためなのか初代「ゼルダの伝説」のダンジョンボスが多数アレンジして登場するのが、懐かしくもあり嬉しいです。

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章

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基本情報

「大地の章」と同時発売された「時空の章」なので、基本的な情報は上記と同じです。本作の方が、謎解き要素が強いのが特徴で、先に「大地の章」をクリアしてからのプレイをおすすめします。

もちろん、シリーズのヘビーユーザーならば、どちらから初めても問題はありません。

おすすめポイント

時空を超えた謎解き
タイトルに「時空」とある通り、本作は過去と現代の2つの世界を行き来して謎を解きます。過去の世界で動かしたギミックが、現代に大きな影響を与えて謎が解ける手法や、現代では入手できない物が過去の世界では存在しているなどの謎解きが楽しめます。

ですが、過去にも「時のオカリナ」や、他のゲームでも似たような手法は多数存在したので、システム的な斬新さはないですが、そこはやはりゼルダシリーズで、簡単には進ませてくれず、やり応えのある謎が用意されています。

ダンジョンも難しい
冒険する世界が違うので、当然「大地の章」とは違うダンジョンが楽しめます。本作は、パズル要素が強いので、各種ギミックやマップとの兼ね合いを考え抜かないと解けない、手強くてより難しい謎解きが楽しめます。

可愛いキャラやゲストキャラ
世界観や登場キャラクターは、両作で共有しているので、本作にもカンガルーやクマさんが登場してくれて和ませてくれます。

さらに、他のゼルダシリーズからチンクルなどが出てきたりと、グル・グル同様にファンサービスも欠かしません。

まとめ

GBで発売されたゼルダの伝説シリーズ3作品は、どれも甲乙つけ難くそれぞれの良さを持った作品でした。2Dではシリーズ最高峰の『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の後に発売されており、多大な影響を受けた進化系ですので、作品のクォリティーは折り紙つきです。

ですが、現在ではGBはハード・ソフトともに入手に少々手間取るかもしれません。しかし、3DSのVC（バーチャルコンソール）でダウンロード配信されていますので、気になった方はチェックしてみるのも良いかと思います。

どれも名作ですので、未プレイのシリーズファンのみならず、骨太なアクションアドベンチャーを楽しみたい全ての人におすすめです。