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23

Jan

2018年アニメTOP10! 売上、アンケートなどのランキングTOP10をまとめてみた

アンケート総合TOP10

出展 : Amazon.co.jp

1位:47pt 宇宙よりも遠い場所
2位:37pt ゆるキャン△
3位:32pt ゾンビランドサガ
4位:28pt はたらく細胞
5位:20pt SSSS.GRIDMAN
6位:16pt BANANA FISH
7位:*9pt あそびあそばせ
7位:*9pt 銀魂
9位:*8pt やがて君になる
9位:*8pt ヒナまつり
9位:*8pt オーバーロード

このランキングは、以下の各アンケートの結果について1位=10pt、2位=9pt …… 10位=1ptと換算し、算出された合計ポイントからTOP10を決定したものです。

参考アンケート
・アニメ!アニメ!「2018年で一番好きなTVアニメは?」
・AT-X「AT-Xアニメランキング 2018!」
・東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2019 アニメ オブ ザ イヤー部門「みんなが選ぶベスト100」
・ニコニコアンケート「ネットユーザーが本気で選ぶ!アニメ総選挙2018年間大賞」
・5ch「5ch民が選んだベストアニメランキング2018」

見事1位に輝いたのは『宇宙よりも遠い場所』
アニメ!アニメ!、AT-X、5chでのアンケートで1位、TAAF2019で2位、ニコニコで3位と、5つのアンケート全てでTOP3入りを果たす驚異的な強さを見せ、ダントツの1位となりました。

制作をマッドハウス、監督をいしづかあつこさん、シリーズ構成を花田十輝さんが務めるなど「ノーゲーム・ノーライフ」の主要スタッフが集った本作は、「女子高生が南極を目指す」という風変わりな物語。
一見するとイロモノ的な作品と誤解されがちなテーマですが、南極観測船をはじめ南極に関するあらゆる施設や乗り物が克明に描写されており、本気で南極挑戦を目指した4人の女子高生たちをリアルに、そして活き活きと描いた王道青春ストーリーです。
テンポの良い会話劇と丁寧に描写された伏線、何気ないようで1つ1つが練りに練られたセリフ、各キャラクターの感情が心の芯にまで伝わってくる迫真の演技、悲劇的にも享楽的にもなり過ぎないバランスのとれたシナリオ、そして何より同じ目的へ向かって突き進む友達同士の絆と親子の愛情が、幾つもの感動的な場面を生み出しました。
特にクライマックスでもある第12話「宇宙よりも遠い場所」は凄まじい反響で、アニメの歴史に残る感動回として今後語り継がれていくことになりそうです。

2位にランクインしたのは『ゆるキャン△』
1位こそないものの、AT-Xでの2位を筆頭に全てのアンケートでTOP5に入り、あらゆる方面で高く支持されたアニメとなりました。

「スタミュ」で有名なC-Station、本作が初監督作品となった京極義昭さんによって制作されたこのアニメは、キャンプを題材とした日常もの
日常アニメでありながら、普段見慣れない景色を見に行くという非日常要素もあり、富士山をはじめとした各キャンプ地の風景、そして各キャラクター及び人間関係の機微が丁寧に描写され、ワクワクしつつ安心して観られる作品として非常に高い評価を獲得しました。
本作を観てキャンプ、特に冬場のキャンプやソロキャンプに関心を持った人は多く、聖地巡礼も兼ねて山梨県やその周辺にキャンプをしようと大勢のファンが訪れたようです。

第5話「二つのキャンプ、二人の景色」で、主人公格の2人がそれぞれ異なるキャンプ地の夜景を撮影し送り合うクライマックスのシーンは特に人気が高く、2018年のアニメを代表する名場面となりました。
既に2期および劇場版の制作も決まっており、2019年以降もたくさんのアニメファンを楽しませる作品となりそうです。

3位はセールスランキング1位の『ゾンビランドサガ』
アニメ!アニメ!では10位圏外だったものの、他のアンケートでは軒並み上位にランクインし、ニコニコのアニメ総選挙では見事年間大賞に選ばれました。

『ONE PIECE』『スイートプリキュア♪』の境宗久監督が指揮を執り、『ユーリ!!! on ICE』のMAPPAが制作した本作は「ゾンビがアイドルになって佐賀を救う」というカオスな内容を、前半はコメディ中心、後半は感動的なシナリオも交えつつ描く……という実に破天荒なアニメ。
扱う楽曲も王道のアイドルソングは少なく、中にはデスメタルやラップバトルまであり、従来のアイドルアニメとはかけ離れたものになっています。

一方、設定やディテールに関してはとても丁寧に作り込まれており、各アイドルの見せ場もしっかりと用意され、その完成度の高さから放送後も多くのファンを生み出しています。
2019年3月17日開催のイベント「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~」はあまりにも申し込みが多いことから、急遽ライブビューイングの実施が決定しました。

4位の『はたらく細胞』は、人間の体内に犇めく細胞を擬人化した人気マンガを原作としたアニメ。
5ch以外の全てのアンケートでTOP10入りを果たし、満遍なく支持されました。
ニコニコのアンケートでは女性部門の1位に輝いており、特に女性からの支持が厚かったようです。
年末には新作エピソードとなる特別編「風邪症候群」が放送されました。

5位には『SSSS.GRIDMAN』が入りました。
AT-Xで放送されていないため、AT-Xのアンケートでは対象外という不利な条件にもかかわらず、他のアンケートで全てTOP10入りを果たし上位にランクイン。
メインの女性キャラ2名の人気が特に高く、原作を知らない人や特撮にあまり関心がなかった人でもキャラクターから入る形で本作に触れ、そのままのめり込んで行く……というパターンが多かったみたいですね。

6位の『BANANA FISH』はTAAF2019のアンケートで見事1位を獲得。
全体的に女性向けアニメの票が伸び悩む中、健闘を見せました。
昔の人気作は原作ファンの思い入れが深いため、ハードルの高いアニメ化だったはずですが、見事にその期待に応えました。

7位以下は大混戦。
『あそびあそばせ』『ヒナまつり』は共にマンガ原作のギャグアニメで、円盤のセールスこそ伸び悩みましたが視聴者の満足度は高かったようで、複数のアンケートで上位入りを果たしました。
『銀魂』『オーバーロード』は人気シリーズの続編で、共に強固な固定ファンが支えている印象です。

『やがて君になる』百合アニメで唯一のランクイン。
繊細な心理描写や独特な思考、人間関係の機微が人気を集め、普段あまり百合アニメを観ない人からも好評だったようです。

また、TOP10入りは逃したものの『ゴブリンスレイヤー』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『ポプテピピック』は4つのアンケートでTOP20入りしており、一定の支持を得ていました。

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