21
Jan
ジブリランキング! 本当に人気の高いジブリアニメはどれ!?
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数多くの国民的アニメを抱えるジブリですが、その中でも特にどの作品が長年愛され続けているのかをランキング形式でまとめました!
最新視聴率、興行収入、ソフト売上などの観点から、本当に人気の高いジブリ作品がどれなのかを明らかにします!
ランキング発表!
1位:千と千尋の神隠し
2位:となりのトトロ
3位:天空の城ラピュタ
4位:もののけ姫
5位:風の谷のナウシカ
6位:魔女の宅急便
7位:ハウルの動く城
8位:耳をすませば
9位:紅の豚
10位:猫の恩返し
このランキングは、最新の人気を示す「最新視聴率」、長年愛され続けている証左でもある「平均視聴率」「放送回数」を軸に、発表当時の人気と話題性を表した「興行収入」、ファンの多さを示した「ソフト(VHS、DVD、Blu-ray)売上」も考慮しつつ、独断と偏見で制作したものです。
なお、『風の谷のナウシカ』はスタジオジブリが設立される前の作品で、厳密にはジブリ作品ではないという見方もできますが、ジブリの公式HP内にある「スタジオジブリの作品」のページで紹介されているので、今回はジブリ作品として扱っています。
宮崎駿監督が手がけた『ルパン三世 カリオストロの城』は対象外です。
では、各作品についてより詳しく見ていきます!
10位:猫の恩返し
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2002年7月20日に公開された、森田宏幸監督による長編アニメーション映画です。
柊あおい先生原作『耳をすませば』の主人公・月島雫(つきしま しずく)が書いた物語として制作されたスピンオフ的な作品ですね。
元々そういった原作があった訳ではなく、宮崎監督のリクエストで柊先生が描き下ろし、それをアニメ化したという経緯です。
公開当時から「ジブリっぽくない」と言われていた作品ですが、それもそのはず、森田監督をはじめ本作のスタッフはほとんどが外注。
原作・脚本も宮崎監督ではないし、絵柄もジブリには寄せていないため、ジブリっぽさがないのは当然です。
そういった事情があっても、観客はジブリ作品にジブリっぽさを求めてしまうもの。
そのミスマッチから、公開当時は否定的な意見も少なからず見受けられました。
興行収入64.6億円、観客動員数550万人という記録はアニメ映画としては非常に立派な数字ですが、『千と千尋の神隠し』の翌年に公開されたジブリ作品としては物足りなさを感じる人もいたでしょう。
ジブリ感の薄さもあってか視聴率面でも苦戦し、1回目こそ17.5%を記録したものの、2回目では12.2%となり、3回目には11.6%にダウンしてしまいます。
しかし2013年に行われた4回目の放送では15.3%に大幅アップ。
2018年の放送でも12.2%を記録し、他のジブリ作品と同等の結果を残しています。
数々の深夜アニメでヒット作を手がけている吉田玲子さんが脚本を手がけている本作は、ジブリファンよりむしろ若いアニメファンの方が先入観なく楽しめているのかもしれませんね。
9位:紅の豚
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1992年7月18日に公開された、宮崎駿監督による長編アニメ映画です。
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」のフレーズがあまりに有名な名作中の名作ですが、公開前は「豚が主人公」という時点でかなりの賛否両論がありました。
また、少年少女を主人公としたジュブナイル映画を作っていた当時のジブリにとって、大人の魅力や滑稽さを描いた本作はかなり挑戦的な作品だったと思われます。
しかしフタを開けてみると興行収入47.6億円、観客動員数304万人を記録し、当時のジブリとしては過去最高の成績を記録。
1992年最大のヒット映画になりました。
今でこそ普通のことですが、ジブリ作品が年間1位を記録したのは本作が初です。
一方で他のジブリ作品と比べると視聴率は安定感を欠き、20%近い数字を出したかと思えば次回は15%を割るなど、遊覧飛行さながらにフラフラした推移を辿ります。
そのため、ジブリの中ではやや地味なポジションでしたが、他が軒並み数字を落とした2005年以降も同水準で推移し続けており、相対的な人気はむしろ上昇傾向にあります。
公開当時から視聴している人でも、年を重ねてから観ると全く違った味わいが感じられる、高品質のワインのような作品です。