10．【孤独のグルメ】

出展 : Amazon.co.jp

10作目は、『孤独のグルメ』です。
久住昌之先生原作、谷口ジロー先生劇画による作品で、1994年～1996年まで月刊PANJAで、その後2008年～2015年までSPA!で連載。既巻数は2巻で完結しました。2012年～スペシャルドラマも放送されています。
自営業をしている主人公、井之頭五郎が一人で外食をする様を淡々と描いた漫画です。
特別誰かと関わるわけでもなく、特別な料理を食べるわけでもないのですが、その食事光景が人を惹きつけます。自分では経験のないはずなのにリアル感が強いのです。
中年の男が一人食事を愉しみ、余韻に浸る、それだけでドラマ性が強く出ています。

訪れている店にはモデルがあり、彼が食べた料理の数々を追体験することができます。
まさに「飯テロ」という単語がふさわしい作品です。

まとめ

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グルメ漫画というのは、お腹を減らすためだけではなく、新たな料理を知るための手段でもあります。
今回まとめた作品はお腹は空きますが、心が満たされる作品です。
「本は心のご飯」と言うのは、漫画にもあてはまるのではないかと改めて実感するかもしれません。