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Nov
【エロマンガ先生】和泉紗霧は史上最強の妹キャラ #エロマンガ先生
兄以外との人間関係
出展 : 2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP : エロマンガ先生 | アニメ公式サイト
紗霧は引きこもりなので正宗以外の人間とは滅多に対峙しませんが、部屋の中では他人と繋がっています。
動画配信サイトで生放送を行っているのです。
内容はイラストの制作実況なので、交流を図るという意図ではありませんが、他者との関係を断絶したい訳ではない証と言えます。
また、重度のコミュ障でもありません。
人見知りはしますが、会話が全くできないほどではなく、ある程度関係性を築ければ和気藹々と話をすることもできるようです。
そのため、作中では正宗以外の人たちと接する機会もあります。
めぐみに対しては当初「すっごく嫌いなタイプ。親切押し売り偽善者」という扱いでしたが、めぐみがエッチなイラストのモデルになってくれたことで態度を軟化。
「友達は無理」とのことですが、面と向かって話せる仲にはなりました。
正宗の作家仲間で和泉家の隣に引っ越してきた山田エルフ(やまだ えるふ)に対しては、正宗が彼女の家にしばらく入り浸っていたため、その嫉妬から警戒心を露わにしていました。
ムラマサに対しても、正宗から出版枠を奪い、彼とラノベ天下一武闘会という企画で競っている相手で、しかも「自分のために小説を書いて欲しい」と懇願するほど正宗に熱を上げていたため、更に強い敵意を持っていました。
ただ、めぐみとは違って性格面に対する嫌悪感ではなかったので、2人とはすぐに打ち解けます。
アニメ1期の最終回に当たる12話「エロマンガフェスティバル」では、エルフやムラマサに水着姿でのお絵描きトルネードゲーム(要はツイスターゲーム)を強要し、一緒になって正宗をイジり、最後には窓を開けて帰る2人に「またね!」と手を振るなど、とても楽しい一日を過ごしていました。
『エロマンガ先生』は紗霧と正宗の日常を描いたラブコメディですが、紗霧が正宗以外の人たちと交流を持つシーンについても、同じくらい力を入れている印象です。
その人間関係に着目することで、より紗霧の可愛い一面を知ることができます。
引きこもりになった理由
出展 : 2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP : エロマンガ先生 | アニメ公式サイト
アニメ1期では明言されませんでしたが、紗霧には引きこもりになる明確な理由があります。
その事情については、原作の9巻で明らかになりました。
アニメ化されているエピソード内で判明しているのは、「紗霧と正宗が物語が始まる1年前に親同士の再婚で義理の兄妹になったこと」「その直後から紗霧は引きこもりになり、1年間ずっと部屋から出てこなかったこと」「1年前は紗霧の母、正宗の父と暮らしていたが、現在は2人暮らし」といった状況のみ。
何故紗霧が引きこもったのか、どうして2人の親は現在家にいないのか……など、気になる点を幾つも残したままアニメ1期は終わりました。
まず紗霧の本当の両親は離婚済みです。
アニメでも回想シーンで登場していた紗霧の実母は「初代エロマンガ先生」で、紗霧に絵の描き方を教えています。
紗霧がエッチな絵を好きなのは、母親の影響ですね。
しかしその嗜好を紗霧の実父は理解できず嫌悪感を抱き、離婚することになったのです。
一方、正宗の実母は交通事故で他界。
妻に先立たれた正宗の実父と、離婚によって独り身となった紗霧の実母が再婚し、2人は兄妹となったのです。
この時点で、紗霧は両親が離婚したショックから不登校気味になっていました。
ただ、彼女が本格的に引きこもりとなってしまったのは、その後に訪れた最悪の事態が主因です。
それは、再婚した両親の死。
正宗父と紗霧母は新婚旅行中に亡くなってしまったのです。
2人の精神的ショックは計り知れず、特に正宗よりも幼い紗霧は立ち直ることが中々できず、部屋から出ることさえままならなくなったのです。
そんな紗霧が、正宗への愛情や他の女子(恋敵ではあるものの)との交流を経て、少しずつですが前向きになる様子がアニメでも描かれていました。
その成長過程も、紗霧の魅力を語る上では欠かせないでしょう。
まとめ
もはや妹キャラのスペシャリストと言っても過言ではない伏見つかさ先生の生み出したヒロインだけあって、紗霧は究極の妹キャラですね。
アニメ1期以降のエピソードで彼女の魅力は更に増していくので、ぜひアニメ2期もやって欲しいです。
2019年1月発売予定のOVAにはオリジナルエピソードの「和泉紗霧のファーストキス」が収録されるので、こちらも楽しみです!