21
Nov
ヤンデレキャラ10選! 最狂のヒロインは一体誰?
間桐桜(まとう さくら)【Fate/stay night】
出展 : Amazon.co.jp
『Fate/stay night』のヒロインの1人として登場。
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」においてはメインヒロインを担います。
担当声優は下屋則子(したや のりこ)。
聖杯戦争における御三家の1つで、魔術師の家系である遠坂家の次女として生まれた桜は遠坂凛(とおさか りん)の実妹。
後継者争いを避けるために、遠坂家ではなく魔術師の家系として凋落しつつある間桐家へと養子に出され、肩身の狭い思いをしながら生きていくことになります。
間桐家に彼女の居場所はなく、遠坂家との接触も禁じられ、強引に間桐の魔術に体を馴染ませるため身の毛がよだつおぞましい「調練」を強要され、虐待まで受けるという悲惨極まりない生活の果てに、感情を失いつつありました。
その後、主人公の衛宮士郎(えみや しろう)、そして彼の保護者的存在の“藤ねえ”こと藤村大河(ふじむら たいが)によって感情を取り戻し、献身的で優しく穏やかな本来の性格を取り戻します。
他の人物にはあまり感情を見せませんが、士郎と藤ねえに対しては自然体で接しており、からかう場面も見られました。
こういった経緯からもわかるように、桜の士郎への愛情は紛れもなく本心からのもの。
しかし彼女のエピソードである「Heaven’s Feel」では、この世全ての悪(アンリマユ)との契約によって内面の負の人格が表面化した“黒桜”という人格が生まれてしまい、ヤンデレ化してしまいます。
黒桜となった彼女は士郎にさえ殺意を向け、通常の彼女とは正反対の挑発的な言動で物語を漆黒に染めていきます。
アンリマユの影響が大きいとはいえ、その黒の部分は紛れもなく桜の一部であり、悲惨な環境によって生み出された闇。
よってヤンデレではありますが、通常時における病み度は本人の我慢強さや忍耐力もあってそれほど高くはありません。
病み度:★★
デレ度:★★★★
新垣あやせ(あらがき あやせ)
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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のメインヒロインで隠れオタク・高坂桐乃(こうさか きりの)の友人として登場する女子中学生です。
身長166cm、体重44Kgとかなりの痩せ型で、BMIは標準を大きく下回る15.97。
ティーンズ雑誌のモデルをしているため、かなり細身です。
担当声優は早見沙織(はやみ さおり)。
性格は大人びておりストイック。
曲がったことは嫌いで、融通の利かないところがあります。
そして、この一面が彼女をヤンデレたらしめる要因になっています。
あやせは同級生ながら仕事上では先輩に当たる桐乃に対して、崇拝に近い感情を抱いています。
しかし生まれ育った環境でオタクに対する偏見を植え付けられ、オタクに対しては尋常でない嫌悪感を抱いており、桐乃がオタクだとわかった途端「絶交」を言い渡すほど。
その後は主人公で桐乃の兄・高坂京介(こうさか きょうすけ)の説得もあって2人は仲直りしますが、この説得の仕方に問題があったため、今度は京介を嫌悪するようになります。
ただし彼女の場合、この事件がきっかけでヤンデレ化した訳ではなく、前述の「融通の利かないところ」が非常に極端なところが「病んでいる」と評される部分。
アニメ1期5話「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」では、オタバレしそうになった桐乃の嘘を見抜き、それはもう執拗に追及し、その上で心配していることを過剰に伝え、そして桐乃が同人誌を持っていたことがわかると「もう学校でも話しかけないでください」とバッサリ拒絶します。
その後は友人関係を修復しようと試みますが、そのために「もうああいうの(オタク趣味)止めよう」「全部捨てて忘れよう」と桐乃に促します。
この「止めよう」「忘れよう」という表現は結構重要なポイント。
これは、相手に懇願したり希望を訴えたりするのではなく、「自分が100%正しく相手が100%間違えている」という前提に基づいた呼びかけであり、思い込みの激しさと頑なな思考傾向を表してます。
激しい行動には出ないものの、かなり強烈なヤンデレ気質を持ったキャラと言えるでしょう。
京介に対してはしばらく辛辣な態度をとりますが、これは「悪いのは桐乃ではなく京介」と思い込むためであり、一種の責任転嫁。
実際にはそこまで京介を嫌悪しておらず、その後は紆余曲折を経て好意を持つようになります。
病み度:★★★
デレ度:★★
芙蓉楓(ふよう かえで)
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『SHUFFLE!』に登場するヒロインの1人。
主人公・土見稟(つちみ りん)の幼なじみで、父子家庭の上に父親が海外に出張しているため、幼い頃に両親を失っている稟と同居しています。
担当声優は後藤邑子(ごとう ゆうこ)。
容姿端麗で文武両道、家事もこなせて性格は大和撫子、親衛隊ができるなど校内のアイドル的存在でありながら稟を一途に想う……という男子の理想を具現化したような女の子。
しかし実は彼女、過去に大きな過ちを犯していました。
子供の頃、母親の死で抜け殻になっていた楓に生きる気力を取り戻させるため、稟は「母親の死は自分のせい」と嘘をつきます。
その嘘を信じた楓は稟に強い憎しみを抱き、執拗に彼を攻撃するようになります。
時には命に関わるような行為にさえ及びました。
しかしその後、楓は稟の嘘に気付き、自責の念と思慕から稟に尽くすようになります。
これらの経緯は多少その傾向はあるものの、ヤンデレと呼ぶことはできません。
楓がそう呼ばれるようになったのは、アニメ版のオリジナルエピソードです。
アニメ版では稟への依存が強く、2人の先輩である時雨亜沙(しぐれ あさ)との三角関係が新たな設定として描写され、これによって楓は精神的に追い詰められていきます。
そして19話「忘れ得ぬ想い」では、病んでしまった楓が空の鍋をかき回すという異常行動が描かれ、彼女のヤンデレ化が確定しました。
上記のオリジナル展開は原作ファンの不評を買う結果になりましたが、結果的に芙蓉楓というキャラクターはヤンデレの代表キャラの1人として歴史にその名を残しました。
病み度:★★★
デレ度:★★★
暁美ほむら(あけみ ほむら)
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『魔法少女まどか☆マギカ』の主要キャラクターであり、謎の転校生。
実は魔法少女で、主人公・鹿目まどか(かなめ まどか)に対し意味深な警告と助言を繰り返し行います。
担当声優は斎藤千和(さいとう ちわ)。
ほむらは物語におけるキーパーソンであり、彼女の正体が明らかになるにつれ、まどマギという作品の本質が露わになっていきます。
当初はまどかの夢に出現し、その翌日に転校生として実際にまどかの前に現れ、まどかの甘さに対し批判的な立場をとるなど、謎の多い微妙な距離感で接していました。
そんな彼女の正体は「まどか絶対主義者」だったのです。
元々ほむらは引っ込み思案の女の子で、別の時間軸において魔法少女として勇敢に戦うまどかに憧れる友人でした。
そのまどかが戦死した事実を受け入れず、まどかを救うためにキュゥべえと契約を結び、時間を遡って彼女の死を阻止しようと何度も「まどかとの出会いと別れ」をやり直します。
彼女が明確にヤンデレ化したのは『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』です。
魔法少女たちの活躍でキュゥべえの企みを阻止し、神格化したまどかが迎えに来て、ついに大団円……という瞬間に、ほむらはその全てをひっくり返し、自分の目的である「まどかが幸せになれる世界」を構築します。
物語の最後の最後にハッピーエンドを葬り去り、まどかへの「愛」を貫き通し、例えまどかと敵対してでも彼女の幸せを望むその姿はまさにヤンデレそのもの。
ただ、ヤンデレのパブリックイメージとは一部乖離している(というか難解すぎる)きらいはあります。
病み度:★★★★
デレ度:★★★★★