メインキャストには小西克幸＆中村悠一を起用

落語を愛する変人探偵”シャーロック・ホームズ”の声を担当するのは、小西克幸さんです。 https://t.co/M2F3tbaarU pic.twitter.com/fr1FVjQU1S

— TVアニメ「歌舞伎町シャーロック」公式アカウント (@pipecat_kabuki) November 7, 2018

2018年11月現在、キャストが決定しているのはシャーロックとジョンの2人のみです。

シャーロック役は小西克幸（こにし かつゆき）さん。
『バンブーブレード』石田虎侍、『天元突破グレンラガン』カミナ、『マクロスF』オズマ・リー、『ヘタリア』アメリカなどの役で知られる、引く手数多の人気声優。
アニメ『ポケットモンスター』で数々のポケモンを演じていることでも有名な方ですね。

ジョンを演じるのは中村悠一（なかむら ゆういち）さん。
『マクロスF』早乙女アルト、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』高坂京介、『月刊少女野崎くん』野崎梅太郎、『ドリフターズ』島津豊久など毎年数多くの作品で主演を務めています。
2018年には『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ブチャラティなど20人以上のキャラクターを演じました。

渋い役や濃いキャラの印象が強い小西さん、正統派のキャラが多いイメージの中村さんですが、彼らが今回演じる2人がどのようなキャラになるのか要注目です！

Production I.Gのオリジナルアニメは久し振り

出展 : Amazon.co.jp

歌舞伎町シャーロックを制作するProduction I.Gは、2007年に設立された会社です。
ただしこれは既存の会社から分割新設して創立した年が2007年というだけで、実際にはその遥か昔の1987年からアニメを作り続けている老舗。
竜の子プロダクション（現在のタツノコプロ）より独立したため当時は「有限会社アイジータツノコ」という名称で設立され、その後1993年に「プロダクション・アイジー」という名前になりました。

1988年発売のOVA『赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』から元請制作を開始し、その後はしばらくOVAと映画に注力。
1993年に『機動警察パトレイバー 2 the Movie』、1995年に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を公開し、高い評価を得ます。
特に『攻殻機動隊』は日本国内だけでなく海外からも絶大な支持を集め、Production I.Gの看板タイトルとなりました。

21世紀に入るとテレビアニメの制作も増え、2000年代には『xxxHOLiC』『図書館戦争』『東のエデン』『君に届け』などのヒット作を輩出。
2010年代になると『ジョーカー・ゲーム』『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』などの女性人気の高い作品が増えていきます。
また、『BLOOD-C』『ギルティクラウン』『PSYCHO-PASS サイコパス』など数多くのオリジナルアニメでヒットを記録し、オリジナルアニメのイメージも強くなりました。

オリジナルアニメである歌舞伎町シャーロックは、そんなProduction I.Gにとってお家芸とも言える作品です。

ただ、実は2010年代の半ばに入ってからProduction I.Gはオリジナルアニメはあまり作っておらず、『フリクリ』や『サイコパス』などの続編を除けば2014年放送『ピカイア!』パイロット版以来。
深夜アニメでは2013年に放送された『翠星のガルガンティア』以来となります。

原作のないオリジナルアニメは放送前に内容がわからないので、制作会社やスタッフが判断材料になるのは必定です。
Production I.Gのオリジナルアニメはヒット率が高いこと、吉村愛監督が過去にヒット作を手がけた監督であることから、本作に対する期待はかなり高くなっています。
アニメ業界においてオリジナルアニメの制作が減少傾向にある近年、本作が新たな起爆剤になる可能性は十分にあると思われます。

まとめ

探偵がこれだけたくさん出るのに、純粋なミステリーものじゃないっていうのは衝撃的ですね。
コメディ色が強いのであれば、頭を使うミステリーものが苦手な人でも楽しめる作品になりそうです。
男性キャラが圧倒的に多いので女性向け作品のような雰囲気もありますけど、Production I.Gのアニメだからか『サイコパス』や『ジョーカーゲーム』のような感じもあって、まだ判別がつきません。

オリジナルアニメは先がわからない分、ヒットした時の反響が大きく、放送日にはちょっとした祭りになるので楽しいんですよね。
どういった方向性のアニメになるにしても、アニメ業界全体を盛り上げるくらいの大きな花火を期待したいです！

公式PV