【カネキとの関係性】

たびたび佐々木の中の幻影として現れるカネキ。
彼が力を欲したときにあらわれることが多いようです。
趣味や嗜好も似通っているため、「同一人物なのでは？」という声もありますが、真相は謎に包まれています。

また幻影のカネキは第１章より冷徹な口調で、読者を困惑させたのではないでしょうか。

【有馬貴将との関係性】

CCGの優秀な喰種捜査官の有馬貴将に対しては、記憶をなくしたときに保護されて訓練を受けたことから「お父さん」と呼び慕うほど仲がいいようです。

有馬自身も佐々木に対して親心を示しているような描写があり、現時点で両名はとても安定した仲だということがわかります。

【クインクスメンバーとの関係】

問題児だらけのクインクスですが、苦労をしながらも佐々木なりに彼らに対して愛情を抱いている場面があります。
保護者の立ち位置でメンバーを見ることが多く、「僕は何もないけど、これでも幸せなんです」というほど大切に思っているようです。

【※ネタバレ注意　正体】

謎に包まれていた佐々木…その正体は記憶を失った前作の主人公・金木研（カネキ）です。
前作のラストで有馬によって駆逐されたかと思われていましたが、実は記憶を失った状態で生存していたのです。

有馬から「佐々木琲世」という名前を与えられ、喰種捜査官として育て上げられました。

つまり佐々木とは、記憶を失ったカネキの第2人格…といったところでしょうか。

これまでたびたび佐々木の中の幻影として現れていたカネキ。
佐々木に対して冷徹な態度をとっているものの消されることを恐れ、オウル編では白髪の子供姿で彼に懇願をします。

以降は彼の中で共存関係にありましたが、ロゼ編で大好きな母親に虐待をされていたこと、そして誰かのために死にたがっていたことを告げ、金木研として目覚めます。

第１部では母親のことを尊敬し、慕っていた様子ですが実は虐待されていたという事実に読者はかなり困惑したのではないでしょうか。

そして髪色は完全に黒く染まり、半年後には喰種たちから「黒い死神」として畏れられるようになります。