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Sep
【魔法少女になれません。】新しすぎる!変身したくてもできない魔法少女コメディ【おすすめ漫画】 #魔法少女になれません
プロVSプロ
漫画の宣伝のために漫画を描くという謎の矛盾。
「魔法少女になれません。」
タイトルか絵が気になったらコミックDAYSを覗いてみてください。#コミックDAYS pic.twitter.com/bj3QhQv1vZ— 新井春巻@8/8単行本出ました (@arai_harumaki) March 8, 2018
シャドウ討伐のため、さおりはまず生活費を稼ぐためにアルバイトを始めます。
この時点で不安しかないですが、その不安は望み通りの展開を迎えます。
アルバイトはファミレスですが、プロ意識の高いさおりはまるで兵士のような働きぶりを見せます。
そんなバイト中にシャドウが現れたとユーマか連絡が入り、さおりは抜け出してシャドウを倒しに行こうとします。
しかし、ここで邪魔が入ります。それはアルバイト先の店長です(?)
「仕事を途中で放棄することは許されない」と、仕事のプロである店長がさおりのシャドウ退治を阻みます。
ここに「魔法少女のプロと仕事のプロの戦い」が幕を開けました。
さおりはあの手この手を使いますが、店長は人間とは思えない行動で邪魔をしてなかなか抜け出すことができません。
最終的には魔法を使い、店内の人全員を眠らせて何とか店長からも逃れて変身を試みますが、そこに新たな敵(?)が登場します。
新しいお客さんです。
とりあえず注文を取ってしまえばどうにかなると思ったさおりですが、厨房含め眠らせてしまったため八方塞となります。
仕方なくお客さんを放っておくことを考えたさおりでしたが、そのお客さん(父と娘)の「死んだ妻(お母さん)の誕生日の記念に来た」という言葉に、自ら魔法を使って料理を提供し、なんとか困難を乗り切り人々の笑顔を守りました。
めでたしめでたし。
ではないです。見事にシャドウを逃してますw
その後も、様々な場面でシャドウが現れては周囲の邪魔が入ったり、さおりのプロ意識が間違った方向に向く描写が描かれています。
そんな変身するために奮闘するさおりの姿や、プロの魔法少女がどんどん残念なことになっていく様がとても面白いです。
登場キャラクターの表情が面白い
はるまきさんは、
週刊連載に向けて、
可愛い表情を沢山描きためてます。 pic.twitter.com/tRPPdZLZSm— 新井春巻@8/8単行本出ました (@arai_harumaki) January 15, 2018
新井春巻先生の描く女の子は、変顔と言ってもいいほどのとても面白い表情をします。
漫画やアニメの主人公級の女の子と言えば、みんな可愛い表情をしています。
魔法少女作品となれば特にで、『プリキュア』などのように小さい子供たちも憧れるようなキャラクターが多いですよね。
魔法少女作品である本作ですが、主要キャラの女の子たちはみな可愛い表情というよりは変な表情を浮かべていくことのほうが非常に多いです。
それは作者である新井先生の意図しているところがあるようです。
「本当に怒った時、本当に悲しい時、本当に笑った時のキャラの本性が滲み出る顔、普段見せない歪んだ顔になるもの」と言っていて、コメディ色の強い本作では特に意識しているようです。
キャラクターのリアクション芸のバリエーションを大事にしているからこそ、こういった変顔がたくさん生まれているのでしょうね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
魔法少女になって敵と戦うのではなく、魔法少女になるまでを中心にコメディという形で描いた本作は、これまでにない新しい魔法少女作品と言ってもいいでしょう。
魔法少女になるために必死になっている姿や、最初のプロの魔法少女という姿が徐々に失われていく様がとても面白い作品となっていますので、ぜひ読んでみてくださいね!