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Sep

【艦隊これくしょん-艦これ-】TVアニメは本当にひどいの!?不遇のキャラ・如月についても解説!【2期はまだ?】 #艦これ

艦娘のオンパレード

出典:amazon

ゲームには多くの艦娘が登場し、それはアニメにも反映されていました。
第1話では戦場で戦う多く艦娘が登場していましたが、サービス回と言わんばかりの艦娘のオンパレード
愛宕の「ぱんぱかぱ~ん」など、キメ台詞のある艦娘はしっかりと台詞も入れられていました。
ファンにとっては「どの艦娘が登場するのか」というのが気になっているポイントでもあったので、これは嬉しい部分だったでしょう。
ですが、アニメで初めて知った人にとっては、あまりの情報量の多さに困惑したという声もあったようですw
このオンパレードは最終輪での決戦シーンでも見られ、敵をフルボッコにする爽快な戦闘シーンは単純に見応え十分なものでした。

そんな多くの登場キャラクターがいる本作ですが、特に話題となった艦娘の一人として挙げられるのは夕立ではないでしょうか。
ゲーム初期から登場し、駆逐艦の中でも優秀で人気のあった夕立。口癖の「~ぽい」はとても印象的で、「ぽいぽい」というあだ名で呼ばれるほどでした。
アニメではより強調されて「ぽいぽいぽ~い」と過剰に使用されたことで、アニメで知ったという人にも強烈な印象を残し、さらに人気を上げるものとなりました。

シリアスとギャグのバランス

出典:amazon

ここまで書いていると「そこまで悪いのか?」と思うかもしれません。実際、3話のラストまでは良かったと思います…そう、3話までは。

アニメでは”鎮守府”というところは学校としての側面を持つ、いわゆる学園ものの要素があり、吹雪たち艦娘はそこで日々鍛錬を重ねていきます。
そんな一面を見せつつ、吹雪が成長しながら敵と戦う物語として描かれています。
シリアスとギャグ要素が両立している作品はこれまでにいくつもあります。本作もそんな一つだと思います。
では、何がいけなかったのか?それは先ほども描いた3話がきっかけとなっています。

3話のラスト、ここで事件は起きます。如月が轟沈するのです。
轟沈は言わば艦娘の”死”。それだけでも大きな出来事なのですが、ファンにとっては特に大きな意味を持っています。
ゲームでは「絶対に沈ませない」をポリシーにプレイしているユーザーが多く、艦娘を轟沈すると大きな悲しみに陥るファンは少なくありません。実際、悲しさのあまりゲームを辞めてしまう人もいます。

そんな轟沈シーンを入れられたことで、シリアスな面がとても強くなります。
しかし、それだけでは酷評される原因にはなりません。そのままシリアス展開にもっていけばいいのですから。
その後、何事もなかったかのように日常回が挟まれてしまうのです。
正直、この展開にはファンはおろか、アニメが初見という人も困惑したことでしょう。

このように、シリアス回とギャグ要素のある日常回の落差が激しすぎたため、視聴者は「どういうスタンスで見ればいいのかわからない」という声が非常に多くありました。
「戦いの日々の中でも送られる日常があったこと、何の前触れもなく散ることもある戦争の理不尽。」を伝える意図があったと思われますが、視聴者やファンが求めている部分ではなかったのが、この評価に繋がったのでないでしょうか。
その証拠に、6話では「艦娘がただカレーを作る回」があり、艦娘たちのほのぼのとした可愛い部分が前面に描かれた話は「神回」と呼ばれていました。

『提督』という存在

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『艦これ』において艦娘と同じく重要な存在、提督について触れていきましょう。

簡単に言えば、提督は鎮守府でのトップの存在になります。
そんな提督はゲームではユーザーであり、アニメではその側面を守るために姿をシルエットは出はしますが、一切登場しません
1話でも、吹雪が指令室に入ったときは提督目線になっていて、その後も吹雪が視線を向けても姿は見せませんでした。

しかし、そんな提督の中途半端な登場に若干の疑問が出始めます。特に疑問視されたのが終盤での提督の失踪です。
決戦を前に提督が一つのメモを残して消えてしまうという、ファンからすれば「何で?」となる出来事は、様々な憶測を呼びました。
きっと建造(艦娘を製造)しにいったんだ」というのがありましたが、決戦中に突然提督が帰還し、レア艦も現れたのがその意見が出たのでしょう。
実際、ゲームでもそんな感じですしねwおそらく、その辺を再現したかったのではないかと思います。

ですが、その行動がアニメになってしまえばただの「不振な行動」に思われてしまったのかもしれません。
とにかく、この提督という存在はアニメにおいて登場することが必要だったのかは、未だに謎になっています。

突然の如月轟沈

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本作最大の批判要因、如月轟沈について触れていきましょう。
正直、如月は主要キャラの一人・睦月の親友という間柄でしたが、アニメにおいて重要なポジションのキャラクターではありませんでした。
そんな如月が3話のラストで突然轟沈してしまったのです。
これにはファンたちは驚くどころか阿鼻叫喚。特に如月ファンからは、悲しみと怒りの声まで上がりました。
しかし、それは不満はあれどはっきり言ってしまえば一時的なもので終わる反応です。
問題はその後の如月の扱いにあるように思えます。

3話で轟沈した如月。その後の4話では、それをまだ知らない睦月がひたすら帰りを待ち続けるというシーンがあります。
しかしこの4話、睦月と如月を描くよりも他の艦娘の日常的なギャグ要素が強すぎたのです。
睦月が如月を失ったことへの悲しみは描かれはしたものの、本作の重要ポイントである「艦娘の轟沈」という面がとても弱かったため、「如月は何のために沈んだのか」という謎が出てきてしまうほどです。

その後、如月どころか轟沈に対して触れることがほとんどなく、まるで「無駄死に」のような印象で終わったことは、本作の大きな罪なのかもしれません。

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