21
Aug
アニメ【Fate/Zero】を徹底解説!救いがなさすぎる安定の鬱シナリオ…! #fate
【作品紹介】
7つの陣営が織り成す群像劇
出展 : (c)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC : Fate/Zero-アニメ公式サイト-
本作には特定の主人公は存在せず、聖杯戦争と呼ばれるバトルロイヤルを舞台にした群像劇となっています。
登場人物は『Fate/stay night』の主人公である衛宮 士郎(えみや しろう)の義理の父親である衛宮 切嗣(えみや きりつぐ)を始め、前作との関わりが深い人物ばかり。
別に前作を見ている必要はありませんが、『Fate/stay night[unlimited blade works]』をご視聴の方は一層楽しめるかと思います。
もちろん、この作品を視聴した後で『Fate/stay night[unlimited blade works]』のご視聴をなさるのもおすすめです。
本作のシナリオライターは鬱すぎる魔法少女アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』でその名を馳せた虚淵玄。
全体を通してヒロイックな作風であった前作と比較すると、こちらは綺麗ごとやご都合主義が一切無いハードボイルドなストーリーに仕上がっています。
少々グロテスクなシーンも多い本作ですが、ご都合主義がなく、勧善懲悪ものでない点から、どのようにシナリオが進行していくのか視聴者には予想がし辛く、グイグイと視聴者たちを作品世界に引き込んでいく力を持っています。
アニメスタジオ「ufotable」による素晴らしい作画
本作の制作を手掛けるのはアニメスタジオ「ufotable」。Fateシリーズのアニメ化作品全般を請け負っており、その他の代表作は『テイルズ オブ ゼスティリア』や『GOD EATER』など。
ufotableは特に作画に対する拘りが強いアニメスタジオで、グリグリと動き回るカメラアングルやぬるぬると動き回るアニメーションに定評があります。
人並み外れた身体能力で動き回る登場人物のアクションや殺陣シーンは見ごたえ抜群。シナリオがあまり好きではない方でも、その素晴らしい作画によるアニメーションには興奮必至。
静止画では少々伝わりにくいことですが、一度ご視聴なさって頂ければきっとその凄さもご理解いただけるはず。
【まとめ】
『stay night』とは少々毛色は違いますが、シナリオの練り込み具合も作画も非の付けようがない素晴らしいアニメです。Fateシリーズに興味のある方も興味のない方も、よろしければ一度ご視聴してみてはいかがでしょうか。