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【あだち充】ゲッサン連載『MIX』アニメ化決定! 伝説の名作「タッチ」の30年後を描いた物語 #MIX #あだち充
『タッチ』のキャラクターは登場する?
MIXは、上杉達也の活躍によって甲子園優勝を果たしてから26年が経過し、長らく低迷状態が続く明青学園が再び甲子園を目指す物語です。
その主役となるのが、ピッチャーの投馬とキャッチャーの走一郎。
優れた才能と実力を備えた彼らが、他校の強敵たちを相手に時に飄々と、時に真剣に戦う姿が主に描かれています。
その強敵の中の1人・勢南高校の西村拓味(にしむら たくみ)は、タッチで達也の前に立ちはだかった西村勇(にしむら いさみ)の息子。
勇は勢南高校野球部の監督として登場します。
また、達也の友人でポーカーフェイスの巨漢・原田正平(はらだ しょうへい)も登場。
タッチの原作最終回で世界放浪の旅に出ていた彼ですが、交通事故に遭いそうになった音美を助ける形で投馬達の前に現れました。
それ以外のタッチの主要キャラは2018年8月の時点では登場していません。
達也はテレビ画面上で「かつての姿」で登場してますが、現在の彼が何をしているのかは不明。
南と結ばれたのか、子供がいるのかなど、当時のファンが最も気になる点については判明していません。
恐らく今後も、西村や原田のようにタッチのキャラが現在の姿で登場することはあると思われます。
ただ、あだち先生は「想像の余地は残したい」と考えているようなので、達也や南が登場する可能性はあまり高くはないでしょう。
和也・達也とバッテリーを組んだ松平孝太郎(まつだいら こうたろう)、達也のライバルの新田明男(にった あきお)、明青を甲子園に導いたスパルタ監督・柏葉英二郎(かしわば えいじろう)あたりは再登場するかもしれません。
投馬は誰とくっつく?
あだち先生の描く野球マンガは、野球だけでなく恋愛も軸になっています。
当然MIXも例外ではありません。
MIXのヒロイン枠は、音美と春夏の2人。
音美は明るく人見知りしない性格で、あだちヒロインによく見られる小悪魔要素やツンデレ要素はほとんどなく、過去のあだち作品のヒロインの中では『クロスゲーム』の月島若葉(つきしま わかば)……が成長した姿、というのが一番近いように思えます。
春夏はしっかり者でズケズケ言いたいことを言うタイプで、H2のひかりと『KATSU!』の水谷香月(みずたに かつき)を足して2で割ったような女の子です。
音美は走一郎の実の妹なので、普通に考えたらこの二人の組み合わせはありません。
また、春夏は走一郎とよくじゃれ合いのような言い合いをしているので、普通に考えたら投馬と音美、走一郎と春夏がくっつくのが王道でしょう。
H2が顕著ですが、あだち先生は鉄板と言える組み合わせを敢えて外すことはしません。
春夏は投馬の幼なじみであることが作中で判明しますが、H2の主人公・国見比呂(くにみ ひろ)と幼なじみの関係でありながら結局彼とは恋人関係にならなかったひかりと被るところもあり、幼なじみ属性は決定打にはなり得ません。
投馬と最終的にくっつくのは音美の可能性が90%以上と思われます。
明青が甲子園で優勝するところは描かれる?
あだち作品の特徴の1つに、「最後の試合は夏の甲子園の決勝戦ではない」というジンクスがあります。
タッチでは最終的に明青が甲子園優勝を果たしていますが、実は甲子園での試合は一度も描かれず、最後のシーンに「優勝皿」で全国制覇したことが示唆されたのみ。
H2も比呂が所属する千川高校は春の甲子園で優勝したものの、最後の大会となる夏の甲子園はライバルの橘英雄(たちばな ひでお)率いる明和第一高校との準決勝が作中で描かれた最後の試合で、決勝戦は描かれていません。
クロスゲームは宿敵・竜旺学院高校との決勝戦が最後の試合ですが、これも北東京の代表をかけた予選の決勝です。
今回は「甲子園に連れてって」というヒロインはいませんが、「明青を再び甲子園に連れて行くこと」が明確な目標として描かれています。
そのため、タッチやクロスゲームのように甲子園に行くまでの物語として完結する可能性が高いと思われます。
ただ、このMIXはあだち充先生の集大成となる(と思われる)作品。
もしかしたら、ついに夏の甲子園決勝が初めてラストゲームとして描かれるかもしれません。
まとめ
アニメ化した作品数も物凄いですが、それ以上に60代で連載を開始した作品がアニメ化するというのはとんでもないことです!
MIXはタッチのその後が描かれた作品ですけど、タッチに触れていなくても問題なく楽しめるので、原作を知らない人も含めぜひアニメをチェックしてみてください!