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9

Aug

【わたモテ】どうしてもこっちは女子にモテるようになったのか? 検証まとめ #私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い #ワタモテ #わたモテ

好転に繋がったのは「意外な責任感」

出展 : (c) 谷川ニコ/スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会 : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

良くも悪くも独りで自由奔放に生きている感のあるもこっちですが、実はああ見えて意外と責任感が強かったりします
例えば、お盆と年末年始の際に遊びに来る従妹のきーちゃんに対し、多少の難しさは感じつつも、積極的に遊んであげようとします。
文化祭の準備の際にも、サボろうとはせず仕事を見つけて積極的に動いていました。

そんなもこっちの一面が、彼女をぼっち時代から救うことになります。
その転機は修学旅行の準備でした。

班を組む相手がクラスの中にいないもこっちは、班決めの現場にいるのが嫌で早退を試み、その翌日、担任の荻野(おぎの)から強制的に班長を押しつけられてしまいます。
彼女と同じ班になったのは、唯一の友達から裏切られ別々の班で回ることになった田村ゆり(たむら ゆり)、金髪で言動が荒くすぐ手が出る“ヤンキー”こと吉田茉咲(よしだ まさき)、人数制限の影響で仲良しグループから1人外れてしまった“うっちー”こと内笑美莉(うち えみり)の3人。
これまでほぼ接点のなかった彼女たちと話し合って行動予定表を書くなど、もこっちにとっては苦行でしかありません。

しかしもこっちはそこで心を折らず、がんばって班長としての責任を全うします。
班員全員と接触し、ほとんど実のある会話ができなかったため、無難ながら全員が観光をした気分になれるようなスポットを検討していました。

それが直接、脱ぼっちの要因になった訳ではありません。

修学旅行編の表面上だけを見れば、杜撰な計画やおバカなもこっちの言動に半ば呆れつつもゆりと吉田さんが最後まで付き合い、その空気を察した荻野が2人に「旅行後も黒木をよろしくね」と告げたことで、その後の脱ぼっちに繋がった……というように見えます。
ただ、もしもこっちが班長としての責務を投げ出し、行動も適当に自分の都合だけで決めていたら(例えば行き先をアニメショップなど趣味丸出しの所にしていたら)、2人は途中で帰ってたかもしれません。
荻野も「黒木が他の生徒と仲良くなるチャンスだ」と思わなかったかもしれません。

もこっちの真面目さとトライ&エラーを繰り返した日々が、その後の彼女自身の人生を大きく変えた――――そう言い切ってもいいのではないでしょうか。

オタクであることに誇示も恥もない自然体

出展 : Amazon.co.jp

修学旅行後、もこっちはゆり吉田さん、そしてゆりの友人である田中真子(たなか まこ)と頻繁に会話するようになります。
特にゆりと真子とは昼食を一緒に食べる関係になり、もこっちの生活は一気に様変わりしました。

ただ、そこで1つ問題が浮上します。
ゆりも真子もオタクではないため、もこっちとは趣味がほとんど合わない点です。
そのため、もこっちもどんな会話をしていいかわからず苦労していました。

ここでもこっちには2つの選択肢がありました。

オタクなのを自ら曝け出し、彼女たちにもその趣味を押しつける。
オタクなのをひた隠しにし、2人に話を合わせ続ける。

もし、もこっちが同調性や共感を重視していたなら、このどちらかを選ばざるを得なかったでしょう。
しかしもこっちは、どちらも選びませんでした。
オタクであることを誇示もせず、また隠すこともせず、自然体で2人に接し続けたことで適度な距離感が生まれ、過度に気を使わなくてもいい関係になれたのだと思います。

そして、もこっちのクラスにはもう1人、オタク趣味の女の子がいました。
ネモです。
彼女は自分の趣味、そして声優志望であることを隠し、高校デビューを果たし非オタとして過ごしていました。

ネモが声優を目指していると偶然知ってしまったもこっちは、ある日ネモ達のグループと学食で一緒になります。
そこでネモがオタバレする危機に瀕しましたが、もこっちの機転と小さな自己犠牲によって回避に成功します。
これを機に、もこっちはネモとの距離も縮めていくことになります。

実はこのネモ、もこっちとは高校入試で一度出会っていて、その出会いが彼女の高校デビューと関係しているような示唆が見受けられます。
ネモにとって、オタクでありながらそれを隠しも誇示もしないもこっちはずっと特別な存在だったのかもしれません。

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