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Jul
【月刊少女野崎くん】2期の可能性を検証&アニメ・声優情報まとめ【ネタバレ】 #月刊少女野崎くん #nozakikun
裏方に徹する演劇部部長とモテ要素満載の王子様(女)
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実は『野崎くん』のカップリングで一番人気なのは“堀ちゃん先輩”こと堀政行(ほり まさゆき)と鹿島遊(かしま ゆう)の2人だと言われています。
演劇部の部長で低身長の堀ちゃん先輩と、その堀ちゃん先輩に男と間違われスカウトされた中性的な美形かつ高身長の鹿島は、野崎&千代以上の凸凹コンビ。
圧倒的に優秀ながら、ちゃらんぽらんな性格でよく部活をサボる鹿島は、真面目かつ短気な堀ちゃん先輩にいつも注意を受け、場合によっては暴力を振るわれたりもします。
しかし「男が女に暴力を振るう」という構図にもかかわらず、その行動には全く不快感が生じません。
蹴られても仕方ない鹿島の問題行動や性格も一因ですが、最大の要因は2人の相性につきます。
それが恋愛感情かどうかは不明ですが、鹿島は堀ちゃん先輩を全力で慕っていて、暴力もコミュニケーションの一種と捉えています。
堀ちゃん先輩も鹿島(の外見)にベタ惚れなので、怒鳴ったり蹴ったりする一方でかなり甘やかしています。
この歪ながら確かな絆を感じさせる関係性が読者にもしっかり伝わっているからこそ、現代では受け入れられ難い暴力描写も全く問題なく成立しているのでしょう。
なお、10巻では鹿島の唯一とも言える欠点の「音痴」をテーマに、2人の関係性に進展が見られました。
ガサツな声楽部のローレライとバスケ部の若
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千代ちゃんの友達で、場の雰囲気を一切読まずガサツで自己中心的な性格の瀬尾結月(せお ゆづき)。
野崎くんの後輩で、バスケ部に所属する「Mr.いいひと」の“若”こと若松博隆(わかまつ ひろたか)。
このカップリングは、ある意味では一番相乗効果を発揮している組み合わせです。
悪気こそないものの、相手の気持ちを全く汲まずに傍若無人な振る舞いをする結月は、万人から受け入れられるタイプではありません。
しかしお気に入りの若に対しては、図々しくはあるものの、どこか無邪気さを感じさせる言動や先輩らしくしようという意識の表れが随所に見られ、可愛い面がかなり引き出されています。
一方、若は声楽部に所属する謎の女子「声楽部のローレライ」にご執心ですが、その正体は結月。
この捻くれた関係性も、2人の掛け合いをより面白いものにしています。
ちなみに10巻では、結月が修学旅行でしばらく学校を空けている間、謎のモテ期に突入する若が描かれています。
みんなのヒロイン・みこりん(男)
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メインキャラの中で唯一、特定のお相手がいない“みこりん”こと御子柴実琴(みこしば みこと)。
自他共に認める美形で性格も良いのに、女子受けを狙ったセリフに自分で恥ずかしがってしまうメンタルの弱さや、ギャルゲーや美少女フィギュアにまで手を出す二次元好きが災いし、彼女どころか女性との縁さえロクにない残念イケメンです。
そんな不遇への同情もあってか、実は作中で一番人気のキャラでもあります。
しかし、実は彼にもチャンスはありました。
連載5周年記念企画の際、「今更ですが、御子柴実琴にお相手の女の子って必要だと思いますか?」というアンケートが実施されたのです。
もしここで「可哀相だから作ってあげて……」という回答に票が集まれば、彼女候補が現れる可能性があったのですが……集まった票は全体の13%。
実に87%のファンがみこりんは独り身の方が輝くと思っているようです。
今後も彼は『野崎くん』のマスコットキャラとして、みんなに笑顔を振りまくことでしょう。ふふっ。