プロフィール

本名は緑谷 出久（みどりや　いづく）。雄英高校入学当時は、15歳。誕生日は7月15日で身長は166cm。
昔は痩せて美人だった母親と外見不明の父親の元に生まれた子供。
個性を持ってて当たり前の作中社会において、非常に珍しい何の個性も持たない「無個性」の人間。
ただ、人々を救う職業であるヒーローに対しては人一倍関心を抱いており、凄いと思ったヒーローの能力や活躍をその都度ノートに書き記している「ヒーローオタク」。
中学3年生の時に偶然オールマイトと出会い、彼に「ヒーローとしての資質」を見出されたことで、オールマイトの個性である「ワンフォーオール」を譲渡され、オールマイトに次ぐ「平和の象徴」となることを誓い、多数のヒーローを輩出しているヒーロー科の超名門・雄英高校の門を叩く。

性格

初期は特にネガティブな面が目立つ常に後ろ向きな少年だった。
しかし、オールマイトに催促されて、「自分という新しい平和の象徴が現れた」ことを世間にアピールしてくれ、と頼まれてからは彼の後継者として、がむしゃらに前へ前へと突き進むようになり、少しずつ自信を持てるようになっていく。
また、他者のためなら自分の身を投げ出すことすら厭わない「滅私奉公」を絵に描いたような人物でもある。
時にはオールマイトの期待に応えるために、時には傍にいた子供を守る為に自身より遥かに格上の相手と対峙した際に、右手が壊れるのを覚悟の上でワンフォーオールの力を最大限まで引き出してしまう。
そんな個性の無茶な使い方を繰り返した結果、彼の右手は度重なる骨折によって歪んだ形のまま戻らなくなってしまった。

能力

彼の「個性」はオールマイトから譲り受けた「力をため込む個性」と「個性を譲渡する個性」を混ぜ合わせた「ワンフォーオール」。
身体能力を大幅に引き上げることが出来るものの、十全に扱うにはそれ相応の身体づくりが必要となる。
仮に身体が出来上がっていないにも関わらず、許容を超える力を引き出してしまった場合には、反動で身体が壊れてしまう。
デクが個性を譲渡されたての時に扱えるワンフォーオールの出力は、たったの5パーセントだった。

また、この個性は脈々と人から人へと受け継がれてきた個性であり、最初こそ取るに足らない性能だったものの、8代目の継承者であるオールマイトが手にした時には、単純な筋力増強の力しか持たないこの個性で打撃を無効にする個性を持った相手を吹き飛ばしてしまっている。
そこから更に時間が多少なり経過していることで、デクの持っているワンフォーオールの力はオールマイト全盛期のそれ以上のものであることが予測される。