お姉ちゃんはただ者ではない

『姉なるもの』は飯田ぽち。先生によるクトゥルフ神話×おねショタを題材にしたクトゥルフ系ホームドラマです。
孤独な少年・夕とその姉・千夜の二人きりの一風変わった日常が描かれています。

『姉なるもの』第十二夜：02 pic.twitter.com/wyK9XhxDId

— 姉なるもの (@anenarumono) August 1, 2017

本作の最大の魅力は何といっても姉・千夜でしょう。
清楚で上品、少し天然で、たまにドキドキさせるようないたずらを仕掛けてきます。
その上、抜群のスタイルを持つという、男性にとっての「理想のお姉ちゃん」と言ってもいいでしょう。
ただ、千夜には他の人とは違うところがあります。
それは、、、

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— ぽち。@姉なるもの4巻&同人版10発売中 (@lizhi3) May 17, 2018

人ではなかったのです。

【千の仔孕む森の黒山羊】を名乗るもので、時に神、そして悪魔と呼ばれる存在の彼女。
人間の”大事なもの”と引き換えに願いを叶えるという彼女と夕が出会った時、夕の「お姉ちゃんになってほしい」という願いを受け入れたことから二人の少し奇妙な生活が始まります。

万能の力を持つクトゥルフ神話における神様という千夜ですが、人(お姉ちゃん)としてはどうも不完全なようです。
食事を用意すると言って人の胎盤を取ってこようとしたり、料理は包丁も使えないほど不器用だったり、夕に何かあると”邪神モード“に入って暴走しかけたりと、とにかく人とは逸脱している千夜。
人間界の常識を知らなかったり、力の加減がわからなかったりと、悪魔(神様)にしてはポンコツな面が目立ちますｗ

これなんか使いやすそう pic.twitter.com/kSgJW0rXaB

— ぽち。@姉なるもの4巻&同人版10発売中 (@lizhi3) June 17, 2017

理想的なお姉ちゃん像でありながら、神様なのに抜けてるギャップがたまらなく可愛いんです！

夕くんが可愛い

少年×お姉ちゃんという、いわゆる「おねショタ」要素のある本作ですが、これはそんじょそこらのおねショタ漫画ではありません。
「少年がお姉ちゃんに甘える」のではなく「お姉ちゃんが少年をメロメロにしていく」おねショタなのです。

今月の姉なるものはここまでです～、ありがとうございましたー～。表紙の塗りが間に合わなかったので、9・5夜の夕くんを貼っておきます#anemono pic.twitter.com/vMfjRZMtuJ

— ぽち。@姉なるもの4巻&同人版10発売中 (@lizhi3) July 1, 2017

ひょんなことからお姉ちゃんができた夕。
夕のことが大好きなお姉ちゃん・千夜の大胆なスキンシップにいつもドキドキさせられているのですが、そんな夕がどうにも可愛いんです。
触手のような髪で身体を洗われたり、耳かきをされてる時の表情は完全にトロ顔になっていて、読んでいるうちに「お姉ちゃんに甘えたい」から「少年を甘やかしたい」に思考がシフトチェンジしてしまいそうになりますｗ

『姉なるもの』はお姉ちゃんだけではなく、「ショタも可愛く」描かれている作品なのです！