低迷のきっかけはスクウェアのPS参入

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本機の人気は次世代ゲーム機で「PS派」「サターン派」と言われるほどに、次世代ゲーム機の人気を二分化していました。
実際本機の代表作である『バーチャファイター』を初めとし『デイトナUSA』『電脳戦機バーチャロン』といった様々な作品が大ヒットとなり、本機はPSと並んで市場をおおいに盛り上げました。
実際に発売6ヶ月でPSよりも先に100万台を売り上げたのはセガサターンであり、次世代ゲームのトップを走っていました。

しかしスクウェアのPS参入によって、セガサターンは低迷を迎えることになります。

当時ゲーム界で誰が何と言おうが、圧倒的人気を誇っていた「ファイナルファンタジーシリーズ」でお馴染みのスクウェア(現スクウェア・エニックス)が、1996年に『ファイナルファンタジーⅦ』を発表したことによって、ゲーム界の注目は一気にPSへ向くことになります。
全てのゲームユーザーにとってFFシリーズの次世代ゲーム機への参入は、待ちに待ったものであり、実際に自身もその一人でした。
この『PS』と『FFシリーズ』の組み合わせは、まさに「鬼に金棒」であり、サターンだけでなく、他機種も到底太刀打ちできるものではありません。
その後他機種の低価格戦力などによって、セガはそれに対抗する手段として1998年にドリームキャストを発売し、それに応じてセガサターンのソフトリリース数も減少、それに伴いセガサターンの市場も縮小し、2000年に本体とソフト開発が完全に終了しました。

時代を彩った名機セガサターンの名作

栄光と低迷を味わったセガサターンですが、本機が次世代ゲーム機を代表する名機であることは事実であり、その時代を彩った名機は数多く存在します。
ここでは名機セガサターンの名作ソフトを一部ご紹介します。

バーチャファイターシリーズ

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バーチャファイターシリーズはサターンを代表すると言うよりは、セガを代表する3Dアクションゲームです。
PSの「鉄拳シリーズ」とならんで、次世代格闘ゲームの代表的な作品でした。
セガサターンではシリーズ5作品発売され、初代バーチャファイターは1994年にアーケードから移植され、その後発売された『バーチャファイターリミックス』は、「セガサターン百万台キャンペーンボックス」というメモリアル的な名称で本体と同梱で発売され、まさにセガを代表するシリーズになりました。