アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

22

Jun

大ヒットマンガ【おじさまと猫】が人々を感動させる理由とは? #おじさまと猫

タイトル通り「おじさま」と「猫」のマンガ


『おじさまと猫』は、桜井海先生が自身のTwitter上で連載しているマンガ作品です。

「おじさま」と誰もが呼びたくなる紳士的で清潔感あふれる年配の男性と、そのおじさまに飼われることになった不細工な猫「ふくまる」の日常が描かれています。
一話完結のショートショートで、他にも登場人物はいるもののそう出番は多くなく、タイトルが示すようにあくまで「おじさまと猫」の物語です。

本作の特徴は、おじさまとふくまる両方の視点で描かれ、その比率がほぼ対等である点です。
どちらかが明確な主人公という訳ではなく、おじさま視点で描かれるエピソードもあれば、ふくまるのモノローグで進行するエピソードも同じくらいあります。
人間と犬、飼い主とペットという立場の違いはあっても、それぞれに向ける愛情の深さは同じだと読み手も直感的に理解することができる、そんな作品です。

各エピソードはTwitterで発表されていますが、単行本化に伴い全ページが清書されていて、しかも60P以上もの未公開エピソードが加筆されているので、既にネット上で読んでいても単行本を買う価値は十分にあります!

ミステリアスなおじさまの魅力

本作のメインキャラクターの1人である「おじさま」。
年配でありながら作中でも「イケメンさん」と表現されるほど整った顔立ちで、髪型、服装、佇まいなど全てにおいて清廉な男性です。

更に、中身はそれ以上にクリーンで実直。
ふくまるに対し惜しみなく愛情を注ぎ、粗相をしても豊かな包容力で接する「飼い主の鑑」なのです。

そんな欠点皆無のおじさまですが、結構謎が多いミステリアスな人物でもあります。
作中の一エピソードで職場が描かれていて、そこでは「神田先生」と呼ばれていることから、姓が神田であること、教師をしていることは判明しています。
一方で、下の名前が何なのか、小中高どこの教師なのか(或いは大学教授やゼミの講師なのか)といった詳細については明かされていません。

他にわかっているのは、おじさまが妻帯者で、その奥様が既に亡くなっていること。
奥様が猫好きだったこと。
そして、そんな奥様のことを心から愛していたことです。

おじさまがふくまるに向ける愛情の少なくとも一部は、奥様が育んだものなのでしょう。

そういったバックボーンも含め、おじさまは非常に魅力的に描かれています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です