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Oct

【推しの子】テレビアニメ2期を総括! 真犯人は誰? 原作はついに完結【ネタバレ】

幼女の名前はツクヨミと言います。
年齢にそぐわない口調で話し、アクアとルビーが転生者だと知っている唯一の存在です。
それだけでなく両者の前世やアイの魂が死後どうなっているかに関しても把握しているようです。

実は彼女、アクアとは既に何度か接触済みで、アクアの方もその存在を把握しています。
肉体は人間である事が示唆されていますが、明らかに中身は人外。
「ツクヨミ」と名乗っている事から、三貴子の一柱「月読尊」が正体だという考察が多く寄せられています。

そして15巻収録の原作145話「子供たち」でその正体が明らかになります。

まだアクアがゴロー、ルビーがさりなだった頃、一匹のカラスが網に掛かってケガをしていました。
さりなの要望に応えゴローはそのカラスを治療し、大空へと逃がします。
しかしそのカラスは2人のいる病院から離れず、さりなが天に召される瞬間も見守り続けていました。

確定こそしていませんが、そのカラスの魂が宿った存在がツクヨミなのは間違いないでしょう。
つまり彼女はアクア達の敵ではなく、寧ろ2人を今も慈しみながら見守り続ける存在なのです。

キャストに関しては予想が割れていましたが、最終回で木野日菜さんと判明しました。

サングラスの男の素性に関しては、本人の言葉が全てを雄弁に語っています。
名前はカミキヒカル
漢字では「神木輝」と書きます。

若く見えますが神木プロダクションの代表取締役を務めており、芸能界にも少なからず精通しているようです。
その正体は当然アクアとルビーの父であり、アイを身籠もらせた人物。
当時は15歳だった事が示唆されており、アクア達より4歳年上の姫川に至っては11歳の頃の子供という事になります。

このカミキヒカルが殺人を犯したかのようなシーンが描かれたところで2期は完結を迎えました。
これらの事から、アイを殺すよう仕向けた真犯人の最有力候補として彼の存在がクローズアップされていきます。

ただ、仮に彼が犯人だとしても、アイを直接殺した訳ではありません
ゴロー殺害に関与しているかどうかも不明。
実行犯の自供がない限り、或いはあったとしても、彼を法の下に正しく裁くのは困難を極めるでしょう。

果たしてカミキヒカルは本当に真犯人なのか。
共犯者はいないのか。
アクアはどのような方法で彼との決着を付けるのか。

それらは2024年12月18日発売の最終巻(16巻)にて明らかになります。

尚、キャストについては一切意見が割れる事なく満場一致で宮野真守さんの名前が挙がり、トレンド入りまで果たしていました。
最終回にて正式に宮野さんの名前がクレジットされています。

「盛り上がっていない」との評価は本当? 配信、アンケートでは依然好調


(画像引用 : Amazon)

多くの作品においてテレビアニメの2期が放送されると、ネット上では頻繁に「1期の頃より盛り上がっていない」といった感想が書き込まれ、それに対する議論が交わされます。
【推しの子】も例外ではなく、放送開始直後から終盤まで定期的にこういった意見が見受けられました。
本作に関して言えば放送前の段階で「2期は1期ほど盛り上がらないだろう」という予想も多かったようです。

実際、原作においても【推しの子】の評価が最初に大きく分かれたのは2.5次元舞台編でした。
過去最長のエピソードだった事から「間延びしている」という意見も少なからずあり、他にも「メインキャラ以外の話が長過ぎる」「舞台にあまり興味が湧かない」「ルビーやMEMちょの出番が少ないから退屈」「業界あるあるばかりで鼻につく」「単純にストーリーがイマイチ」などの感想が目立っていました。

とはいえ、これらの否定意見がイコール2.5次元舞台編の低評価に繋がるかというと、必ずしもそうとは限りません。

まず大前提としてこの頃から読者数が格段に増え、その分話題になる機会が大幅に増加し、感想の数も膨大になった……という背景があります。
【推しの子】のコミックス累計発行部数はファーストステージ編収録の4巻の時点で100万部でしたが、2.5次元舞台編が完結した7巻の時点では300万部に達しており、これだけの規模のヒット作になると自然と辛口評価も増えて来るものです。
また、2.5次元舞台編の連載が行われていた時期は原作の赤坂アカ先生がヤンジャン誌上で同時連載していた『かぐや様は告らせたい』がネット上での評価を著しく落としていた頃で、原作者のアンチが急増していた点も理由の一つと言えるでしょう。

こういった事情も重なって、アニメにおいても前評判の段階で賛否真っ二つだった2.5次元舞台編からスタートした【推しの子】のアニメ2期ですが、1期より盛り上がっていたか否かの二択であれば、否と言わざるを得ないでしょう。
ただ、これは大半のアニメにおいて言える事で、新鮮味の薄れる2期を話題性で超えるケースは極めて稀。
だからこそ本作に限らず「2期になって盛り下がった」という煽り目的の発言が安直に乱発されているのです。

ではここで、1期との比較ではなく2024年夏クール内において【推しの子】2期がどれくらいの人気だったか、という視点で見ていきましょう。
ABEMAでは2期1話に該当する第12話が初速ランキング1位を獲得し、2024年10月1日段階で夏アニメトップの182万再生を記録。
以降も非常に安定した推移を見せています。

その他、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、アニメ放題といったアニメ配信数の多い動画配信サービスでは軒並みランキング上位。
2024夏アニメにおいてトップクラスの再生数を誇っています。

アンケートにおいてもその強さは際立っています。
dアニメストア主宰「2024夏アニメ 部門別ランキング」では「今期で感動したアニメ」「今期で燃えたアニメ」の2部門を制覇。
アニメ!アニメ!「2024年夏アニメ(7月クール)で一番良かった作品は?」では2位、アニメイトタイムズ「イチオシ夏アニメ」ランキング、電撃オンライン「2024年夏アニメ人気ランキング」では共に3位と、アニメファンにはおなじみのメディアが行っているアンケートでいずれも上位に入っています。

AmazonPrimeでの視聴者評は3.7と、1期の4.5からは大きくダウン。
一方Filmarksでは4.0(1期4.1)と安定しており、サービスによって評価が分かれているようです。

これらの結果を総合すると、「1期ほどの話題性はないが2期としては十分人気を保っている」と言えるでしょう。
叩かれる要素が多い作品だけに過激な感想や意見も多いですが、実は意外と手堅く定着しているアニメなのです。

まとめ

前半の舞台編はアクア周りの人間関係が一気に動き、後半のプライベート編では物語が一気に動き出したアニメ2期。
主題歌「アイドル」のメガヒットもあって社会現象クラスになった1期の盛り上がりには及ばなくても、たくさんの人が楽しめた内容だったと思います。
今後どのようなアニメ展開を見せていくのか、そしてどのような結末を迎えるのか、今から楽しみですね!

 

 

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