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Oct

【推しの子】テレビアニメ2期を総括! 真犯人は誰? 原作はついに完結【ネタバレ】


(画像引用 : Amazon)

2024年夏に放送された【推しの子】テレビアニメ2期を総まとめ!
アニメならではの見所、各キャラの変化や成長、原作との相違点、2期単体での評価などを徹底解剖。更に今後のアニメ化展開についても予想します!

現実の舞台を再現! アニメならではの描写が光った「2.5次元舞台編」


(画像引用 : Amazon)

2024年7月より放送を開始し、10月6日に最終回を迎えた【推しの子】第2期
その最初の見所としてファンが注目していたのは、作中舞台『東京ブレイド』をどのように再現するか……だったかと思われます。

『東京ブレイド』は漫画家の鮫島アビ子が手掛ける作品で、原作では12巻以上出ている事は明言されていましたが、実際に何巻まで出ているかという具体的な描写はありませんでした。
しかしアニメではアビ子先生の師匠であり『今日は甘口で』の作者、吉祥寺頼子の仕事場の本棚に14巻まで並んでいるシーンが描かれており、吉祥寺先生の性格から考えて弟子の単行本を途中で見限るのはあり得ない為、14巻までの刊行で間違いないと思われます。

実はこの「14巻」には大きな意味があります。

『東京ブレイド』の累計発行部数は5000万部。
14巻までの発行だと巻割(巻平均)は357万部となります。
愛蔵版や文庫版抜きでこれだけの巻割を記録している漫画は、日本には数作品しかありません。

ちなみに『鬼滅の刃』が5000万部に達したのは20巻の時点で、『呪術廻戦』や『進撃の巨人』で16巻時点。
『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『NARUTO』『ドラゴンボール』『スラムダンク』といった日本を代表する漫画でも14巻の時点で5000万部とは程遠く、如何に『東京ブレイド』が爆発的なヒット作として描かれているかがわかります。
一見すると些細なアリオニ描写ですが、実は相当盛った設定と言う事が出来るのです。

しかし、それほどのメガヒット作であっても舞台『東京ブレイド』は公演前、公演後ともに作中世界で大きな反響にはなっていませんし、姫川大輝とみたのりおを除けば世間的にはまだ駆け出しか落ち目といった面々によるキャスティングになっています。
これはアニメにおいても同じでした。
果たしてその描写は正しかったのでしょうか?

結論から言うと「正しい」です。
というのも舞台というメディアはアニメとは違い、原作人気の高さがそのまま舞台の注目度に直結するとは限らず、基本的には「界隈では注目されるけど世間的には無風」といった様相です。

例えば鬼滅の刃や呪術廻戦も舞台化していますが、これがメディアで頻繁に取り上げられたかというと、必ずしもそうではありません。
日本最大のヒット漫画であっても舞台に関しては地味なのがリアル。
そういう意味では、「14巻」にした事で『東京ブレイド』は歴代トップクラスの売上を誇る漫画になりましたが、ストーリー上矛盾は生じていません。

そんなアニメ版『東京ブレイド』、最大の見所となったのはやはり「現実の舞台の再現」でしょう。
2期第1話となる第12話の冒頭では、ストーリー上で始まるよりも前に舞台『東京ブレイド』のオープニングアクトを先行して放送。
この描写がリアル舞台のオープニング演出にかなり忠実だと評判になり、放送後にはトレンド1位を獲得するなど【推しの子】第2期を成功に導く原動力となりました。

なお、リアル舞台のオープニングアクトに関してはYoutubeで宣伝素材として公開している作品が幾つかあります。
例えば舞台『盾の勇者の成り上がり』オープニングアクトhttps://www.youtube.com/watch?v=HNK9jDfn7eA)はかなり近いかもしれません。
こういった実際の舞台の映像を観てみると、東京ブレイドのオープニングアクト演出の凄さがより理解できるかと思われます。

また、同じく12話の有馬かなと姫川大輝の演技のぶつけ合いも「様々な色のインクを塗り合う」というスプラトゥーンのような演出で、その凄味を可視化。
この演出も好評を博しました。
原作でも好評を博していた鳴嶋メルトの成長に関してもたっぷり尺を使って描き、特にその集大成となった第17話では

そして、この2.5次元舞台編においてもう一つ大きな見せ場になったのは、第14話におけるアビ子先生と吉祥寺先生の言い争いのシーンです。
原作でも2人の複雑な想いが一気に吐露される名場面として人気でしたが、キャスト陣の熱演によって原作以上のピリピリ感と愛情が伝わってきました。

更にこのシーンでのラストでは、最後にアビ子先生が『今日あま』のドラマを観直して最終回のかなの演技に目を見張るというオリジナルのシーンが追加されました。
これによってアビ子先生の心情が変化する過程がよりクリアになり、その後の「私もプロの仕事を信じます」という言葉に説得力が生まれました。
本作は基本的に原作に忠実な映像化をしていますが、時折挟む補足やアニオリ演出がとても的確で、あらためて平牧大輔監督をはじめとしたアニメスタッフ陣の優秀さが証明されたエピソードになったと言えるでしょう。

ヒロイン2人の可愛さと追加演出が際立った「プライベート編」


(画像引用 : Amazon)

第20話の後半より、第6章「プライベート編」へと突入します。
このエピソードは物語の本筋である復讐劇について大きな動きがあり、原作未読のアニメ組にとっては非常にショッキングな内容になっていました。
一方で、ラブコメ方面でも同様にかなり大きな動きがありました。

第22話「自由」では前半にアクアとかな、後半にアクアとあかねのデートが描かれるという三角関係をわかりやすく示した構成に。
ただ、かなとのデートが終始微笑ましい内容だったのに対し、あかねとは修羅場あり不穏な展開ありとアップダウンが激しく、対照的なデートとなりました。

このデート回、実は原作改変で順番を入れ換えています。
原作ではあかねとのデートが先で、その次の回でかなとのデートが描かれていました。

原作では先にあかねとの約束をしていたアクアがかなの誘いを一旦断り、その翌日にセッティング。
あかねと一度関係性について話した後でかなとデートするという流れでした。

原作の狙いとしては、あかねを優先する事でかなを曇らせて、その後デート回で回復させ慰安旅行でまた曇らせるという起伏を作る為だったと思われます。
それに対し、アニメではキャリーケースの話が出た流れでそのままデートへ突入というわかりやすさ、自然さを優先した構成になっていました。

この改変に関しては、アニメで二人のデート回を一話に纏めるという構成になった事が大きな要因でしょう。

前半パートでかなとの明るいデートを描き、後半であかねとのやり取りを経て「ルビーの父親」と思しき謎のサングラス男の登場で締める、という構成の方が一話としての完成度が高まるのは言うまでもありません。
【推しの子】は原作に忠実なアニメ化ではありますが、単にそのまま映像化しているのではなく「アニメとしてどう見せるのがベストか」という事もしっかり踏まえた上で制作が行われていると良くわかる事例です。
かなの曇らせシーンが一つ減ったものの気分の落差自体は旅行冒頭で描かれているので特に問題はなく、むしろデート回におけるかなの可愛さが際立つ結果になったので、アニメ側の事情にかかわらずこの構成がベストだったように思われます。

第23話「再会」ではルビーとゴローの残酷な再会シーンが描かれましたが、この回でもちょっとしたアリオニが演出として光っていました。

まず冒頭に在りし日のゴローとさりなを無音で描き、あらためて両者の絆を視聴者に伝え、アクアがかなの悲劇を想像するシーンには映像を追加する事で悲壮感をより強めました。
これはルビーがゴローの白骨死体を発見する展開に向けてレールを敷く為の追加描写と考えられます。
MV撮影の為に向かったのがゴローとさりながかつていた宮崎だった事から、この展開を予想する人は少なからずいたと思われ、それなら遺体発見のサプライズとインパクトを重視するよりも二人の物語と悲劇性を事前に高め、より感情移入しやすい方に誘導する描き方を選んだのでしょう。

アニメ【推しの子】1期は第1話の90分拡大スペシャルとそのセンセーショナルな内容が大きな話題となり、爆発的な人気を獲得しました。
その為、第1話を本作の成功の要因とする評価ばかりが目立ちますが、一方で「アニメ1話分=原作3話分」のペース配分を崩さないなど原作に忠実な映像化でありつつ補助的な追加演出の妙が目立ち、作画の乱れや不自然な間による尺稼ぎなども一切なく、現代のアニメファンが理想とする「原作作品のアニメ化」を実現した事が非常に大きかったと推察されます。
2期もその方向性をそのままに、より演出面や構成面で原作をフォローし物語としての最適化が行われたように感じられました。

よって、2期の全体的な総評としては「1期と比較しても全く遜色ないクオリティを全話維持した極めて質の高いアニメ化だった」と言えるでしょう。

OP、EDは適切な選出だったのか?


(画像引用 : Amazon)

一方で、1期と比較して明確に求心力が低下した部分もあります。
それはOPおよびEDです。

1期のOP曲は御存知、YOASOBIによる「アイドル」。
公開と同時に爆発的な再生数を記録し、2024年10月現在でストリーミングの累計再生回数が8億回を突破しており、MVのYoutube再生数も5.3億回を記録するなど、アニソンの枠を飛び越え歴史的な大ヒットとなりました。
アニメ【推しの子】の成功はこの曲抜きには語れません。

しかし、それと同じくらいに大きなインパクトを残したのがED曲の「メフィスト」です。
アヴちゃんこと薔薇園アヴ率いるロックバンド「女王蜂」が手掛けたこの楽曲は、「アイドル」とは対照的にスリリングかつ熱を帯びたシリアスな曲調。
【推しの子】の内容を盛り込み美しく表現した歌詞も秀逸ですが、最も印象に残ったのはやはりイントロです。

この楽曲のイントロは二部構成になっていて、前半部はストリングスの綺麗な音色のみで進行し、後半部は一転して激しさと妖しさを融合した聴く者をゾクゾクさせる音になっています。
【推しの子】のEDはいわゆる「シティーハンター方式」で、本編のラストシーンにED曲のイントロがフェードインしてED映像へ入っていきますが、このフェードイン部分には主にイントロ後半部分が使用されました。
これによって、元々引きの強さを重視した【推しの子】の各話ラストシーンが更にインパクトの強いものになり、次回への期待も高まる効果を生み出したのです。

「アイドル」「メフィスト」という2曲の主題歌が、アニメ1期において極めて重要なポジションにあった事に異論を唱える視聴者はまずいないでしょう。
本作ほど主題歌とアニメの結び付きが強い事例は滅多にないくらいです。

それに対し2期のOP曲「ファタール」とED曲「Burning」は、楽曲の質に関しては高い評価を得ている一方で、「主題歌の役割」という意味では他のアニメと大差ない印象です。
ファタールを手掛ける「GEMN」はSexy Zoneの元メンバーの中島健人さんとキタニタツヤさんによるユニットで、放送開始直前まで情報を隠すという手法を用いていましたが、それも効果的とは言えませんでした。
またBurningのイントロもインパクトがあるタイプではない為、シティーハンター方式のEDが1期ほどは活かされていないように感じられました。

世界的にヒットした「アイドル」、アニメEDとして珠玉の出来だった「メフィスト」を超えるのは、どれだけ有名なアーティストでも、或いはどれだけ優れた楽曲であっても難しかったでしょう。
下手に1期をなぞったような人選だと却って落差が際立つ事になりかねないという危惧も、もしかしたらあったかもしれません。
とはいえ、1期で見られた相乗効果が2期ではほとんど見られなかったのは、ファンの期待が大きくなり過ぎていた事以外に理由があったように思えてなりません。

前項では「1期と比べて遜色ない出来」と総評しましたが、OPおよびEDに関しては明確にパワーダウンした印象を受けました。

伏線1 原作のインタビューパートがアニメでカットされた理由は?


(画像引用 : Amazon)

ここからは、2期までの範囲で残されている伏線について検証していきます。

本作の伏線と言えば、まず原作1巻の幕間で描かれた主要キャラへのインタビューパートです。
アニメでは大半が省略された部分なので、アニメだけ観ているというファンにはピンと来ないかもしれませんが、本作を語る上では書かせない重要な要素なので、是非コミックス1巻を読んでチェックしてみて下さい。

インタビューパートは全部で9つ。
最初の①【アイドル】編ではルビー、②【マネージャー】編ではミヤコさん、③【ドルオタ】編では「♪~アキバ~♪アイドルSHOP」の店長、④【映画監督】編では五反田監督(こどおじ)、⑤【女優】編では有馬かな、⑥【幼稚園職員】編では幼稚園時代の職員、⑦【元経営者】編では荒んだ壱護(元苺プロ社長)、⑧【役者】編ではアクア、⑨【母】編ではアイ。
この内アイのインタビューだけはアニメでも映像化されました。

このインタビューはいずれも五反田監督が手掛けた映画『15年の嘘』の制作~発表の際に行われた事が示唆されています。
『15年の嘘』について監督は「この映画をアイに捧ぐ」と公言しており、その後第9章「映画編」にてアイの伝記映画である事が確定しました。
アニメ2期の段階ではまだ殆ど触れられていませんが、監督とアクアは2期終了後にアイの半生を描いた映画を撮る事になるのです。

また、それぞれのインタビュー内でルビーはアクアへの絶対的な信頼を口にし、かなは「天才だってナイフで指されればお陀仏」という問題発言やアクアを「あーくん」と呼ぶ匂わせを行い、アクアは「僕は誰も愛さない」と断言しています。
これらは2期終了時点での各キャラの行動とは矛盾する内容が多く、今後の展開を予想する上での伏線となっているのです。

更に、インタビューに答えている面々の中には明らかに映画には直接関わっていないドルオタの店長や幼稚園時代の職員が含まれており、その事から一部のファンの間では「店長真犯人説」が真しやかに囁かれたりもしていました。
犯人予想をする為にネット検索していたアニメ組が「犯人は店長だ!」という意見を目の当たりにしたら余りに不可解だと思うでしょうが、実はこういった事情があるのです。

この事からもわかるように、このインタビューパートの中に真犯人の正体に関する伏線が潜んでいると考えるファンはかなり多くいます。
にもかかわらず、前述したようにアニメではアイのインタビュー以外は映像化されませんでした。
その為、このカットは様々な憶測を呼んでいます。

最も考えられる理由は、アニメ視聴者にとってノイズになるという判断です。
【推しの子】は物語全体としては転生サスペンスですが、魅力的なキャラ同士の掛け合いや芸能活動、ラブコメを描いたエンタメ作品でもあります。
後者に重きを置くとすれば、推理要素を含む一方でなくても本筋に影響はないインタビューパートは邪魔になってしまう為、あえてカットしたと考えるのは自然です。

また、逆にサスペンスである事に重きを置いたからこそカットしたという考えもできます。
インタビューパート自体が原作初期に描いたシーンなので、その後の展開と若干の齟齬がある点は否定できず、伏線としての引きの強さよりも物語の完成度を重視してカットした可能性はあります。

メインキャラの1人である黒川あかねが登場しない点も無視できない要素です。
彼女がその後の展開で被害者になり得るという憶測を生んでおり、そういったミスリードになりかねないという判断からインタビューパート自体をほぼなくしたとも考えられます。

ただ、本作のストーリーや演出においてこのインタビューパートは重要な意味を持っており、今後何らかの形で補完される可能性は十分にあります。

伏線2 情報提供者=真犯人?


(画像引用 : Amazon)

【推しの子】における最大の謎といえば、やはりアイを殺した犯人の正体でしょう。
同時にアクアの転生前の人物、ゴローこと雨宮吾郎を殺害した人物に関しても同様で、この二つの殺人事件が同一人物による犯行か否かはアニメファンの間で議論の的になっています。

実はこの犯人に関しては、既に原作では確定しています。
2024年10月2日現在の最新巻である第15巻の時点ではまだそのエピソードまでは収録されていない為、この時点で犯人をわかっているのは原作組の中でもヤンジャンおよびジャンプラを追っている本誌派の読者のみ。
ここでは、アニメ組の視点で真犯人について言及していきます。

アニメ2期(プライベート編まで)の段階では犯人が誰かは確定していませんが、作中には怪しい人物が何人も登場しています。
まず実行犯ですが、これはアニメ1話で描かれたように熱狂的なアイのファンでストーカー行為に及んでいた都内在住の大学生、菅野良介で間違いありません。
しかし彼がアイの住所を知る事は通常では考えられない為、作中のアクアはアイの内情を知る情報提供者の存在を疑い、復讐を誓いました。

情報提供者となり得る条件は、人気アイドルであるアイの居場所を知っている事。
しかも引っ越しして間もない時期だった為、新住所を知り得る立場である事が必須です。
アイは天涯孤独の身だった為、候補者は自然と「アイと近しい芸能関係者」「アイと親しい間柄の人物」に絞られてきますが、該当者は意外と少なくありません。

その為、ファンの間ではこれまで多くの犯人候補が挙げられてきました。
一部ではミヤコさんや壱護を怪しむ声も挙がっています。
「意外な人物が犯人の方が作劇として盛り上がる」という心理が少なからず影響しての事でしょう。

とはいえ、やはり本命は作中でもアクアが血眼になって探していた「アクアとルビーの父親」
その為、ある程度の年齢に達している人物が犯人候補の条件となり、五反田監督や鏑木プロデューサー、更には劇団ララライの代表・金田一敏朗にまで疑いの目が向けられていました。

そんな中、アクアはDNA鑑定によって腹違いの兄の存在に辿り着きます。
劇団ララライの看板役者である姫川大輝です。
彼の母親はアイではない為、当然父親はアクアやルビーと同じという事になりますが……彼の父・上原清十郎は既に故人となっていました。

情報提供者が上原清十郎ならば復讐はここで終わりとなりますが、この話を聞いたあかねは「簡単な抜け道がある」と推理。
その後ゴローの死体をルビーとあかねが発見し、「アクア達の本当の父親」と思しき人物が登場してアニメ2期は幕を閉じました。
この終わり方から、多くの視聴者が「情報提供者は上原清十郎ではない」「情報提供者が菅野良介を唆した真犯人である」「ゴローを殺した犯人はその真犯人の関係者もしくは同一人物である」と感じたのではないでしょうか。

こういった、論理的な伏線ではなく匂わせによる伏線も【推しの子】ならではの魅力とエンタメ性。
現在も根強く残っている「あかね死亡説」も含め、今後の展開に注目です。

伏線3 新登場した謎多きキャラたち


(画像引用 : アニメ【推しの子】2期公式サイト https://ichigoproduction.com/Season2/

アニメ2期の終盤、キャストの名前を伏せた謎の新キャラクターが2名登場しました。
彼等の存在も、今後の展開において極めて重要な伏線となっていきます。

まず第21話「カイホウ」に突如として描かれた幼女。
カラスが舞う空の下、木の陰で微笑む長い白髪の女の子が何の脈絡も現れ、原作未読の視聴者の多くは混乱したと思われます。
その後、ルビーの前に現れ、ゴローが音信不通になった経緯について彼女に語っていました。

次に第22話「自由」のラストに登場したサングラスの男。
アクアやルビーと同じ髪の色を持ち、ルビーに意味ありげな視線を向け、アイの墓前で「美人に育ったね。流石、君と僕の子だ」と呟いた人物です。

この2人について、核心部分には触れずに言及していきます。
とはいえ次のページより、ネタバレになりますのでご注意下さい。

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