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【怪獣8号】アニメ 声優&キャラクター情報まとめ【2024年春アニメ】
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
2024年4月より放送を開始するアニメ『怪獣8号』を大特集!
スタッフ&キャスト情報、各キャラクター紹介、そして大ヒットしている原作に続きアニメもヒットする可能性がどれくらいあるかについて徹底検証します!
累計発行部数1200万部のメガヒット漫画がついにアニメ化
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
2024年春アニメは近年稀に見る激戦クールになる事が予想されています。
その大きな理由としては人気作品の続編が多く、『鬼滅の刃 柱稽古編』をはじめ『この素晴らしい世界に祝福を!』『転生したらスライムだった件』『ゆるキャン△』『響け!ユーフォニアム』は揃って3期を放送。
他にも『無職転生』2期第2クール、『僕のヒーローアカデミア』7期など、非常に強力なタイトルが犇めいています。
そんなビッグタイトル達と名を連ねる新作は厳しい戦いになる事が予想されますが、その中にあって既に知名度では負けていない作品があります。
『怪獣8号』です。
原作は2020年7月より少年ジャンプ+で連載を開始した松本直也先生による漫画作品。
怪獣の襲来が自然災害のように扱われている“怪獣大国”日本を舞台に、怪獣の死体を清掃する仕事をしていた32歳の主人公・日比野カフカが謎の生物に浸食され「怪獣8号」となりながらも日本防衛隊と共に地球を守るバトルアクションです。
『SPY×FAMILY』の大ヒットなどでジャンプラが大きな注目を集めるようになった中でスタートした本作は連載第1回から早くもトレンド入りし、閲覧数は第15話の時点で3000万PVに到達。
コミックスも第1巻から40万部を突破するなど大ヒットし、第31話でジャンプラ史上最速となる1億PV突破を達成しました。
そして2022年、順当にアニメ化が決定。
累計閲覧数4億以上、11巻時点で累計発行部数1200万部、巻割100万部以上という堂々たる数字を引っさげ2024年4月より放送を開始します。
怪獣8号 シリーズ累計発行部数推移
2020年12月 **43万部(原作1巻重版後)
2021年03月 *100万部(原②)
2021年03月 *150万部(原②重版後)
2021年06月 *250万部(原③)
2021年06月 *300万部(原③重版後)
2021年09月 *400万部(原④)
2021年12月 *550万部(原⑤)
2022年03月 *670万部(原⑥)
2022年07月 *780万部(原⑦)
2022年11月 *888万部(原⑧)
2023年03月 1000万部(原⑨)
2023年08月 1100万部(原⑩)
2023年12月 1200万部(原⑪)
制作会社は『ハイキュー!!』のProduction I.G! 米津玄師のアレンジャーが音楽担当
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
アニメ『怪獣8号』を制作する会社はProduction I.Gです。
竜の子プロダクションより独立し1987年に有限会社アイジータツノコを設立、有限会社プロダクション・アイジーに商号変更して1995年に発表した劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が国内外で高く評価され、知名度を大幅に向上させました。
1998年には株式会社となり、今日に至るまで日本を代表するアニメ制作会社の一つとして数多くのヒット作を輩出しています。
Production I.Gというと『攻殻機動隊』を長らく手掛けている事からシリアスなSF作品のイメージが強いですが、実際には非常に幅広いジャンルを手掛けていて、『君に届け』『アオハライド』のような少女漫画のアニメ化や『魁!!クロマティ高校』『よんでますよ、アザゼルさん。』のようなギャグ作品の映像化も行っています。
ここ10年は女性人気の高い作品を手掛ける機会が多く、『新テニスの王子様』『黒子のバスケ』『PSYCHO-PASS』『ハイキュー!!』など多くの成功を収めてきました。
アクション系の作品も昔から強くデジタル分野に注力していた事でも知られており、劇場アニメを数多く手掛けている事から迫力ある映像の制作はお手のもの。
ウルトラマンの世界展開を担ったアニメ『ULTRAMAN』はフル3DCG作品として高評価を得ています。
2024年に公開した『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は公開前の予想を大幅に上回る興行収入を記録しており、6週目で79億円に達しています。
元々の実績に加え、現在最も勢いのある制作会社とも言えるでしょう。
監督は二人体制で、宮繁之監督と神谷友美監督が就任しています。
シリーズ構成はアニメファンの間ではおなじみ大河内一楼さん。
近年も『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で高評価を得ています。
キャラクターデザインは『NARUTO』シリーズを長年手掛けている西尾鉄也さん。
音楽は米津玄師さんの近年の作品をアレンジ面で支えている坂東祐大さんが手掛ける事になりました。
OP曲はイギリスの新進気鋭のミュージシャン・YUNGBLUDによる「Abyss」。
ED曲はアメリカのバンド・OneRepublicによる「Nobody」と、いずれも洋楽アーティストが起用されています。
ここからは本作の主要キャラクターおよびキャストを紹介していきます!
日比野カフカ(ひびの カフカ)キャラクター概要
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
本作の主人公。
怪獣死体清掃会社「モンスタースイーパー(株)」に勤務していた32歳男性。
怪獣から地球を守る日本防衛隊の一員になる事を夢見ていたものの、入隊試験の年齢制限までに合格できず夢を諦めていましたが、年齢制限が引き上げられた事で再び防衛隊を目指そうと決意しました。
しかしその直後、謎の小型怪物が口の中に侵入した事で怪獣に変身する体質になってしまいます。
以降はそんな自分に思い悩みながらも、夢を諦めず「怪獣8号」と呼ばれながら日本の平和を守るため侵略者である他の怪獣と戦う事を決断しました。
年齢の割に精神面は甘く、あまり落ち着きのない性格。
心は優しく常に自分以外の者の安全を考え、強敵に対し時に怯えながらも立ち向かう勇気を持っています。
担当声優は福西勝也(ふくにし まさや)さん。
賢プロダクションに所属している男性声優。
2010年代より声優活動を開始。アニメやゲームのほか海外の映画やドラマの吹き替えを多数手掛け、2022年より鈴木達央さんに代わって『東京リベンジャーズ』の龍宮寺堅(ドラケン)を担当する事になり注目を集めました。
カフカ役が初主演となります。
その他の代表作は大楠雄二(THE FIRST SLAM DUNK)、小作裕渡(ハイキュー!!)、理石平介(ハイキュー!!)など。
市川レノ(いちかわ レノ)
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
モンスタースイーパー(株)にアルバイトとして入社した防衛隊志望の18歳男性。
当初はカフカを冷視していましたが命を救われた事で認識を改め、彼が怪獣8号となった後も相棒としてサポートしようとするなど、クールな見た目に反し熱いハートを持っています。
担当声優は加藤渉(かとう わたる)さん。
アイムエンタープライズに所属している男性声優。
2010年代より声優活動を開始。2023年には『勇者が死んだ!』トウカ・スコット役で初主演を果たすなど10作品以上のテレビアニメに出演し、頭角を現しています。
その他の代表作は愛城恋太郎(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)、カブルー(ダンジョン飯)、朝利マーチス淳(アオアシ)など。
亜白ミナ(あしろ みな)
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
日本防衛隊第3部隊長を務める27歳女性。
圧倒的な狙撃力を武器に防衛隊で最強クラスの実力を有し、数多くの人々からの尊敬を集めています。
カフカとは年の離れた幼なじみで、共に防衛隊を目指していた彼が夢を諦めた事に忸怩たる思いを抱いていたようです。
担当声優は瀬戸麻沙美(せと あさみ)さん。
StarCrewに所属している女性声優。
2010年より声優活動を開始すると、翌2011年に『ちはやふる』綾瀬千早役で初主演を果たすなど早くも注目され、以降は毎年多くの作品でメインキャラを担当。
ナレーションや吹き替え、ラジオパーソナリティも数多く手掛けており、非常に幅広い活動を行っています。
代表作は釘崎野薔薇(呪術廻戦)、桜島麻衣(青ブタ)、ミラージュ(マクロスΔ)、ラフタリア(盾の勇者)、アルファ(陰実)、真戸暁(東京喰種)など。
四ノ宮キコル(しのみや キコル)
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
カリフォルニア討伐大学を飛び級かつ最年少首席で卒業した16歳女性。
日本防衛隊長官と元二番隊隊長を両親に持つエリートで、怪獣を倒す事に情熱を注ぐ才女。
かなりの自信家ですが、同時に強い信念も持っています。
担当声優はファイルーズあいさん。
ラクーンドッグに所属している女性声優。
2019年にテレビアニメ『ダンベル何キロ持てる?』の主人公・紗倉ひびき役で声優デビューと初主演を同時に果たすと大きな注目を浴び、以降様々な作品で主演やメインキャラを担当。
第14回声優アワードで新人女優賞を受賞しています。
その他の代表作は空条徐倫(ジョジョの奇妙な冒険)、パワー(チェンソーマン)、夏海まなつ/キュアサマー(トロピカル~ジュ!プリキュア)、桜木カナ(株式会社マジルミエ)など。
保科宗四郎(ほしな そうしろう)
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
第3部隊副隊長。
室町時代から続く怪獣討伐隊の家系で、保科流刀伐術の使い手。
飄々としている一方で冷徹な一面と上司のミナに対する強い憧れを持っています。
担当声優は河西健吾(かわにし けんご)さん。
マウスプロモーションに所属している男性声優。
2006年に声優デビュー。2015年より放送された『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役でアニメ初主演を果たし知名度を大幅に向上させました。
2019年には『鬼滅の刃』時透無一郎を演じた事でブレイクを果たし、以降はテレビ出演の機会も増えています。
その他の代表作はあさぎりゲン(Dr.STONE)、桐山零(3月のライオン)、橋田悠(ブルーピリオド)、乙夜影汰(ブルーロック)など。
古橋伊春(ふるはし いはる)
(画像引用 : Amazon)
カフカ、レノの同期。
負けず嫌いで向上心が高く、ムードメーカー的な存在です。
担当声優は新祐樹(しん ゆうき)さん。
2010年代より声優活動を開始。アニメ、映画、ドラマの吹き替えを多数手掛け、2021年に『東京リベンジャーズ』の花垣武道役でテレビアニメ初主演を果たしました。
その他の代表作は大川響鬼(ブルーロック)、篠崎拓馬(うちの会社の小さい先輩の話)、轟夏雄(僕のヒーローアカデミア)など。
鳴海弦(なるみ げん)
(画像引用 : Amazon)
第1部隊隊長。
日本最強の対怪獣戦力を誇る隊員ですが、私生活はだらしなく勤務時間外では趣味のゲームやプラモデルに没頭しています。
部下に対しては結果と実力のみを求め、それ以外のあらゆるものは不要と断じています。
人気原作の強みとは?
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
2019年に『鬼滅の刃』が爆発的なヒットを記録して以降、日本のアニメは驚異的なスピードで存在感を増し、海外での注目度も格段に増しました。
近年は配信の普及もあって世界中の人々が日本のアニメを視聴する時代に突入していて、特に派手なアクションシーンが多いバトル作品に関しては非常に需要が高く、毎年のように大ヒット作が生まれている状況です。
『怪獣8号』もそんな時代の流れに乗って、多く人に視聴されるアニメになると予想されます。
最大の強みはやはり、原作人気の高さです。
アニメ化前に原作漫画の発行部数が1000万部を突破しているケースは稀ですが、巻割100万部以上となると更に稀。
この両方を満たした2000年以降の作品は『葬送のフリーレン』『SPY×FAMILY』『進撃の巨人』など錚々たる顔触れです。
これだけのファンを抱えているのは、抜群の求心力があるからこそ。
そしてアニメ1話を観ようと検討している人の数も必然的に多くなります。
実際、アニメイトタイムズが実施しているアンケート「2024春アニメYOUは何観る?」の中間発表では全体の6位、電撃オンライン実施「春アニメ放送前人気ランキング」でも10位に入っており、いずれも新作ではトップクラスの順位です。
アニメの成否はどれだけ放送前に興味を持って貰えるかが非常に重要。
そういう意味では、既に100万人以上のファンがいる『怪獣8号』はかなり有利と言えます。
また、これだけヒットしている原作だと製作サイドも当然かなり力を入れる事になります。
アクションアニメは如何にバトルシーンに凄味を持たせるかが極めて重要で、そこにはどうしても莫大な予算が必要となりますが、売れている原作であれば1期からそれを工面する事が可能となります。
スケールの大きな戦闘シーンが頻繁に登場し、毎回のように迫力あるバトルが描かれれば、海外での支持はかなり期待できます。
海外で人気を博せば国内での盛り上がりも更に増し、よりヒットの度合いも高まっていく事が予想されます。
これは『呪術廻戦』など近年のヒットアニメに多く見られる特徴で、非常に大きなアドバンテージと言えるでしょう。
『怪獣8号』の強みとして他に挙げられるのはキャラ人気です。
既に公式人気投票を一度行っていますが、その際にはTOP3が全体票の約70%を占めました。
その3人は保科宗四郎(1位・23686票)、鳴海弦(2位・17976票)、市川レノ(3位・16771票)。
いずれも女性から絶大な支持を得ているイケメン達です。
こういった熱心なファンを多く抱えるキャラが複数いる作品はグッズ展開においても成功が約束されているようなもの。
アニメがヒットする重要な要素で、それを満たしている時点でかなり有利と言えます。
懸念材料は……
(画像引用 : アニメ『怪獣8号』公式サイト https://kaiju-no8.net/)
ヒットする要素が多分にあるアニメ『怪獣8号』ですが、懸念材料も決してない訳ではありません。
アニメ放送前に1000万部&巻割100万部を突破している作品であっても、その全てがアニメで成功している訳ではありません。
アニメではあまり話題にならなかったケースや、一部の原作ファンから不興を買って想定よりも勢いに乗れなかったケースもあります。
つまり「大ヒット原作のアニメ化」は必ずしもアニメの成功を約束してくれる訳ではないのです。
とはいえアニメが目立たなかったケースの大半は、基本的にアニメ映えするタイプの作品ではないパターン。
アクションシーンがなく動くメリットがあまりない作品、あってもそれほど派手なバトルでない作品の場合は、アニメファンの琴線に触れない事もままあります。
『怪獣8号』はこのパターンには該当しません。
一方で、内容について賛否両論となっている点は無視できません。
本作は第1話の時点から極めて評価が高く、その後も暫く高評価を持続しファンを増やし続けましたが、ある時期を境にジャンプラのコメント欄に否定的な意見が増え始め、現在はネガティブな意見がかなり増えています。
巻割は5巻以降ずっと110万部でほぼ固定化されており決して悪くはありませんが、同じく5巻の時点で550万部だった『SPY×FAMILY』がアニメ放送直前の9巻時点で1500万部に到達した事を考えると、早い段階で打ち止めとなった感は否めず、作品評価が少なからず影響していると思われます。
とはいえ、漫画であまり受けが良くなかったエピソードがアニメでは受けたり、それほど人気がある訳ではなかったキャラがアニメ化を契機に化けたりするケースは多々あり、原作評価が必ずしもアニメの評価とリンクするとは限りません。
バトルシーンが定期的に描かれている為、アニメ映えしないシーンが長く続くという事はなく、寧ろ評価を上げる可能性の方が高いかもしれません。
まとめ
懸念材料もありますが、これだけ多くの人から注目されている漫画は他にあまりない事を考えると、アニメにも期待しちゃいますよね!
Production I.Gはカッコ良い演出にも定評があるので、演出面にも注目です!