いまの1発は餃子のうらみだ！　ヤムチャのうらみ!!!　こいつは天津飯のうらみだ!!　ピッコロのうらみ!!

（画像引用 : Amazon）

界王さまのもとでの修行を終えるも、サイヤ人が予定より早く地球に着いたのと界王さまのポカで、悟空の到着が遅れる事に。
来る時には半年かかった蛇の道を1日で走破して地球へ戻ったものの、ナッパとの死闘でピッコロ、天津飯、ヤムチャ、餃子の4人は既に息絶えていました。

怒りに震える悟空はそんな彼等の名前を叫びながらナッパを圧倒。
これらのセリフはのちに多くの作品でパロディのネタになるほどのインパクトを与えました。

各セリフの「！」の数は悟空とそのキャラの関係性の深さに比例しているようにも見えますが、鳥山先生の真意は不明です。

それによ……落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超えることがあるかもよ

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ナッパを倒した悟空は、いよいよベジータと対戦。
惑星ベジータから名前を貰うほど突出した天才戦士のベジータに落ちこぼれと揶揄された悟空ですが、怒りを覚えることなくこう返しました。

これが例えば「必死で努力すりゃエリートだって超えられるさ」とかだったら、ありふれたセリフだったかもしれません。
そう軽々しく言うのではなく「あるかもよ」という鷹揚とした表現が悟空らしさを感じさせます。
悟空の精神年齢が上がった事がよくわかるセリフで、これ以降は絶妙な切り返しが悟空の持ち味の一つとなっていきます。

ちなみにこのセリフは2023年に実施された公式アンケート「悟空NO.1名台詞投票」で見事1位に輝いています。

オラもすこしわけてもらうぞ　その誇りを…

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ベジータとの死闘後、死んだ仲間を生き返らせるべく悟飯、クリリン、ブルマの3人は宇宙船でナメック星へと向かいます。
その後、仙豆で無事回復した悟空もナメック星へ出発。
その途中、船内で重力100倍の環境での修行を続けた事で圧倒的な戦闘力を身に付けた悟空は、到着後ベジータ達を瀕死に追い込んだギニュー特戦隊を軽くあしらい、隊長ギニューとの対決に臨みます。

戦闘力で圧倒する悟空ですが、ギニューの切り札であるボディチェンジを食らい、強制的に体を入れ換えられてしまいます。
どうにか元には戻れたもののボロボロになった悟空は、ベジータの計らいでメディカルマシーンに入り回復に努める事に。
その間、ベジータ達は宇宙最強のフリーザと戦うも圧倒的な戦力差によって打ちのめされ、悟空が到着した直後にベジータは倒されてしまいました。

今まさに命尽きる直前、ベジータは悟空に惑星ベジータが消滅した原因がフリーザである事を教え、「フリーザをたおしてくれ」と懇願します。
悟空はそんなベジータの言葉を「あいつにいいようにされちまったのがくやしくてしょうがねえんだろ…？」と理解し、ベジータの誇りを背負ってフリーザとの戦闘に臨みました。

悟空とベジータはこの後も互いに終生のライバルとして切磋琢磨していきますが、そんな両者の関係性の出発点となったのがこのセリフかもしれません。

だから滅びた……

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フリーザとの死闘を繰り広げる悟空ですが、界王拳20倍、更には巨大元気玉をもってしてもフリーザを倒すことは叶わず、絶望的な展開に。
そしてついにクリリンがその犠牲となります。
木っ端微塵となった彼の死に悟空は怒りに震え、彼の中で何かが切れたその時、頭髪が逆立ち金色の光をまとった異質な姿へと変貌しました。

悟空はついに超サイヤ人に覚醒したのです。

罪のない者を蹂躙し続けるフリーザを非難する悟空に対し、フリーザも応戦。

「えらそうなことをいいやがって……きさまらサイヤ人は罪のない者を殺さなかったとでもいうのか？」
「だから滅びた……」
「オレが滅ぼしたんだ　サイヤ人はなんとなく気にいらないんでね……」
「こんどはこのオレがきさまを滅ぼす」

この際のやり取りは現在もなお語り草となるほど多くの読者を唸らせました。

星はこわせても…たったひとりの人間はこわせないようだな……

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超サイヤ人となった悟空の力は圧倒的で、それまでの楽勝ムードから一転、フリーザの攻撃は悉く悟空にかわされてしまいます。
そんなフリーザを悟空は挑発し、あえて避けず攻撃を受ける事に。
絶対の自信を持っていたであろうフリーザのレーザービーム（通称デスビーム）が直撃するも、悟空はダメージを負う事なくこの言葉を発しました。

超サイヤ人になった悟空は一人称が「オラ」から「オレ」になり、まるで別人のように好戦的でシニカルな言動が増えました。
これもその一つで、皮肉がたっぷりと効いている事から人気の高いセリフとなっています。

クリリンのことかーーーーーっ!!!!!

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決戦は熾烈を極め、悟空優勢と思いきやフリーザも底力を発揮し抵抗。
その際にフリーザが言い放った「いいだろう!!!　こんどはこっぱみじんにしてやる　あの地球人のように!!!!」という言葉に、悟空は更なる怒りと共にこう叫びました。

これは他のフリーザ戦の有名なセリフとは傾向が異なりますが、インパクトが絶大だった為今で言うミームと化し、多くの読者が真似するほど人気のセリフに。
また様々な作品でパロディネタにされた事でも知られており、悟空のセリフの中でも屈指の知名度を誇っています。

おめえがセルを倒しちまうからだろ？　そんならそれがいちばんいいさ

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フリーザとの決戦を終えたのも束の間、今度は地球が人造人間の脅威に晒される事態に。
更に、達人たちの細胞を集めて合成させた究極の人造人間セルが現れ、他の人造人間を取り込み完全体となれば地球が滅亡するという危機的状況に陥ります。

そんな中、ベジータと彼の息子で未来からやってきた青年トランクスが「精神と時の部屋」での修行を終え、悟空たちと合流。
修行によって絶対的な自信を得たベジータが戦闘服を着る悟空に「その服を着てもムダだ。活躍の場がない」と言い放つと、それに対し悟空はこのセリフを返しました。

この2人のやり取りの中でも人気が高く、このセリフのあと満足げに微笑むベジータは特に印象的です。

バイバイみんな…

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悟空を超える力を身に付けた悟飯が完全体のセルを圧倒するも、追い詰められたセルは自爆を決意。
止める事も出来ず絶望的なカウントダウンが行われる中、悟空は一人穏やかな笑みを浮かべ、皆に別れの挨拶を告げました。
セルと共に瞬間移動し、自分の命と引き替えに皆を救う事を決意して。

その後セルは奇跡的に復活を遂げ悟飯たちの所へ戻りますが、最後は悟空の意志を継いだ悟飯の「親子かめはめ波」によって完全消滅。
にこやかな笑顔であの世へと旅立った悟空に代わり、この後は悟飯が新たな主人公となりました。

しかしすぐ悟空に戻りました。

…………ほんとにそうか？

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セルとの戦いから長らく平和な時代が続いていましたが、驚異的な力を持つ魔人ブウの封印が魔導師バビディによって解かれようとしていると判明。
天下一武道会のためにあの世から一日だけ戻っていた悟空、悟飯、ベジータの3人はそれを阻止すべくバビディのもとへ向かいます。
しかし邪神を増幅させ戦闘力を上昇させるバビディの術に目を付けたベジータは魔人ブウの事など気に留めず、悟空との実力差を埋める為、そして地球での暮らしで穏やかになっていた自分を元の非情な戦士に戻すため、わざとバビディの術にかかりました。

天下一武道会の観客席を攻撃し多くの死者を出してまで、悟空との戦いを熱望したベジータ。
悟空は苦悶の表情で受理し、両者は激突する事となりました。

戦いは全くの五分。
バビディに支配され元の悪人に戻ったことを「おかげでいまはいい気分だぜ…」と言い放つベジータに対し、悟空はこう問いかけるのでした。

悟空のこの言葉が的を射ていたと判明するのは、この少し後になります。
お互いをライバルと認め合い切磋琢磨してきた間柄だからこそ、ベジータの本心を悟れたのでしょう。

でも生きてるといいな

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魔人ブウが復活し、悟飯は倒されベジータの自爆をもってしても消滅させられず、事態は悪化の一途を辿ります。
そんな中、悟空はまだ幼い悟天とトランクスに希望を託し、彼等にフュージョンを教えあの世へと戻る事になりました。

その際にビーデルが「悟飯くんはまだ生きてるとおもうんです…」と言った事に対し、クリリンはやんわりと否定。
気の有無で生存を把握できる彼等は、気が消滅した時点で悟飯はもう生きていないと判断するしかないのです。
それでも悟空は笑顔でこう答えました。

悟空もクリリンと同意見だったと思われますが、それでもビーデルに希望を与える為に敢えてこう答えたのでしょう。
何気ないセリフですが、悟空の優しさが凝縮したようなセリフです。

まとめ

フリーザ戦の名言の数々があまりに有名ですが、それ以外にも印象に残るセリフは沢山あります！
悟空の場合、様々な経験を経て作中でも人間性に大きな変化が見られる為、名言から彼の成長を感じ取る事もできます。
あらためて悟空というキャラの奥深さを感じました！