アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

12

Mar

【ルリドラゴン】連載再開記念! 1巻あらすじ&登場キャラをおさらい! 今後の掲載誌は? アニメ化の可能性は?


(画像引用 : Amazon)

2022年に連載をスタートし、大ヒットしたにもかかわらず作者の体調不良で長らく休載となっていた『ルリドラゴン』がいよいよ連載再開しました!
それを記念して、発売済の1巻の内容や発行部数、主要キャラクターのおさらい、そして今後の連載スケジュールなどルリドラの全てをまとめました!

女子高生×ドラゴン×異種間交流(多様性)の日常ファンタジー

(画像引用 : 『ルリドラゴン』公式X https://twitter.com/SHINDO_MASAOKI

2024年2月21日、週刊少年ジャンプ2022年35号より無期限休載となっていた『ルリドラゴン』の連載再開が発表されました。
すると瞬く間にトレンド1位となり、その日は一日中トレンド入り
連載開始から僅か6週での休止、しかも1年半ものブランクがありながらこれほどの注目度を維持していた事で、あらためて本作の人気が証明された格好となりました。

そして、2024年3月4日(月)発売の14号より無事再開!
単行本未収録回はない為、1巻から直接の続きとなります。

とはいえ1年半も経てば内容を覚えていない、若しくはうろ覚えという読者も多い筈。
そこで今回、連載再開を記念してルリドラゴンがどんな漫画なのかをおさらいしてみたいと思います!

本作の主人公は青木瑠璃(あおき るり)という女子高生
そのルリがある朝目覚めると、頭にツノが映えていた……そんな導入で物語は幕を開けます。

母の青木海(あおき うみ)曰くルリの父親はドラゴンで、彼女は人間とドラゴンのミックスとして生まれたとの事。
当然ルリは困惑しますが、それはそれとして学校に行く時間になった為、生えたばかりのツノをそのままに登校します。

最初に遭遇した知り合いは友達の萩原裕香(はぎわら ゆか)。
ルリは彼女を信用しているようで、ツノだけでなく自分の父親がドラゴンという事もカミングアウトします。
そしてユカも特別衝撃を受けるような素振りは見せず、割とアッサリと受け入れていました。

流石に教室では男女問わず好奇の目に晒されますが、やはり怖がられたり腫れ物扱いされたりはせず、ルリの周りには今まで話した事もないようなクラスメイトまで集まってくる事態に。
担任教師も何故か問題視せず、ユルい空気の中で物語は進行していくかに思われましたが……やはりドラゴンの血はそんな生温いものではありませんでした。

授業中にクシャミをしてしまった瞬間、思いがけずその口から火を吹いてしまったのです。

教科書は全焼、前の席に座っていた男子生徒の後頭部の髪も少し燃やし、ルリ本人も喉への負担が大きく吐血。
そのまま意識を失ったルリは保健室へと運ばれ、事情を聞いて駆けつけた海に連れられ家に帰る事になりました。

ルリがドラゴンのどの力を受け継いだのかは父にもわからないとの事。
高校生になるまで外見も中身も人間そのものだったルリは普通として育てられていたようで、突然ツノが生えたのも火を吐いたのも予測不能の事態だったようです。

幸いにもルリの喉はすぐに火炎放射にも適応し、クラスメイトも彼女を拒絶する事なく歓迎ムード。
困惑する生徒もいる一方で、遅れていた勉強をサポートしてくれる親切な女の子もいて、取り敢えずルリはドラゴンの子としての新たな一歩を踏み出しました。

そんな矢先、彼女の新たな遺伝要素として放電する事が判明。
一体この体質がルリとその周囲にどんな影響を及ぼすのか……という所で1巻は終了しました。

このルリドラゴンという作品は、ジャンプでは比較的珍しい日常系に類する物語です。
トーンをほぼ使わず素朴な質感で描いている所は『よつばと!』を髣髴とさせます。
しかし、所謂スタンダードな日常モノとも少し毛色が異なります。

例えば、まんがタイムきららキャロットで連載されアニメ化も果たしている『まちカドまぞく』も冒頭で主人公のシャミ子に角が生え、父親が異種族(まぞく)である事が判明します。
ただ本作では舞台となっている多魔市にまぞくや魔法少女といったファンタジックな存在が常駐している設定の為、ツノが生えたシャミ子に対して特別視する人はおらず、空気が重くなるような描かれ方はしていません。
これは他の日常系の作品においても大体同じで、基本的には異端を異端扱いしない世界観で描かれます。

それに対し、ルリドラゴンは優しい世界ではあるもののルリを怖がったり露骨に忌避するキャラもいます。
また、担任教師が生徒達に「普通とは違う特性を持った人がいるのは当たり前の事だから気にするな。仲良くしていこう」と呼びかけるシーンもあり、多様性をテーマの一つとして描いているのは間違いありません。
とはいえ決して思想が強いとか小難しいといった内容ではなく、全体としてはあくまでユルめの日常モノです。

世の中にある様々な問題や社会のブラックな一面をエンタメに昇華して描くのは、昔からジャンプが取り組んできた事でもあります。
そういう意味では、ルリドラゴンという作品はジャンプらしさをしっかり持った漫画と言えるでしょう。

また、本作は多様性をテーマの一つにしている一方で、ルリを通して等身大の高校生も描いています。

ルリは自分にドラゴンの血が流れていると知った時も、その力が発動した時も、驚きはするもののそれほど凹みはしていませんでした。
けれど第7話でクラスメイトの前田さんから無視された挙げ句「話しかけないでくれる?」と言われた際には、かつてない顔で衝撃を受け、その後も引き摺っている様子が描かれています。
ルリにとっては、自分が人外になってしまったという非日常的なサプライズよりも、よく知らないクラスメイトから正面切って拒絶の言葉を告げられた事の方が余程辛かったのでしょう。

このルリの感性は決してアブノーマルではありません。
誰もがツノが生えたり火を吐いたりする自分にはピンと来なくとも、一対一でハッキリと嫌悪感を示される自分は容易に想像できるし生々しさも伴います。
或る日突然人外になってしまった女子高生を、思わず共感してしまうほど身近に感じられるよう描いているのがルリドラゴンという作品なのです。

ここからは、そんな本作に登場するメインキャラを紹介します!

主要キャラクター紹介

(画像引用 : 『ルリドラゴン』公式X https://twitter.com/SHINDO_MASAOKI

前述した通り、本作の主人公は青木瑠璃
作中では「ルリ」という表記で統一しています。

突然ドラゴンの血に目覚めた割にはそこまで深刻に受け止めておらず、割とメンタルは強め。
一方で他者との付き合いには少し苦手意識を持っているようで、人間関係はやや閉鎖的。
引きこもり体質のため火炎放射の制御に成功した後も暫く登校を渋っていました。

容姿は可愛らしく、周囲からもそのような評価を受けています。
男子と話す事に苦手意識を持っているようで、恋愛とは今のところ縁がない模様。
苦手や怖い事に対して怯えながらも挑む芯の強さを持っています。

そんなルリを一人で育ててきた青木海は気さくな母親。
当初はツノが生えたルリに何事もないような接し方をしていましたが、実際には相当困惑していたようで、娘を出来るだけ動揺させない為の気配りだったと思われます。
ルリが火を吐いた際にもクラスメイトに対して直ぐ説明と謝罪を行うなど、サバサバしているようでしっかりした大人のようです。

萩原裕香(ユカ)はルリの友達であり保護者的な存在です。
ルリがドラゴン化してからも接し方は一切変えず、彼女の支えになっています。
陰キャ気質なようでちゃんと社交性も持っているルリが本来の良さを出せるよう、ドラゴン化をきっかけに交遊関係を広げるよう後押しもしています。

その新たな交友関係の第一歩となったのが神代(かしろ)さん
ツートンカラーのツインテールという尖った髪型からルリは不良っぽい子だと思っていたようですが、実際は優等生で勉強を教えるのも上手。
明け透けで若干距離感がバグってたりもしますが、基本良い子です。

ルリから後頭部を燃やされた男子生徒は吉岡(よしおか)君
髪を切る事になったものの全く怒る素振りも見せないナイスガイです。
彼とよく一緒にいてルリにも積極的に話しかけるクセッ毛の男子はまだ名前が判明していません。

読切版との違いは?

(画像引用 : 『ルリドラゴン』公式X https://twitter.com/SHINDO_MASAOKI

『ルリドラゴン』の連載が始まったのは週刊少年ジャンプ2022年28号からですが、実はその前に読切版が発表されています。
2020年末に発売された「少年ジャンプGIGA 2021WINTER」に掲載されたその読切版は、連載版のプロトタイプといった内容。
基本的な設定は連載版と同じですが、バスの中で盗撮されるなどルリに対する周囲の反応が若干リアル寄りになっていたり、海のルリに対する態度が淡々としていたり、多少の違いがあります。

最大の相違点は、ルリが早い段階で父親のドラゴンと会っているところ。
父ドラゴンは禍々しい外見で壊そうですが、連載版で海が言っているように中身は人間とあまり変わらず、ルリに対しても優しく接しています。

ちなみに、そんな父にルリが最初に質問したのは「人と龍との子供ってどうやって作ったんすか」でした。
散々狼狽えた末に「お母さんに聞いてくれ」と答える父は中々どうして可愛げがあり、本編でこのシーンが描かれるのが楽しみなファンは多いと思われます。

尚、読切版は1巻には収録されていませんが、下記の公式ボイスコミックで視聴できます。

【ジャンプ漫画】(cv:小見川千明)ツノの生えた女子高生!ある日発覚した父の正体はドラゴンだった!?『ルリドラゴン』完全版【ボイスコミック】
https://www.youtube.com/watch?v=JNtBSyH-jcE

今後の掲載誌・連載スケジュール

(画像引用 : 『ルリドラゴン』公式X https://twitter.com/SHINDO_MASAOKI)

ついに連載が再開されたルリドラゴンですが、今後は掲載誌および連載ペースが変わる事が告知されています。

4月1日(月)発売の18号(第11話)までは毎週ジャンプ本誌での連載。
それから3週間空けて、4月22日(月)より少年ジャンプ+およびデジタル版週刊少年ジャンプにおいて隔週での連載となります。
つまり、12話以降は紙媒体のジャンプには掲載されない事になりました。

これは作者である眞藤雅興先生の今後の体調を考慮し、紙媒体での連載よりもデジタル媒体での連載の方が好ましいという判断だと思われます。
紙媒体だと突然連載が出来なくなった場合、出版物の事情からその分のページ数を埋めなければならなくなりますが、デジタルならばその必要がないからです。
本来ならより融通の利くジャンプラへの完全移籍が妥当ですが、ジャンプで始まって注目された作品という事で、読者の混乱を可能な限り避ける為にデジタル版のジャンプにも掲載する形にしたのでしょう。

一つ注意が必要なのは、デジタル版週刊少年ジャンプでの掲載は「ジャンプ+ アプリ版/ブラウザ版」「ゼブラック アプリ版/ブラウザ版」「ジャンプ+、ゼブラック以外のサービスで単号購読できるデジタル版週刊少年ジャンプ」という点です。
とはいえ殆どの電子書籍ストアにおいて単号での購読は可能となっているので過度に気にする必要はないと思われます。

『ルリドラゴン』アニメ化への道

(画像引用 : 『ルリドラゴン』公式X https://twitter.com/SHINDO_MASAOKI)

少々気が早いですが、最後にルリドラゴンがアニメ化する可能性についても検証してみます。

本作は連載開始当初から人気を集めており、ジャンプ読者からも編集部からもかなり期待されている作品です。
それは売上にも現れていて、1巻の発行部数は20万部を突破しました。

幾らジャンプが日本一有名な漫画雑誌とはいえ、1巻の時点で20万部を超える作品はそう簡単には生まれません。
既にアニメ化を果たしている『アオのハコ』の1巻発売時よりもハイペースで売れています。

日本出版販売が主催する「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で1位に輝くなど評価も上々。
これらの実績を踏まえるとアニメ化自体はかなり有力、と言うよりほぼ既定路線レベルです。

とはいえ、眞藤先生の体調が安定しない事にはアニメ化企画を進めるのは難しいでしょう。
漫画家は激務なので連載をこなしながら体調を整えるのは困難であり、今後も隔週連載とはいえ定期・不定期を問わず休載を挟む事になると推察されます。
よって、最低限1クールのアニメを作れるくらいストックが溜まるまではアニメ化が発表される事はないと考えて良いと思われます。

ジャンプ作品の場合、1クール分のストックは最低でもコミックス4~5巻分は必要です。
ジャンプ復帰となった第7話は19ページと通常のジャンプ連載作品と同じでしたが、ジャンプラ移籍後は1話ごとのページ数を減らす可能性もあり、コミックス発売のペースも現時点では予想できません。

仮に1話19ページをキープして4回に1回休載を挟むと仮定した場合、約半年に1冊ペースでコミックスが出る計算になります。
その場合、5巻発売までは最低でも2年かかります。
よって2026年の時点でアニメ化企画が動き始め、2028年頃に放送されるというのが妥当な流れです。

つまり、早くても4年後。
ルリドラゴンのアニメ化は長い道のりになりそうです。

まとめ

ついに『ルリドラゴン』をまた読める日が来ましたね!
眞藤先生には今後も決して無理をせず、出来るだけ長く描き続いて欲しいです。
そしていつかアニメ化される日を心待ちにしています!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です