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Nov

【呪術廻戦】伏黒恵はどうして1番人気になれたのか? 徹底検証


(画像引用 : Amazon)

男女問わず幅広い層に爆発的人気の『呪術廻戦』より、メインキャラクターの伏黒恵を大特集!
公式人気投票で抜群の結果を残すなど、ファンから圧倒的な支持を得ているその理由を徹底的に検証します!

伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)キャラクター概要


(画像引用 : Amazon)

『呪術廻戦』に登場する男性キャラクター。
呪術界御三家の1つである禪院家の血筋で、呪術高専東京校に通う1年生。
2級呪術師として活動しており、単独での任務もこなしています。

黒髪のツンツン頭で、いわゆるウニ頭。
身長は175cm程と高校生の平均よりは高く、主人公・虎杖悠仁よりも若干高い模様。
家着はとにかく楽な物との事。

実の両親は既に亡くなっており、1つ年上の義姉・津美紀と暮らしていました。
その津美紀が正体不明の呪いによって寝たきりになってしまい、善人が報われない現状に疑問を抱き、善人が平等に幸せを享受できる世界を作る為に他者を助けるべく呪術師となりました。

クールで生真面目な性格で、素っ気ない態度を見せる事が多いものの、一方で仲間思いで負けず嫌いな一面も持っています。
ただし自分にとって関与するに値しない人間に対しては冷徹で、助けなくてもいいと判断した場合は容赦なく見捨てるなど、取捨選択をハッキリと行うタイプ。
救うべき対象が目の前にある場合は手段を問わず救おうと尽力し、敵に対しても決死の覚悟で臨みます。

戦闘では禪院家相伝の術式「十種影法術」を用い、自分の影を媒体とした10種類の式神を使役しつつ自らも近接戦で戦うスタイル。
様々なタイプの式神を喚び出せるため戦術の幅が広く、呪いの王・両面宿儺からも一目置かれるほど。
しかし未熟さから十種影法術を完璧に使いこなしているとは言い難く、「宝の持ち腐れ」とも評されもいます。

物語序盤は領域展開を使う事は出来ませんでしたが、五条悟の助言と窮地に追い込まれた際の開き直りによって「嵌合暗翳庭」を会得。
不完全なので必中効果こそないものの、影を変化させ複数の式神を同時に使役するなど十種影法術を拡張させ、120%のポテンシャルを発揮する空間を生み出せます。
ただし現実の閉鎖空間を転用する必要がある為、野外では使用できないようです。

担当声優は内田雄馬(うちだ ゆうま)さん。

インテンションに所属している男性声優。
2012年に声優デビュー、2016年放送『マクロスΔ』のハヤテ・インメルマン役で初主演を務め、以降様々な作品で主人公やメインキャラを担当する人気声優となっています。
女性声優の内田真礼は実姉。

代表作は伏黒恵、アッシュ・リンクス(BANANA FISH)、御影玲王(ブルーロック)、漣ジュン(あんさんぶるスターズ!)、草摩夾(フルーツバスケット)など。

人気の要因は幅広い層からの支持?


(画像引用 : Amazon)

2023年11月現在、『呪術廻戦』は三度の公式人気投票を行っています。
その結果は以下の通りです。

・第一回(2019年4~5月、総投票数163,066票)
1位:21,735票 虎杖悠仁
2位:21,193票 伏黒恵
3位:16,923票 五条悟

・第二回(2021年5~6月、総投票数97,860票)
1位:19,393票 伏黒恵
2位:14,359票 五条悟
3位:13,265票 虎杖悠仁

・第三回(2023年3月、総投票数96,704票)
1位:30,059票 伏黒恵
2位:24,038票 虎杖悠仁
3位:11,591票 五条悟

起首雷同編の頃に行われた第一回では、主人公の虎杖が僅か542票差で恵を退け1位になりました。
しかし渋谷事変後に実施された第二回では恵が1位を奪取。
そして第三回では2位との差を更に広げ、その人気を盤石のものとしました。

総投票数における恵への投票率は第一回が13%、第二回が20%、第三回はなんと31%を記録。
右肩上がりで人気が高まっている事がわかります。

特筆すべきは、本作の象徴とも言える人気キャラの五条を全て上回っている事
実力では最強、話題性でも圧倒的な五条を見事に完封しています。

何故、恵がここまで驚異的な人気を得るに至ったのでしょうか?

『呪術廻戦』はジャンプ作品の中では特に女性人気が高い事で知られ、女性ファンがかなり多いと推察されます。
その為、イケメンとして描かれているキャラはかなり有利。
本作のイケメン枠と言えば五条が筆頭ですが、彼の容姿はやや童顔寄りで、最も需要の大きいと思われるクール系のイケメン枠を恵が担っている点がまず第一に挙げられます。

また、声優を担当している内田雄馬さんの人気も恵の人気に貢献していると思われます。

ただ、顔や声が良いだけでこれだけの票を稼げる筈がありません。
恵は女性ファンだけでなく、男性ファンからも支持されている筈です。

男性が好むキャラは往々にして、いわゆる厨二的な要素を持っているものです。
よって厨二心を擽るようなシーンや設定が多いほど、男性からの支持を得られ易いと言えます。

その点において、恵はかなり優れたキャラです。
最大の魅力はやはり十種影法術。
いわゆる召喚術で、「玉犬」「鵺」「大蛇」「満象」など多くの特徴の異なる式神を操って戦うバトルスタイルが、男性ファンの厨二心を大いに擽ったと思われます。

それに関連し、戦闘機会の多さも理由の一つ。
初めて虎杖と出会って以降、彼のバトルがなかったのは幼魚と逆罰編と過去編くらいで、ほぼ全てのエピソードで戦闘をこなし見せ場を作っています。
結果、自然と見せ場も多くなり、思い入れが出来やすいキャラになっているのです。

成長がわかりやすいキャラという点も魅力の一つです。

本作は呪術がバトルの目玉ですが、割とシンプルな殴り合いになる事も多く、その象徴が術式を使えない虎杖。
彼も東堂戦~花御戦で飛躍的に成長しますが戦術が殴る蹴るのみで、敵もどんどん強くなるため必然的にダメージの通りは悪く、強くなっている事が伝わり難いのは否定できません。
それに対し、恵は式神の増加、領域展開の取得、それらによる戦術面の強化と成長が可視化されやすいタイプなので、強くなっていく様を実感しやすいキャラとなっています。

人類にとっての宿敵で、本作における悪の象徴とも言える宿儺に目をかけられているのも重要なポイント。
強敵から一目置かれている存在と軽んじられている存在ならば、当然前者の方に魅力を感じる人が多いでしょう。

そして恵の最も厨二心を擽っている要素は、その宿儺をも魅了した八握剣異戒神将魔虚羅の存在でしょう。
過去誰一人として調伏できた者はいない最強の式神であり、「あらゆる事象への適応」というチート能力持ちの魔虚羅は、その禍々しい外見も含め非常に魅力的な存在。
また、恵自身も調伏している訳ではなく「調伏の儀式という形で喚び出し敵を巻き込む自爆技」として魔虚羅を喚び出すという尖った召喚方法も厨二心を刺激してきます。

「自己犠牲を伴う大技」は男のロマン。
これがある以上、恵が男性ファンを多く抱えているのは確実とまで言えます。

不完全さ故の健気さ


(画像引用 : Amazon)

男を魅了する要素を多数持っている恵ですが、それ以上に女性ファンを惹き付ける要素に溢れています。
外見もさる事ながら、注目すべきはその背景と中身です。

恵の性格を極限までシンプルに言い表すと「クールだけど優しい」です。
この時点で人気者になる要素としては十分ですが、ただ優しいだけではトップにはなれません。
現実でもそうですが、優しいだけの男に魅力を感じる女性は決して多くはないからです。

恵の優しさが最初に表れたのは、虎杖が宿儺の指を飲み込んだ事で処刑対象になったにもかかわらず、彼を死なせたくないと五条に意思表示した時です。
ただ、この時点では単なる良い人という印象に過ぎず、ミもフタもない言い方をすればごくありふれた言動に過ぎません。
しかし彼がこう答えた背景が明かされていくにつれ、伏黒恵という人物がただ優しいだけの男ではないとわかります。

中学時代、恵はかなりの問題児でした。
父親がまともな人物ではなく、幼くして親を失う事になった彼が捻くれた少年になるのは仕方ない事だったのでしょう。
ただ、問題児は問題児でもわかりやすい不良という訳ではなく、常識人ゆえに悪人を当然のように嫌い、典型的善人である姉の津美紀への反発から善人も白眼視し、結果的に世の中の大半を敵視するような捻くれた子供でした。

彼の津美紀への反発は、わかりやすい善を偽善と決め付ける思春期特有の捻くれ具合と、早くに母親を失った事によって反抗期の行き場を義姉に向けてしまった事にあると思われます。

しかし中3に上がって間もなく、津美紀は謎の呪いによって昏睡状態になってしまいました。
心の何処かで彼女に甘えていた恵は、そこで初めて自分が間違っていた事に気付き、深く後悔する事になります。
その後悔の果てに、津美紀のような善人さえも呪われてしまう世の中はおかしいと考え、善人を救うという基本姿勢を構築する事になりました。

これが、虎杖を救いたいと思った理由であり原動力。
平凡に思える答えの裏には悲劇があり、悔恨があり、そして切実な願いがあったのです。

このエピソードで一気に人としての奥行きが出た事で、恵は更に人気を高めたと思われます。
何より、単純に母性本能を思いっきり刺激する過去を持っているところが大きかったのかもしれません。
未熟さ故に過ちを犯し、後悔し、それを引きずりながら生きている恵を幸せにしてあげたいと思うファンは相当数いる筈です。

恵というキャラを構成する要素の中で「未熟さ」「不完全さ」は極めて重要です。
精神面だけでなく、戦闘面においても恵はあらゆる能力が不完全。
術式も領域展開も完成度は低く、その所為で物語冒頭は身体能力が高いだけの一般人だった虎杖にさえ抜かされてしまいます。

それでも腐らず、また諦めたりもせず、まっすぐに「俺も強くなる。すぐに追い越すぞ」と言える恵には健気さを感じずにはいられません。

そして恵の人気を語る上で彼の父親の伏黒甚爾、通称「パパ黒」を無視する事は出来ないでしょう。

性格の悪さにおいては自他共に認める五条をもって「僕が引くレベルのろくでなし」と表現するほどのクズ親。
ギャンブル狂の為に基本持ち金はなく、人の親でありながら複数の女性の所を転々とし、「術師殺し」の名で裏社会を渡り歩くドス黒いヒモな彼ですが、呪力が完全にゼロという特異体質によって「フィジカルギフテッド」の天与呪縛を持ち、覚醒前とは言えあの五条にさえ一度は勝利するほどの実力者でもあります。
絵に描いたようなクズ親ですが、クズキャラ好きのファンからは熱烈な支持を得ており公式人気投票でも10位前後にいます。

このパパ黒の存在が、恵を更なる人気キャラへと押し上げました。
これだけ性根の腐った親からこんな良い子が育ったという喝采、親に恵まれなかったという同情、顔がソックリで将来同じような大人になるかもというパパ黒ファンの期待、そしてパパ黒がほんの少し見せた子への愛情から「本当は愛されていたのにそれを知る事が出来なかった」という無常感。
いずれも恵に人気にとってプラス要素になったと思われます。

恵の名言・迷言集(~渋谷事変)


(画像引用 : Amazon)

無愛想ながら人情味溢れる性格のため、温かい言葉も多い恵。
そんな彼の名言・迷言をまとめました!
なお、アニメ2期で放送される「渋谷事変」までの範囲からの選出です。

でも死なせたくありません

処刑対象になった虎杖をどうすべきか五条に問われた際の返答。
その後に「私情です。なんとかしてください」と頼むところも含めて、伏黒恵というキャラクターの出発点と言っても過言ではない台詞です。

自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする

西東京市の少年院に特級呪霊の呪胎が現れた際の任務で、犯罪を犯した人物を助ける是非を虎杖に投げかけた台詞。
この問い掛けは虎杖の心に強く残り、ある種の呪いとなりました。

虎杖は戻ってくる その結果自分が死んでもな そういう奴だ

虎杖の心臓を取り出し、元に戻れば死ぬという状態にした宿儺に対して言い放った言葉。
まだ出会って間もない時期でありながら、虎杖の人間性に対して強い信頼を抱いている事が窺えます。

その人に揺るがない人間性があれば それ以上は何も求めません

東堂から女性の好みを聞かれた際の回答。
東堂は「つまらん」と一蹴しましたが、女性陣からは好評でした。
尚、本人は津美紀をイメージしており、義理とはいえ姉という事で一部の読者からはシスコン扱いされる事になりました。

次死んだら殺す!!

蘇生したばかりの虎杖が、自分を逃がし特級呪霊の花御と戦う意志を示した際の台詞。
ムチャクチャな言動ですが、虎杖にとっては最高の激励になったようです。

俺が助ける人間を選ぶように 俺を選んで心配してくれたんだろ

津美紀の善が偽善ではないと理解した上で、昏睡した彼女に向かって語りかけたモノローグ。
津美紀が倒れ、自分が心配する立場になったからこそ辿り着いた答えでもあるのでしょう。

先に逝く せいぜい頑張れ

負傷した状態で敵勢力の呪詛師・重面春太に不意打ちされ、瀕死の状態に陥った際に自爆覚悟で魔虚羅を喚び出した際の捨て台詞。
これを言い放った時の顔は、ちょっとだけパパ黒の面影を感じさせます。

まとめ

ボス級のキャラを倒すなどのMVP級の働きこそない余りないものの、十種影法術を駆使した戦術は見応えがあって、単純なバトル要員としても魅力的な恵。
でも、やはり彼の本当の魅力はその内面にこそあると思います。
原作ではちょっと辛い事になっていますけど、どうにか彼が幸せな未来を描いて欲しいですよね!

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