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Jun
【ウマ娘 プリティーダービー】絶妙なバランスの史実とif展開まとめ【アニメ】 #umamusume #ウマ娘
2人の「おかあちゃん」
主人公・スペシャルウィークには母親が2人います。
産みの母はスペシャルウィークを産んですぐに亡くなり、普通の人間に育てられました。
そのため、トレセン学園に入るまで他のウマ娘と交流がありませんでした。
このエピソードには元ネタがあり、母であるキャンペンガールはスペシャルウィークを産んだ5日後に亡くなっていて、幼少期は北海道にある牧場で過ごしました。
しかし乳母の気性が荒かったため、人の手で育てられたとのこと。
この辺りが「他のウマ娘と交流がなかった」という設定に表れています。
そして、この時担当していたのがニュージーランド国籍のティナさんという女性で、アニメのおかあちゃんが金髪だったのも、ティナさんが外国人というところを反映させています。
レースの「再現度の高さ」
アニメではいくつものレースが繰り広げられますが、注目はその再現度。
ここではスペシャルウィークの初の重賞レース「弥生賞」を挙げましょう。
アニメ第3話で開催された「弥生賞」は東京競馬場で行われ、名物の最終コーナーにある高低差2mもある坂(だんだら坂)もしっかりと描かれています。
レースはその坂でスペシャルウィークがキングヘイローを抜き、上りきった後に一気に加速してセイウンスカイを抜き去って見事1位に輝きます。
実際のレース展開もそのまま再現され、レース後のトレーナーが言った「あの末脚は天性のものだな」というセリフは、当時のスペシャルウィークが「勝負根性を活かした差しの戦法」をすることが多かったことからきています。
そして、このレースでのスペシャルウィークの人気は1番、馬番が13番というのも実際のものと一致していて、細かい所まで再現されています。
アニメ内で開催されるレースは、どれも再現が高く、制作陣のこだわりの強さが伺えますね。
史実を守る細かい配慮
登場するウマ娘はすべて女性。ということは「牡馬限定」「牝馬限定」「年齢制限」のある限定レースはどういった基準で出場しているのでしょうか?
アニメ第3話でトレーナーがチーム・リギルのハナさんに対して「皐月賞、なんであいつ出さないの?」と尋ねるシーンがあります。
「あいつ」とはエルコンドルパサーのことと思われ、当時の皐月賞は外国産馬に出場資格が与えられなかったために出場できませんでした。
現在は外国産馬の出場は認められていますが、史実を守るために「トレーナー判断で出場を見送った」ということになっています。
こういった、細かい設定と配慮で史実を守り、スムーズに物語を描いています。
大食い
アニメではスペシャルウィークの大食い、そのせいでお腹がポッコリ出てしまう場面が多く見られましたねw
これも史実からきていて、実際のスペシャルウィークは弥生賞から次の皐月賞までに10kgも増量してしまいます。
アニメでは勝負服のファスナーが閉まらないハプニングがありましたね。
そのため、皐月賞では差し切れずに2位で終わりました。(史実でも2位でした)