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May
【推しの子】MEMちょの魅力を徹底検証! 一番かわいいって本当!?
(画像引用 : 『アニメ【推しの子】』公式サイト https://ichigoproduction.com/)
話題沸騰中の2023春アニメ【推しの子】より、人気ユーチュバーでインフルエンサーのMEMちょを大特集!
決して出番は多くないものの、作中では潤滑油、作外では清涼剤として活躍する彼女の魅力に迫ります!
【MEMちょ(めむちょ)キャラクター概要】
(画像引用 : Amazon)
【推しの子】に登場する女性キャラクター。
登録者数37万人のユーチューバーで、フォロワー数63.8万人のティックトッカー。
その実績を買われ、恋愛リアリティーショー番組「今からガチ恋♡始めます(今ガチ)」へと出演する事になりました。
番組終了後、共演した星野アクア(ほしの あくあ)に誘われ、苺プロダクションのアイドルユニット「新生B小町」に加入。
アイドルとしての活動も開始しました。
髪の色はプリンヘアの金髪で、ボブカット。
角の生えた悪魔のようなデザインのカチューシャをしています。
苺プロの社長、斎藤ミヤコ(さいとうみやこ)曰く「骨格からして幼く見える」とのこと。
独自のマーケティングとプロモーションで登録者数を伸ばすなどセルフプロデュースに長けていて、その能力は随所で活かされています。
元来の性格と苦労人だった過去の経験からか、周囲の人間が弱っているといち早く気付き、ケアやフォローに回る甲斐甲斐しい一面も持っています。
子供の頃からアイドル好きで、本来なら世代ではないはずのB小町(旧)のファンで、特に推していたのは星野アイ(ほしの あい)。
将来の夢はアイドルになる事で、その夢はユーチュバーになってからも変わらず心の中に残っていました。
ただし歌はあまり得意ではなく「ヘタウマ」の部類です。
担当声優は大久保瑠美(おおくぼ るみ)さん。
81プロデュースに所属している女性声優。
2009年放送のテレビアニメ『ささめきこと』でデビューし、2011年にキュアミューズ/調辺アコ(スイートプリキュア♪)、吉川ちなつ(ゆるゆり)役を演じてブレイクを果たし、毎年数多くのメインキャラを担当する人気声優となりました。
代表作はMEMちょ、ちなつ、キュアミューズ、野々原ゆずこ(ゆゆ式)、アストルフォ(Fateシリーズ)など。
【遊び心と努力で掴んだインフルエンサーの地位】
(画像引用 : Amazon)
MEMちょが初登場したのは、第三章「恋愛リアリティショー編」からです。
登場したばかりの頃の彼女は18歳の現役女子高生で、間延びした話し方で共感のみの会話を延々と続ける、ちょっとおバカな印象を受けるキャラでした。
しかしそのおバカキャラはあくまで、他者から好感や共感を持ってもらう為のキャラ付けだった事が判明します。
元々の間延びした喋り方を誇張したり、視聴者からどう見られるのがベストかを考えて行動したりと、次第に戦略家としての一面を覗かせるようになりました。
そしてその後、実は18歳ではなく25歳だと判明!
芸能界の世界では年齢詐称はよくある事ですが、7歳サバを読む人はかなり稀と思われ、アクアからは「メンタル化け物か?」などと言われていました。
MEMちょがそのようなチャレンジャーになったのには、彼女の生い立ちが関係しています。
彼女の家は母子家庭で、下に弟が二人いた為、父親の穴を埋めるべく子供の頃から弟たちの面倒を良く見ていたようです。
そんな彼女が当時夢中になっていたのがアイドル。
B小町のアイを推していたMEMちょは、そのアイと同じアイドルになる事を夢見ていました。
当初は家庭の事を考えて、高校を卒業したら普通に就職しようと考えていたMEMちょですが、母親から「家の事は気にしないで自分の夢を追いなさい」と言われ、オーディションに応募するようになります。
大手の最終審査まで残るなど、アイドルになれる可能性は十分にあったようです。
けれど、彼女の為に無理をし過ぎた母親が倒れ、入院してしまった事で状況は一変します。
弟達を大学に行かせたい、だけどこれ以上母親に無理はさせられないという思いから、オーディションの辞退と高校休学を決意。
昼はバイト、夜はガールズバーで働くなど、身を粉にしてお金を作り、無事弟達を大学に行かせる事が出来ました。
が、その時のMEMちょはもう23歳。
アイドルのオーディションは18歳や20歳までと年齢を制限するケースが大半の為、この時点で既にアイドルへの道は半ば断たれていました。
そこで夢を失ったMEMちょは、自分の居場所を求めるように配信を始めます。
当時まだ高校を辞めた訳ではなく休学のままだった為、ウケ狙いの現役JK(笑)として活動したところ、予想以上に人気が出てしまい、真相を明かせる空気ではなくなってしまったようです。
心ならずも18(25)になってしまい、MEMちょは「等身大の自分」を愛して貰う事が出来なくなります。
彼女がセルフプロデュースに長けているのは、本来の自分を隠し通さなければネットの世界で生きて行けないと覚悟を決めたからでしょう。
そこから様々な試行錯誤、悪戦苦闘を経て、インフルエンサーの地位を得る事が出来ました。
彼女が「嘘はとびきりの愛」を信条とするアイに惹かれたのは、ある意味運命だったのかもしれません。
【陰の功労者ならではの魅力】
https://twitter.com/anime_oshinoko/status/1647487446517678080
(画像引用 : アニメ【推しの子】公式Twitter https://twitter.com/anime_oshinoko)
ユーチューバーとしてたった一人で大成功を収めたMEMちょですが、彼女は今ガチやB小町において、決してセンターポジションという訳ではありません。
例えば今ガチの現場では、ファッションモデルの鷲見ゆき(すみ ゆき)が主導権を握ったと察するや否や、無理に目立とうとはせず「おバカ系癒やし枠」という脇役ポジションに活路を見出します。
B小町でも当初はセンターを希望していましたが、自分よりも歌が上手い有馬かな(ありま かな)やアイドルとして図抜けた資質を持つ星野ルビー(ほしの るびー)が中心にいた方が良いと判断し、自身はネットでのプロモーション業務を担うなど裏方での活動に重きを置くようになりました。
このように、MEMちょはアイドル志望の割に「私を見て!」という強い自我はなく、常に全体の事を考え、一歩引いたところで集団を支える縁の下の力持ちとして活動しています。
これはやはり、家庭の事情で弟達の面倒を見ていた事が大きく影響しているものと思われます。
そんな彼女が特に優れているのは洞察力です。
今ガチメンバーの1人、黒川あかね(くろかわ あかね)が炎上して精神状態が不安定になり、台風の日にLINEのグループで彼女が「ご飯買ってくるね」と言った際、それが冗談ではないといち早く判断。
豪雨の中、家を飛び出しあかねを捜し回っていました。
結果的にあかねを見つけたのはアクアでしたが、そのアクアもMEMちょの行動があった事で動いており、陰の功労者はMEMちょだったと言っても過言ではないでしょう。
また、B小町においてもその洞察力と気遣いは幾度となく発揮されています。
かながアクアとの事で落ち込んだり塞ぎ込んだりした際にも即座に気付き、率先して両者の話を聞くなどフォローに奔走しました。
もしMEMちょがいなければ、今ガチの現場もB小町も人間関係が拗れ、下手したら崩壊していたかもしれません。
このように、MEMちょは作中において潤滑油の役割を担っています。
また作外においても、他のメインキャラが恋愛や復讐絡みでギスギスしている中、一人なんら変わる事なく読者に安心と癒やしを与え続ける清涼剤のような存在になっています。
同じ赤坂アカ先生の代表作『かぐや様は告らせたい』における四条眞妃のようなポジションですね。
彼女たちに共通しているのは、好感度的な減点が殆どない事です。
その為、物語が進むにつれて何かと摩擦が生じやすい他のキャラを尻目に、ずっと良いイメージだけを保持し続けています。
加えて、MEMちょは陰の功労者として活躍し、ファン目線で「良い子」だと思えるシーンも多いため、結果的に他のどのキャラよりも嫌われ難いポジションを確立しているのです。
長期連載になると、どうしても読者の評価は減点方式になりがち。
「あのキャラはこんな行動を取ったから嫌い」「作者はあのキャラを優遇している」などといった意見も出て来ます。
そんな中で、MEMちょのようなキャラは作品に必要不可欠な存在と言えるでしょう。
作中でも作外でも陰の功労者。
それがMEMちょ独自のポジションであり、彼女の最大の魅力なのです。
【MEMちょの名言・迷言集(~第四章)】
(画像引用 : Amazon)
18(25)で苦労人のMEMちょは人生経験も豊富で、その言葉にも相応の説得力があります。
そんな彼女の名言・迷言をまとめました!
なお、アニメ1期で放送される可能性が高い第四章「ファーストステージ編」までの範囲からの選出です。
『思う存分食えや餓鬼共!!』
今ガチメンバーに焼き肉を奢るようせがまれ、葛藤の末に全員つれていっての一言。
この時点で既に18歳らしくない言動ですね。
ちなみに10代の男女が6人も焼き肉を食べに行くと、間違いなく万札が数枚飛びます。
『ホストに本気になっちゃう感覚に近いかもぉ!』
「恋リアでリアルに恋するの?」という質問に対する回答。
普通、10代はホストを例に挙げないんですよ。
『謝罪って日本人の道徳的には正しいけど 炎上対策としては下の下なんだよ』
ネットの世界で、たった一人でのし上がってきた彼女ならではの台詞。
人付き合いとネットでの振る舞いは分けて考えるべき、というのは正論ですが、誰もがそれを出来ていると思っている反面、実際には出来ていない人も多いものです。
『こう見えてバズらせのプロなんだけどぉ?』
登録者数37万人という数字は、ユーチューバー全体の上位0.1~0.2%くらいとも言われています。
そこまでになる為の努力を続けて来た彼女だからこそ言える台詞ですね。
『アクたんも何重に演じてるもんねぇ』
自身もキャラを演じているからこそ、同じように演じている人の事はすぐにわかるようです。
恋愛リアリティショー編の冒頭、アクア(転生者)とMEMちょ(20代中盤)が「10代特有の共感だけの会話」をしていたシーンをあらためて見直すと、なんとも言えない気持ちになります。
『面白くなってきた――――!!』
あかねのアクアへの気持ちを知り、ゆきと共に大はしゃぎするシーン。
若いですね。気持ちが。
『寂しいな 私この現場めちゃくちゃ好きだった』
このシーンはMEMちょの過去を知った後だと全く違う印象を受けます。
彼女にとって今ガチの現場は、失った青春を取り戻した場所だったのでしょう。
【まとめ】
バイプレーヤー的なかわいさ、という観点で彼女の魅力を検証しましたが、単純に一女性キャラとしてもかわいくて魅力的ですよね!
特にアクアからB小町に誘われた時のMEMちょは天元突破レベルのかわいさだと思います!