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Apr

アニメ制作会社ランキングTOP40! 2023年現在の人気アニメスタジオを格付けチェック!


(画像引用 : Amazon)

現役で活動を続けているアニメ制作会社の中から、現在特に人気と知名度の高い会社をランク付けして発表!
近年の実績を重視しつつ、これまで残してきた数々の名作や評価を考慮した上で、独断と偏見によるTOP40をご紹介します!

40位:カラー


(画像引用 : Amazon)

2006年設立の株式会社。
英語の綴りは「khara」です。

エヴァを制作していたガイナックスから庵野秀明監督が独立し、新たなアニメスタジオを設立。
以降、 長期にわたって『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作を行ってきましたが、2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でエヴァは完結を迎えました。

2014年にはエヴァの版権を移管している為、「エヴァを作っている会社」というだけでなく「エヴァ作品の管理を行っている会社」でもあります。
なのでエヴァだけを作っているという印象が強いですが、実際には元請以外で数多くのアニメ制作に携わっています。

『怪獣8号』では怪獣デザイン&ワークスを担当する予定です。

39位:サンジゲン


(画像引用 : Amazon)

2006年にウルトラスーパーピクチャーズの子会社として設立された株式会社。
3DCGアニメーション制作を行っています。

当初は3DCG制作をメインに他社作品のCGパートやアニメーションMVなどを制作していましたが、2012年に『ブラック★ロックシューター』でOrdetとの共同ながら元請制作を行い、2013年には『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』を手掛けヒットを記録しました。
その後は『バンドリ』『D4DJ』といったブシロードの人気コンテンツを映像化しています。
2023年にはバンドリ最新作『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の制作も発表しました。

38位:ティー・エヌ・ケー


(画像引用 : Amazon)

1999年に有限会社として設立。
2006年に株式会社となりました。
社名の由来は「Total Network」です。

設立翌年の2000年から元請制作を開始し、スマッシュヒットした『円盤皇女ワるきゅーレ』など、ちょっとエッチな描写のある作品を中心に手掛けていきます。
2007年には話題のエロゲー『School Days』をアニメ化し、その凄惨な内容が物議を醸しました。

2012年には『ハイスクールD×D』がヒットし、シリーズ化。
その後もエロ路線を追及し続け、規制が厳しくなった近年も『回復術士のやり直し』『不徳のギルド』 といった作品で男性アニメファンに夢を与え続けています。

37位:ブレインズ・ベース


(画像引用 : Amazon)

1996年設立の株式会社。
テレビアニメの元請制作は2002年からですが、それ以前からOVAや劇場向けアニメで元請を行っています。

2008年に手掛けた『夏目友人帳』が人気を博して軌道に乗り、以降は『狼と香辛料(2期)』『デュラララ!!』『俺ガイル(1期)』などラノベ作品のアニメ化で成功を収めます。
少女漫画や女性向けコンテンツのアニメ化も得意とし、『BROTHERS CONFLICT』などのヒット作を生み出しました。

36位:Seven Arcs


(画像引用 : Amazon)

2000年に「有限会社アークトゥールス」として設立。
2002年に「株式会社セブン・アークス」となり、2019年に現在の社名になっています。

2004年に初めてのテレビアニメとして手掛けた『魔法少女リリカルなのは』がスマッシュヒットを記録。
これを受け、翌年には続編となる第2期を発表し、クール1位のDVD(円盤)売上を達成しました。
2007年放送の3期は更に売上を大幅に伸ばし、「なのはの会社」としてアニメファンから周知されるようになりました。

なのは以外では、同じ都築真紀さん原作の『DOG DAYS』がヒットしシリーズ化。
その他にも『セキレイ』『トニカクカワイイ』などが人気を集めています。

35位:キネマシトラス


(画像引用 : Amazon)

2008年設立の株式会社。
社名の由来は「キネマ(シネマの古い呼び方)+創業メンバーの名前」との事です。

2013年に発表した『ゆゆ式』、2014年の『ばらかもん』で高評価を得て、2015年には『ごちうさ』2期をWHITE FOXと共同で制作。
その後も『メイドインアビス』『盾の勇者の成り上がり』などのヒット作を生み出し、国外でも人気を博しています。

2023年には『わたしの幸せな結婚』を発表予定です。

34位:スタジオ雲雀


(画像引用 : Amazon)

1979年設立の株式会社。
2006年に3DCG部門を「株式会社ラークスエンタテインメント」として分社化、2011年に新ブランドのLerche(ラルケ)を設立しています。

約20年ほど下請けをメインに行っていましたが、2000年前後から元請制作を積極的に行うようになり、2004~2007年にはNHKで放送された『メジャー』を制作。
2010年代に入ってからはラルケが制作の主体となり、『ダンガンロンパ』『暗殺教室』『がっこうぐらし!』『ようこそ実力至上主義の教室へ』など、一癖ある作品の映像化を担っています。

33位:SILVER LINK.


(画像引用 : Amazon)

2007年設立の株式会社。
2012年に子会社『CONNECT』の設立も行いましたが、2020年に吸収合併し一社での活動を行っています。

設立から1年半で元請制作作品の放送までこぎ着け、2作目の『バカとテストと召喚獣』で早々にヒットを記録。
以降も『プリヤ』『のんのんびより』『防振り』『魔王学院の不適合者』などのヒット作を輩出しています。
『ストライク・ザ・ブラッド』では近年珍しいOVAでのシリーズ化を行い成功を収めました。

2010年代は日常アニメの印象が強い会社でしたが、近年は小説家になろうに投稿されている「なろう作品」のアニメ化を数多く手掛けています。

32位:亜細亜堂


(画像引用 : Amazon)

1978年にシンエイ動画からの独立という形で、有限会社として設立。
1987年に株式会社となりました。

当初は下請けとして活動し、OVA等の制作を経て1993年よりテレビアニメでの制作元請を開始。
その1作目となった『忍たま乱太郎』が子供に人気となり、30年以上続く定番作品となりました。

また、1990年にスタートした『ちびまる子ちゃん』でも実制作を担当(クレジットは日本アニメーション)。
元請ではないものの、国民的アニメを作るスタジオとして確かな信頼を築きました。
また、人気児童書シリーズ『かいけつゾロリ』のアニメも制作しています。

31位:日本アニメーション


(画像引用 : Amazon)

1975年設立の株式会社。
設立前後から現在に至るまで、元請として数多くのアニメを手掛けています。

代表作は設立元年の1975年からスタートした世界名作劇場です。
世界中で親しまれている童話や小説を原作としたファミリー向けのアニメシリーズで、『フランダースの犬』『小公女セーラ』『あらいぐまラスカル』など数多くの人気作を生み出しました。
1990年からは国民的アニメとなった『ちびまる子ちゃん』を手掛けています。

90年代には『南国少年パプワくん』『魔法陣グルグル』などガンガン原作のアニメ化も担当していました。

30位:オレンジ


(画像引用 : Amazon)

2004年設立の株式会社。
3DCGアニメーション制作を行っています。

当初は他社作品のCGパート担当、或いは他社との共同制作という形でアニメに携わっていましたが、2017年に放送された『宝石の国』で初めて単独元請制作に臨み、フルCGアニメとして非常に高い評価を得ます。
その後も『BEASTARS』『ゴジラ S.P(ボンズとの共同制作)』で好評を博し、2023年には『TRIGUN STAMPEDE』を発表しました。

国内の3DCG制作会社では特に高い評価を得ているスタジオです。

29位:タツノコプロ


(画像引用 : Amazon)

1962年に「株式会社竜の子プロダクション」の名称で設立。
2013年に現在の名称へ変更されました。

1965年から単独での元請制作を行っている老舗で、『ハクション大魔王』『いなかっぺ大将』などのギャグ作品で人気を得て、1972年放送の『科学忍者隊ガッチャマン』で人気爆発。
以降SFアクションヒーロー物を多く手掛けるようになり、『ヤッターマン』などのタイムボカンシリーズが子供達の間で流行となりました。

タイムボカンシリーズが終了した1980年代以降は『超時空要塞マクロス』『天空戦記シュラト』などSFや変身モノをより近代的なデザインで描き好評を博すも、90年代に入ると過去作品のリメイクが目立つようになります。
2010年代に入ってからは『プリパラ』などのプリティーシリーズが人気を博しています。

28位:david production


(画像引用 : Amazon)

2007年設立の株式会社。
2009年より元請制作を開始しています。

2012年に放送された『妖狐×僕SS』がヒット作となり、同年秋より『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ化を開始。
ジョジョシリーズがネット上で再評価されていた事もあって、国内外で高い評価を獲得しました。
以降、全てのジョジョシリーズのアニメを制作しています。

ジョジョの印象が非常に強い制作会社ですが、それ以外にも『はたらく細胞』『あんスタ』などで好評を博し、ヒット作を多く抱える人気スタジオになっています。
2023年には『アンデッドアンラック』のアニメ化を行う予定です。

27位:動画工房


(画像引用 : Amazon)

1973年に有限会社として設立。
2006年に株式会社となっています。

設立から30年以上ずっと下請けを行っていましたが、2000年代中盤から元請制作を始め、2011年より放送された『ゆるゆり』のヒットを契機に日常系アニメを数多く手掛けるようになります。
特に2014~2016年は『未確認で進行形』『月刊少女野崎くん』『干物妹!うまるちゃん』『NEW GAME!』と毎年ヒット作を輩出し、「日常アニメと言えば動画工房」と言われるくらいの存在になりました。

2023年春からは注目作【推しの子】の放送が行われています。

26位:TRIGGER


(画像引用 : Amazon)

2011年設立の株式会社。
『天元突破グレンラガン』の今石洋之監督および大塚雅彦副監督、プロデューサーの舛本和也さんの3人がガイナックスから独立して誕生した会社です。

グレンラガンチームで手掛けた処女作『キルラキル』がヒットし、以降もオリジナル作品をメインに手掛け存在感を発揮。
2018年には昔の特撮作品「電光超人グリッドマン」を原作とした『SSSS.GRIDMAN』が人気を博し、アニメの新たな可能性を示しました。

2023年にはその『SSSS.GRIDMAN』の続編で、2021年放送『SSSS.DYNAZENON』のキャラも登場する映画『グリッドマン ユニバース』を公開。
ファンから非常に高い評価を得ています。

作風は一貫していて、どの作品も「熱血」を前面に出した熱い物語が展開されます。
そのイメージは完全に定着していて、アニメ制作会社の中でも特にブランディングが成功している例と言えそうです。

25位:エイトビット


(画像引用 : Amazon)

2008年設立の株式会社。
由来はファミコンのCPU「8ビット」です。

2011年に初の元請作品となる『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』でいきなり大ヒットを記録。
以降も『ヤマノススメ』『グリザイアシリーズ』などで人気を博し、2018年よりスタートした『転スラ』で知名度を大幅に向上させました。
近年も『ブルーロック』が人気作品になっています。

円盤売上で大きな数字を出したのはIS以降ありませんが、転スラやブルーロックは配信で大人気となり、その効果で原作の売上を大幅に伸ばしています。
近年ならではのヒット作を生み出している会社と言えるでしょう。

24位:サテライト


(画像引用 : Amazon)

1995年設立の株式会社。
社名の綴りは「SATELIGHT」で、由来は「Sapporo」「Animate」「Technology」「Entertainment」です。

マクロスシリーズで知られる河森正治監督と組み、2005年に『創聖のアクエリオン』を発表。
そして2008年にはマクロスシリーズ久々のテレビアニメとして制作した『マクロスF』を放送し、マクロス再ブームを巻き起こす大ヒットとなりました。
以降、マクロスシリーズやアクエリオンシリーズを含む殆どの河森作品はこのサテライトで制作されています。

マクロスシリーズで培った技術と発想を活かし、2012年から手掛ける『シンフォギア』シリーズはライブシーンを前面に出して大人気作品に成長。
担当声優がステージに立つリアルライブはドームを埋めるほどの人気イベントになっています。

23位:ぎゃろっぷ


(画像引用 : Amazon)

1978年に有限会社として設立。
2001年に株式会社となりました。

1980年代に元請制作を始め、1988年より『キテレツ大百科』の制作を開始。
藤子不二雄作品と言えばシンエイ動画が有名ですが、このキテレツはぎゃろっぷの制作で人気作となり、長寿アニメとなりました。

90年代は『姫ちゃんのリボン』『こどものおもちゃ』などの少女漫画や、『るろうに剣心』『こち亀』といったジャンプ作品のアニメ化を手掛け、1998年からは『おじゃる丸』もスタート。
おじゃる丸は現在も続く超長寿番組となっています。
2000年代には『遊戯王』の2作目を担当し、現在に至るまでシリーズ作品を手掛け続けています。

いずれの年代でも長期にわたって続くアニメを手掛けている点が最大の特徴です。

22位:P.A.WORKS


(画像引用 : Amazon)

2000年に「越中動画本舗株式会社」の名称で設立。
2002年に現在の会社名になっています。
由来は「Progressive Animation Works」の略です。

2008年に『true tears』で初の元請作品制作を行い、以降はオリジナル作品に強いこだわりを持つアニメスタジオとして周知されていきます。
2010年に放送した『Angel Beats!』ではKeyの麻枝准さんと組み大ヒットを記録。
その後も「お仕事シリーズ」と称した『花咲くいろは』『SHIROBAKO』が人気を博し、アニメファンの間で非常に高い評価を得ました。

21位:ぴえろ


(画像引用 : Amazon)

1977年創業、1979年に「株式会社スタジオぴえろ」の名称で設立。
2002年より現在の会社名になりました。

1981年に「うる星やつら」を手掛け、高視聴率を記録した事で一気に知れ渡り、人気アニメスタジオの仲間入りを果たします。
その後は『魔法の天使クリィミーマミ』などの魔法少女シリーズ、『きまぐれオレンジロード』『幽遊白書』『NARUTO』『BLEACH』などのジャンプ作品を手掛け、多くの人気アニメを生み出しています。
2014~2018年に放送された『東京喰種トーキョーグール』は海外で高い評価を得ました。

2015~2016年に発表した『おそ松さん』は、かつて一世を風靡した『おそ松くん』を六つ子メインの作品としてリメイクし大ヒット。
老舗ながら長年にわたって時代のニーズに合った作品を生み出し続けています。

20位:スタジオディーン


(画像引用 : Amazon)

1975年に有限会社として設立。
1982年より制作業務を開始し、1994年に株式会社となっています。

1984年よりスタジオぴえろ(現ぴえろ)が手掛けていた『うる星やつら』を引き継ぎ、その縁で『めぞん一刻』『らんま1/2』といった高橋留美子作品のアニメ化を任されるようになります。
人気作品を長期的に手掛けた事で信頼を獲得し、1997年にはスタジオぎゃろっぷから『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の制作も引き継ぎました。

2000年代に入っても高い生産力を保持し、殆どの年で年間5~10作品を手掛ける大手スタジオとして名を馳せています。
一大百合ブームを巻き起こした『マリア様がみてる』や女性向けアニメの金字塔『薄桜鬼』、なろうアニメの決定版となった『この素晴らしい世界に祝福を!』と、アニメ史に燦然と輝く作品を幾つも手掛けている点も特徴です。

19位:WHITE FOX


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2007年設立の株式会社。
2009年より元請制作を開始しています。

2011年に手掛けた『STEINS;GATE』が大ヒットとなり、以降も『はたらく魔王さま!』『ご注文はうさぎですか?』『Re:ゼロから始める異世界生活』『ゴブリンスレイヤー』『ありふれた職業で世界最強』などヒット作を量産しています。
扱った作品に対してヒット率が非常に高く、業界でもトップクラスのアベレージを誇っています。

2018年には『無職転生』制作の為にEGG FIRMと共同で制作会社「スタジオバインド」を設立しており、『無職転生』も実質的にこのWHITE FOXの作品と言って良いでしょう。
本作も国内外で高い人気を得ています。

18位:ウィットスタジオ


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2012年設立の株式会社。
Production I.G制作6課のスタッフが中心となり、グループ会社の設立と移籍という形で実現しました。

当初はあくまで制作に集中できる環境を整える為の設立だったようですが、処女作があの『進撃の巨人』だった為、国内外で物凄い注目を集める事になり、以降は完全に一ブランドとしての地位を確立しました。
『進撃』以降も『甲鉄城のカバネリ』『魔法使いの嫁』といったヒット作、中国で人気作となった『王様ランキング』などを手掛け、圧倒的な映像美と高い演出力で存在感を発揮しています。

そして2022年よりCloverWorksと共同で『SPY×FAMILY』の制作を開始。
日本国内だけでなく海外でも高い評価を受け、子供から大人までたくさんの人から愛される作品になっています。

17位:OLM


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1994年設立の株式会社。
社名の由来は「Oriental Light & Magic Inc.」の略です。

1997年より放送を開始した『ポケットモンスター』のアニメ制作に着手し、以降は「アニポケの会社」として周知されるようになります。
一方で『剣風伝奇ベルセルク』のような硬派な作品、『To Heart』『こみっくパーティー』のような人気ギャルゲームのアニメ化なども手掛けていました。

2008年に『イナズマイレブン』を手掛けてからは『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』などレベルファイブ作品の映像化も任されるようになり、これ以降はよりキッズ向けのアニメに特化した制作会社になっています。

16位:CloverWorks


(画像引用 : Amazon)

2018年にA-1 Picturesの高円寺スタジオをブランド化する形で設立。
A-1時代には『アイマス』『冴えカノ』『四月は君の嘘』『あの花』などを手掛けていました。

A-1の子会社のようなイメージを持たれがちですが実際には分社化で、アニプレックスの制作部門の新たな柱として設立されました。
既に稼働中のスタジオに名前を付けただけなので、設立元年から多くの作品を手掛けていて、2018年秋放送の『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』で早々にヒットを記録しました。

その後も安定した生産力でアニプレの作品を支えて来ましたが、2022年に『その着せ替え人形は恋をする』『SPY×FAMILY(WIT STUDIOと共同)』『ぼっち・ざ・ろっく!』を立て続けにヒットさせた事で一気に名を馳せました。
原作解像度の高さは随一で、今やA-1と同等の知名度を得ています。

15位:J.C.STAFF


(画像引用 : Amazon)

1986年設立の株式会社。
創業開始以降しばらくOVAや映画の制作を行い、1994年よりテレビアニメの元請制作を始めました。

1997年放送の『少女革命ウテナ』が耽美な世界観で話題となったものの、基本的にはバトルものやコミカルな作風の日常ものを得意としています。
ラノベ作品にいち早く着目し、2000年代には『灼眼のシャナ』『ゼロの使い魔』『とらドラ!』とヒットを連発。
そして2008年に『とある魔術の禁書目録』、翌2009年に『とある科学の超電磁砲』を手掛け、このとあるシリーズの大ヒットによって一気に業界トップクラスの知名度に上り詰めました。

近年もファンタジーバトル路線と日常コメディ路線が主で、『リトルバスターズ!』『ダンまち』『まちカドまぞく』などのヒット作を輩出しています。

14位:シャフト


(画像引用 : Amazon)

1975年に有限会社として設立。
仕上→グロス請け→元請制作→自社企画・元請制作とステップアップし、2015年に株式会社となりました。

非常に長い歴史を持つ制作会社ですが、メジャーな存在になったのは2000年代になってから。
『まほろまてぃっく』『ぱにぽにだっしゅ!』『ひだまりスケッチ』『さよなら絶望先生』とヒット作を続々と生み出し、2009年に放送された『化物語』が深夜アニメの売上記録を塗り替えるベストセラーとなった事で、一気に時代の寵児となりました。

そして2011年放送の『魔法少女まどか☆マギカ』でその人気は最高潮へと達します。
実写や字幕や切り絵などを用い、不思議な角度でキャラを描くその独特で尖った演出は「シャフト演出」と呼ばれ、一世を風靡しました。

アニメスタジオの独自色が色濃く出たのはこの時期のシャフトが最後かもしれません。
尚、近年の作品はこういった手法はあまり用いていないようです。

13位:ボンズ


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1998年にサンライズ第2スタジオが独立する形で設立。
サンライズ時代には『機動武闘伝Gガンダム』『カウボーイビバップ』などを手掛けていました。

サンライズと違ってロボットアニメはあまり手掛けず、ハードな世界観のファンタジー作品を主に制作。
連載序盤にアニメ化された『鋼の錬金術師』は後半を完全オリジナル展開にする英断で高評価を獲得し、後年あらためて原作準拠の映像化を行い再度ヒットさせました。
他にも『DARKER THAN BLACK』『血界戦線』『モブサイコ100』『文豪ストレイドッグス』など多数のヒット作を生み出し、特にバトル描写では国外からも高い評価を得ています。

近年は『僕のヒーローアカデミア』の制作で有名ですね。
既に7期の制作も発表されています。

12位:コミックス・ウェーブ・フィルム


(画像引用 : Amazon)

2007年に設立された株式会社。
コミックス・ウェーブのマーチャンダイジング事業部が独立し、現在の名称および形態となりました。

コミックス・ウェーブ時代から「才能ある若手作家を支援する」というコンセプトで活動し、2002年より新海誠監督のマネジメントを開始。
以降、全ての新海作品の制作を行っています。

新海監督の商業デビュー作『ほしのこえ』は単館上映作品ながら口コミで広がりDVDがヒットし、様々な賞を受賞。
続く『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』も商業的な大ヒットではないものの高い評価を得ました。

そして2016年に公開された『君の名は。』が大ブームを巻き起こし、興行収入251億円を記録。
その後の『天気の子』『すずめの戸締まり』も国内外で大ヒットを記録するなど、名実共に「新海作品の制作会社」として大きな実績を残しています。

国内は勿論、海外のマーケティングにおいても秀でています。
『すずめの戸締まり』は中国で111億円を突破し、『君の名は。』を抜いて中国で公開された日本アニメ映画史上最大のヒットになりました。

11位:Production I.G


(画像引用 : Amazon)

1987年に竜の子プロダクション(現タツノコプロ)から独立し「有限会社アイジータツノコ」の名称で設立。
1993年に現社名になり、1998年より株式会社となっています。
以降、二度の大きな改組が行われ現在に至ります。

1993年公開の『機動警察パトレイバー 2 the Movie』、1995年公開の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が国内だけでなく海外でも人気を博し、当時は寧ろ海外人気の方が目立っていました。
2000年代になってテレビアニメの元請にも本格的に参加し、攻殻機動隊シリーズを軸に様々な作品を手掛け、『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどのヒット作を輩出しました。
90年代から硬派な世界観を描く事が得意な会社ですが、『君に届け』のようなラブコメ作品も手掛けています。

また女性に人気の高い作品を得意とし、『新テニスの王子様』『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』といったジャンプ作品を担当。
2024年には『怪獣8号』のアニメ化を行います。

10位:マッドハウス


(画像引用 : Amazon)

1972年に有限会社マッドハウスとして設立。
1999年に株式会社パオハウスへ業務を全面移管し、株式会社マッドハウスとなりました。

70~80年代は劇場向け作品やOVAを中心に制作していましたが、1989年に『YAWARA!』の制作を手掛け人気アニメになった事で軌道に乗り、テレビシリーズの自社元請制作を本格的に開始。
1998年から放送を開始した『カードキャプターさくら』は子供だけでなく大人にも絶大な支持を集め、いわゆる「萌えアニメ」の先駆けとなりました。

業界で最も扱うジャンルが幅広いアニメスタジオで、2000年代は『DEATH NOTE』『BLACK LAGOON』『CLAYMORE』のようなダークな世界観のアニメで人気を博し、2010年代に入ってからは『魔法科高校の劣等生』『ノーゲーム・ノーライフ』『オーバーロード』などのラノベ作品でヒット作を量産しています。
2015年に放送された『ワンパンマン』は圧倒的なバトルシーンの描写で世界的な人気を獲得しました。
『電脳コイル』『宇宙よりも遠い場所』などのオリジナル作品も高く評価されています。

9位:MAPPA

(画像引用 : Amazon)

2011年設立の株式会社。
社名の由来は「Maruyama Animation Produce Project Association」です。

ジャンルや作風へのこだわりはなく、「面白さを追求する」というシンプルなテーマで様々な作品を生み出し、2016年に公開された映画『この世界の片隅に』で世界的な注目を集めます。
更に2018年放送のオリジナルアニメ『ゾンビランドサガ』が大ヒットし、2020年にはジャンプの大ヒット作『呪術廻戦』を手掛けた上、WIT STUDIOから『進撃の巨人』の制作を受け継いだ事で、一気に日本有数のアニメ制作会社へと駆け上がりました。
特に海外からの人気はかなり高いようです。

2022年からは『チェンソーマン』の放送もスタート。
現在最もホットなアニメスタジオとなっています。

8位:スタジオジブリ


(画像引用 : Amazon)

『風の谷のナウシカ』を制作したトップクラフトの改組という形で1985年に設立された株式会社。
その為、ナウシカは厳密にはジブリ作品ではないという見方をされる事もありますが、ジブリの公式サイトでは「スタジオジブリの作品」としてナウシカが紹介されています。

日本で最も有名なアニメスタジオで、日本で最も有名なアニメ映画監督である宮崎駿さんが所属する会社。
『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『耳をすませば』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』……など、日本人なら大抵は知っている大ヒット映画を多数制作してきた事で知られています。
テレビシリーズは手掛けていませんが、公開された映画はその後金曜ロードショーで繰り返し放送されている為、「ジブリ作品」という言葉はお茶の間でもお馴染みです。

宮崎監督の新作『君たちはどう生きるか』が2023年7月に公開予定となっています。

7位:ufotable


(画像引用 : Amazon)

2000年設立の有限会社。
制作の大半を自社で行う大規模なアニメスタジオです。

2005年放送の『フタコイ オルタナティブ』をきっかけに「TYPE-MOON×ufotableプロジェクト」がスタート。
その流れで2007年より手掛けた『劇場版 空の境界』、2011~2012年放送の『Fate/Zero』が大ヒットし、月型のファンから絶大な支持を受けた事で「Fateシリーズのアニメスタジオ」というイメージが定着します。

そんな中、2019年に放送された『鬼滅の刃』が日本全国に大ブームを巻き起こす爆発的ヒットとなり、今度は「鬼滅のアニメを作っている会社」へとイメージが変革されました。

圧倒的な映像美が特徴で、特にバトルシーンにおける迫力と幻想的な美しさは国内随一。
ファンタジー系アクションバトルを作らせたら世界No.1と言っても過言ではありません。

6位:シンエイ動画


(画像引用 : Amazon)

1965年にAプロダクションとして事業を開始。
当時は東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)の制作部門という形で活動し、1976年に提携を完了して現社名で再出発しました。

Aプロダクション時代から『オバケのQ太郎』『パーマン』『怪物くん』などの藤子不二雄作品を手掛け、シンエイ動画になってからもその縁は継続し、1979年に『ドラえもん』のアニメ化を行います。
ドラえもんは1973年に一度、別の会社が作ったものの半年で終了しており、シンエイ動画が制作したテレ朝版によって児童向けアニメの代表格となりました。
この実績によって、以降は殆どの藤子不二雄作品のアニメ化を担当する事になります。

藤子不二雄作品以外でも日常系の作品を主に手掛け、1992年にスタートした『クレヨンしんちゃん』は子供達の間で大ブームとなりました。
ドラえもんとクレしんは毎年映画が公開され、どちらも国民的アニメとして時代を超え愛され続けています。

近年では『からかい上手の高木さん』が人気作となり、3期および映画まで制作されました。
ラブコメ作品で実績を残した事もあり、新たに2023年春放送『僕の心のヤバイやつ』も手掛けています。

5位:京都アニメーション


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1981年に事業を開始し、1985年に京都アニメーションとして法人化。
当時は有限会社でしたが、1999年に株式会社となりました。

長らく下請け会社として稼働していましたが、2000年代に入って元請制作に挑戦。
2006年に放送された『涼宮ハルヒの憂鬱』が当時マイナーだった深夜アニメのイメージを改革する大人気作品となり、一気にメジャーな制作会社となりました。

以降も『CLANNAD』『けいおん!』『氷菓』『響け! ユーフォニアム』などヒット作を連発。
近年は自社の文庫レーベルからのアニメ化がメインとなっており、『Free!』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などのヒット作を輩出しました。

登場人物の息遣いまで聞こえてくるようなエモーショナルな作風を得意とし、多くのファンを抱えています。
2019年に第1スタジオで起こった放火事件によって大きなダメージを受けましたが、現在は制作体制も整い、継続して作品を世に送り続けています。

4位:サンライズ


(画像引用 : Amazon)

1972年に「有限会社サンライズスタジオ」の名称で創業。
1976年に日本サンライズとして再出発し、1987年に現在の社名となりました。

1979年に制作した『機動戦士ガンダム』がガンプラの影響もあって子供の間で絶大な支持を得て、以降は「ロボットアニメといえばサンライズ」という地位を確立。
ガンダムはその後40年以上続く大人気シリーズとなり、現在も最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を展開中です。

ガンダム以外でも、『シティーハンター』『勇者シリーズ』『スクライド』『コードギアス 反逆のルルーシュ』など多数の人気作を輩出。
そして2013年より放送を開始した『ラブライブ!』はアイドルアニメの金字塔となり、10年以上続く人気シリーズとして現在も多くのファンを魅了し続けています。

なお、『銀魂』『タイバニ』『アイカツ!』『ケロロ軍曹』といった人気シリーズは2015年に設立したバンダイナムコピクチャーズへと移管しました。

3位:トムス・エンタテインメント


(画像引用 : Amazon)

元々は1946年に「アサヒ手袋製造株式会社」として出発した会社で、アニメ事業を始めたのは1964年に設立した東京ムービーから。
その後「東京ムービー新社」「キョクイチ東京ムービー」を経て、2000年に現在の名称となりました。
1975年には子会社のテレコム・アニメーションフィルムも設立しています。

東京ムービー時代の前半はAプロダクション(現シンエイ動画)と組み、製作の役割も担いつつ数多くの作品を世に送り出します。
1971年より放送された『ルパン三世』はその後50年以上愛され続ける作品となりました。

東京ムービー新社となってからも『あしたのジョー2』『キャッツ・アイ』などの人気作を輩出し、1988年からは『それいけ!アンパンマン』を制作。
更に1996年からは『名探偵コナン』を作っています。

『ルパン』『アンパンマン』『コナン』という3つの国民的アニメを数十年手掛けつつ、毎年多数のアニメを生み続けており、その生産力は業界最高峰。
国内最大級の規模を誇るアニメ制作会社です。

2位:A-1 Pictures


(画像引用 : Amazon)

2005年設立の株式会社。
名前の由来は「Aniplex」「Animation」「Asagaya」+「アニメーションで1番になりたい」との事です。

ソニー傘下の製作会社アニプレックスが設立した会社で、2007年に初の単独元請となる『おおきく振りかぶって』を手掛けると、本作がヒットを記録。
以降も『黒執事』『WORKING!!』など毎年のようにヒット作を量産し、2012年より手掛けている『ソードアート・オンライン』は10年以上続く人気シリーズとなりました。
その後も『ペルソナ5』『かぐや様』などを手掛け、継続的にヒットを続けています。

ラブコメ、SF、ギャグ、アイドル、伝奇、スポーツ……など、ありとあらゆるジャンルを手掛けており、設立から約20年間、ヒット作のなかった時期は殆どありません。
令和に入ってからもオリジナル作品『リコリス・リコイル』で大ヒットを記録し、その存在感を示しました。

規模、歴史の長さ共にトップという訳ではありませんが、純粋なヒット作の数で言えばこのスタジオがNo.1と言えるでしょう。

1位:東映アニメーション


(画像引用 : Amazon)

1948年に東映の子会社として「日本動画株式会社」の名称で設立。
1952年に「日動映画株式会社」と名称を改め、1998年に現在の名称となりました。
現存するアニメ制作会社では最も歴史が古く、当初は短編映画を数多く手掛け、1963年からテレビアニメ制作を行っています。

1968年に放送を開始した『ゲゲゲの鬼太郎』は、その後50年以上続く人気シリーズとなり、『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』などの永井豪作品でも人気を博します。
1981~1986年に放送された『Dr.スランプ アラレちゃん』は最高視聴率36.9%を記録するなど社会現象となり、この実績によって『キン肉マン』『北斗の拳』などジャンプ作品を多数任されるようになりました。

そして1986年に『ドラゴンボール』の制作を開始。
日本だけでなく全世界で歴史的なヒットを記録し、現在も国内最大規模のIPとして莫大な利益をあげています。
その後も『スラムダンク』『ONE PIECE』など、90年代までのジャンプアニメと言えば大抵この東映が手掛けています。

ダンデライオンアニメーションスタジオとの共同制作で2022年に公開された『THE FIRST SLAM DUNK』は国内外で大ヒットとなりました。
老若男女、国内外を問わず、全世界のあらゆる人達に向けて「ジャパニメーション」を長年届け続けています。

順位まとめ

*1位 東映アニメーション
*2位 A-1 Pictures
*3位 トムス・エンタテインメント
*4位 サンライズ
*5位 京都アニメーション
*6位 シンエイ動画
*7位 ufotable
*8位 スタジオジブリ
*9位 MAPPA
10位 マッドハウス
11位 Production I.G
12位 コミックス・ウェーブ・フィルム
13位 ボンズ
14位 シャフト
15位 J.C.STAFF
16位 CloverWorks
17位 OLM
18位 ウィットスタジオ
19位 WHITE FOX
20位 スタジオディーン
21位 ぴえろ
22位 P.A.WORKS
23位 ぎゃろっぷ
24位 サテライト
25位 エイトビット
26位 TRIGGER
27位 動画工房
28位 david production
29位 タツノコプロ
30位 オレンジ
31位 日本アニメーション
32位 亜細亜堂
33位 SILVER LINK.
34位 スタジオ雲雀
35位 キネマシトラス
36位 Seven Arcs
37位 ブレインズ・ベース
38位 ティー・エヌ・ケー
39位 サンジゲン
40位 カラー

まとめ

ランキングの基準は

①近年の実績

②過去の実績と歴史的価値

③ヒット作の多彩さ

④根強いファンの多さ……です。

勿論これが正解という事は決してありませんし、「あの会社がそんな低い訳ない」「この会社高過ぎ」といったご意見も多々あるかと思いますが、いずれも錚々たる面々なのは間違いありません。
この中にもし余り知らないという制作会社があれば、この機会に是非どんな作品を出している会社か調べてみてください!

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