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2022年のアニメまとめ&2023年の注目アニメを紹介! 次来るアニメはどれだ!?

2022秋クールは4年振りの大豊作!


(画像引用 : Amazon)

かなり荒れたクールとなった夏とは対照的に、2022年秋クールはヒット作、人気作が多数生まれる大豊作となりました。

このクールの大本命と目されていたのは『チェンソーマン』です。
『鬼滅』『呪術廻戦』とジャンプ発のダークファンタジーアニメが大ヒットする流れが続いていた事、国内だけでなく海外にも大勢のコアなファンを持つ作品である事、主題歌に人気アーティストの米津玄師さんを起用した事など、ヒットする要素しかないと言っても過言ではないくらいのビッグタイトル。
深夜アニメの放送前の期待値としては過去最高レベルだったと思われます。

そのチェンソーマン以外にも、春に大ヒットした『SPY×FAMILY』が2クール目を放送。
また、36年振りにリメイクされる『うる星やつら』、10年振りの新作となる『BLEACH 千年血戦篇』、6年ぶりの新作となる『艦これ いつかあの海で』、更にはガンダムシリーズとしては5年振りとなる『機動戦士ガンダム 水星の魔女』と、久々に登場する人気作品が目白押し。
特に『水星の魔女』はガンダムのテレビシリーズ初となる女性主人公というトピックもあって、非常に大きな注目を集めました。

アニメファンの大きな期待を背負ってスタートしたこの秋クール、当初は前評判通りチェンソーマンと水星の魔女の話題で持ちきりでした。
チェンソーマンは中山竜監督の実写映画的なディレクションが原作ファンの間で賛否両論となり、水星の魔女は数々の考察要素に加え百合要素が示唆された事で、こちらもガンダムファンの間で大論争が勃発。

どちらも放送開始直後から公式アカウントのフォロワー数を順調に増やし、OP曲は共に大ヒットを記録。
チェンソーマンは配信、水星の魔女は円盤予約ランキングで高い順位を記録するなど、各方面で反響の大きさを示しました。

そんな錚々たるビッグタイトルを抑え、秋クールで最大の話題作となったのは、CloverWorks制作のアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。
原作は、はまじあき先生が2018年よりまんがタイムきららMAXで連載している四コママンガで、『ごちうさ』『ゆるキャン』などの所謂きらら系列作品です。

本作は、陰キャを脱却するために自己流でギターを学び、“ギターヒーロー”名義で動画投稿サイトにて活動していた「ぼっち」こと後藤ひとり(ごとう ひとり)を主人公とした、ガールズバンド「結束バンド」の日常を描いた物語。
きららファンの間では連載当初から評価が高く、「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門で8位にランクインするなど、きらら界隈で「きららの最終兵器」と言われエリートコースを直走っていた作品ですが……近年きららアニメが余り目立っていなかった事もあって、アニメファンの間では当初そこまで盛り上がってはいませんでした。

しかし、公式自ら「神回」と表現しハードルを上げた第5話のライブシーンが放送されると状況は一変します。
全編手描きのハイクオリティな作画、演奏した楽曲「ギターと孤独と蒼い惑星」のカッコ良さ、そしてギターヒーローのぼっちが真価を発揮するシーンが話題を呼び、アニメファンからの評価が急上昇。
そして、第8話のライブ及びタイトル回収シーンで更なるビッグウェーブが到来し、一気に秋クールの主役へと踊り出ました。

フォロワー数は50万人を超え、円盤売上も2万枚を突破し、配信でも上位にランクイン。
アニメ放送後に発売された結束バンドの1stアルバムは10万枚を突破し、デジタルアルバムランキングでは女性グループ初となる4週連続1位を記録するなど、あの『けいおん!』を彷彿とさせる反響の大きさを見せました。

特筆すべきは、海外でもトップクラスの評価を得たこと。
海外ではアクションアニメが人気を得やすく、日常系が大半のきららアニメはどんなヒット作であっても無風でしたが、本作は国外でも多くのファンを生みました。
また、国内では数多くの現役ミュージシャンが絶賛するなど、音楽関係者からも高評価を得ています。

この『ぼざろ』以外にも、ABEMAなどの配信サイトで高い再生数を誇る『陰の実力者になりたくて!』や、ワールドカップと同時期に放送したサッカーアニメ『ブルーロック』なども人気を博し、期待作もそれぞれ期待通りの人気を博した事で、『ゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』『転生したらスライムだった件』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『ゴブリンスレイヤー』などがヒットした2018年秋以来の豪華なクールとなりました。

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