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23

Jul

【Free!】3期のキーパーソン?!桐嶋郁弥を解説!【2018年夏3期】 #Free #夏アニメ

【桐嶋 郁弥(きりしま いくや)とは】

Free!の原案、『ハイ☆スピード』にて桐嶋郁弥は岩鳶中学1年生、遙や真琴と同学年として登場。
遥たちと一緒にリレー出場をした水泳部員である。
主人公:遥に敵対心を持っており、『ハイ☆スピード』では中学生らしい思春期特有のピリピリした心の揺れが描かれている。
郁弥は感情の振り幅が大きく態度がストレートに表に出ることが多いが、自分の気持ちを素直に表現するのは苦手だ。
専門種目はブレ(平泳ぎ)。ちょっと反抗的な目つきは郁弥の性格を象徴している。

≪郁弥と七瀬遥≫

キャラクターデザイン、西屋太志が小説の郁弥と映画の郁弥でデザインを変えている
これは少し空気感が似ている遥とキャラクターの差をつけることと、反抗期の郁弥の目元にこだわりを持っているからだ。
遙と郁弥はどことなく似ていて、それでいて全く別の人間として描かれている。
それはおそらく、郁弥が遥を模倣する姿を描くためだろう。

郁弥は『ハイ☆スピード』の作中で、兄:夏也(なつや)が一目おく遥に憧れを抱き「ハルみたいになりたい」と思うようになる。
ゆえに遙を真似て苦手な牛乳を涙目になりながら飲んで見たり、泳ぎのフォームを真似てみたり・・・。
結果、遙は「郁弥、おまえは俺じゃない。俺や夏也先輩の後ろじゃなくてみんなの横に並べ」といわれ、遥や兄に固執していた郁弥の心を動かす言葉繋がってくる。
自分であればいいと、この時確かに郁弥の世界が広がったはずだ。

…が、しかし、だ。『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』で郁弥は「僕は、自分の泳ぎができればそれでいい」といいながら遥のフォームで泳ぎを見せている。
「俺とお前は違う」と遥に言われて気づいたことがあったはずなのに、だ。

これは郁弥の現状をいくつも連想させる。未だ遥に憧れ、もしくは固執していること。
逆に自分自身というものを見出したはずであるのに、潜在的な部分で未だ遥の影がちらつくこと。
もしくは、あの青春は別の感情に飲み込まれてしまっているのでは…などだ。

『ハイ☆スピード』で、遥・真琴・椎名・郁弥は考え方も目的もバラバラだったが、最後には最高のリレーを出来る仲間として絆を確立したはずだ。
だが、そのあとだからこそ郁弥には苦悩がのしかかった。
遥・真琴の退部、椎名の転校。自分だけ取り残された気分を繊細な郁弥は必ず感じたはずだ。
あのころ得た友情が大きかった反動となって3期に来なければいいが・・・。

個人的には中学時代の廊下で遥とすれ違う郁弥が「なんでやめてしまったの?」と責めるようなまなざしを向けたのは気になる。
『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』で意味深な終わり方も見せている様子だと、郁弥と遥の関係が3期の本筋になるのは間違いないだろう。

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