⑮イオク様いる?(オルフェンズ2期がひどい理由)
イオク・クジャンという、セブンスターズのクジャン家当主です。
自信過剰な性格ですが、パイロットとしても指揮官としても無能で、歯に衣着せぬ言い方をするとバカ殿です。地位が高いため、みな彼の無能さを指摘できず、しかしやたらと前線に出たがりその都度ギャラルホルンの足を引っ張ります。
休止していたモビルアーマーを起動させて民間人や部下を多数死傷させ、その後はタービンズ壊滅のためにダインスレイヴ(禁止兵器)を乱射することでギャラルホルンの立場を危うくします。
最後は昭弘にコクピットごと圧殺されるのですが、結局視聴者の反感を買っただけなのでは? と思えます。
一体何のために彼は生み出されたのでしょうか……?
⑯ヤクザの悪いところが出てくる(オルフェンズ2期がひどい理由)
血気盛んなオラオラ系の少年たちが活躍する様は非常に新鮮で、特に『和装で兄弟盃を交わす』という描写はいい意味でガンダムファンの期待を裏切りました。
しかし2期になるとヤクザの派閥の対立や、不必要な暴力描写、それに対する徹底的な報復など、ヤクザの負の面が顔を出し始めました。
⑰1期が面白かった分余計にひどい(オルフェンズ2期がひどい理由)
いわゆるハードル上がりすぎ問題ですね。1期では主人公たちが前に進み続ける姿が非常に好評で、少年漫画のような面白さもありました。
最終回でマクギリスが、いつも連れ立っていたガエリオを裏切るというどんでん返しもあったのが人気の理由です。
しかし2期では劣勢になったまま、それを覆せずに鉄華団は敗北します。
好評だった1期から放映期間が半年空いていたことで、視聴者の期待を高めてしまったことも要因でした。
ストーリーでも、1期で人気のあった部分を全て裏切ったことで否定的な意見を多発させる事態に。
「2期は見ない方がいい」、「1期最終回がピーク」という声も散見されます。
⑱結局ひっくり返せない(オルフェンズ2期がひどい理由)
そのため、マクギリス率いる革命軍は倍の戦力差を持つ現行ギャラルホルン軍と戦わねばならなくなったのです。
鉄華団も『革命軍側』と見なされ攻撃され、三日月をはじめとする優秀なパイロットがいても、その戦況は覆せませんでした。圧倒的な戦力差なのに戦って結局負けるという、非常に後味の悪い展開になったのです。
オルガは自身とマクギリスの身を引き換えに、団員たちの助命を請いますが、ギャラルホルンの権威回復のために突っぱねられます。
⑲キャラ人気が高かったのにキャラを殺した(オルフェンズ2期がひどい理由)
そのため、従来のガンダム視聴者と違う層もファンとして取り込んでいたのですが、そのキャラクター達を退場させすぎました。
ガンダム40周年を記念して放送された特番『発表!全ガンダム大投票』(NHK BSプレミアム)では、人気キャラクターランキングでオルガが1位、三日月が14位という素晴らしい記録を残していることからも、オルフェンズのキャラ人気の高さがうかがえます。
もっとも、オルガの最後のシーンをネタ扱いして投票した人もいるそうですが……。
人気キャラの退場シーンを雑に描いたことも非難される理由の1つです。
⑳鉄火団の犠牲で世界が良くなる(オルフェンズ2期がひどい理由)
それを討ち取ったことで、最終的にギャラルホルンは威信を回復し、宇宙を統治することになったのです。
つまり主人公たちの死で世界が平和になったのです。あんまりですね……。
オルガたちは火星の王にもなれず、同じ境遇の子供たちを救うこともできず、火星の経済発展には貢献しましたが(鉄華団が大企業に成長したので)、ヒューマンデブリ問題も解決しませんでした。
そういった問題がなくなっていくのは、鉄華団が見せしめにされた後の話だと思います……。
結局、賛否両論の最大の原因は、1期で築いたものを容赦なくぶち壊したことなのでしょう。
まとめ(オルフェンズ2期がひどい理由)
『鉄血のオルフェンズ』は、歴代ガンダムシリーズの中で、「ファースト」と呼ばれる『機動戦士ガンダム』に次ぐ衝撃的な作品だと思います。
しかしアナザーガンダムということで、作風の自由度が高かったため、ストーリーのインパクトはVガンダムを超えています。
主題歌『RAGE OF DUST』の歌詞にある通り、まさに平成という時代に叩きつけられた衝撃作だったといえるでしょう。
酷評されまくっているオルフェンズ2期ですが、今でも根強いファンがいるのも事実です。
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