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【マクロスF・全曲】「私の歌を聞けー!」最強の歌姫ランカ・シェリルが歌うマクロスFシリーズ全曲徹底解説!!TV版から話題の映画のあの曲も
『劇場短編 マクロスF 〜時の迷宮〜』※ネタバレ注意
『時の迷宮』では『サヨナラノツバサ』の後日譚が描かれました。後日譚が描かれるものの、上映時間のほとんどがライブシーンです。
その中で『時の迷宮』が挿入されます。作曲はもちろん菅野よう子、作詞は菅野よう子と児玉雨子(こだまあめこ)が担当しています。児玉雨子はハロプロ関連の楽曲をメインに制作しており、アニソンでも多くの楽曲を手がけています。
『時の迷宮』は迷宮らしさを感じさせる怪しげなイントロから始まり、イントロが終わるとランカが歌い始めます。そしてサビになると意味不明な歌詞が…。実はこのサビの始めの数字の羅列は、アルトとシェリルの電話番号なのです。電話番号を歌詞に組み込むことで、「ランカがアルトとシェリルに伝えたい想い」を表現していると考えられます。
そして中盤からはシェリルの『ダイヤモンドクレバス』がリミックスされ、絶妙なコンビネーションを発揮します。ラストはランカとシェリルの掛け合いで締め括られ、イントロのような怪しげなメロディに戻ります。トータルで約8分となる長作なので非常に聞き応えがありました。
また、『時の迷宮』のシングルCDのカップリング曲として『サクリファイス』も制作されました。こちらもシェリルとランカのデュエットソングとなっています。『時の迷宮』で表現されたランカの想いに、シェリルが応えたかのような歌詞になっています。基本的にはシェリルがメインボーカルを担当。サビに入ってからランカがバックコーラスとして参加し、終盤では『時の迷宮』に登場した電話番号の部分のメロディーがリミックスされます。『時の迷宮』と合わせて聞いていただきたい楽曲です。
まとめ(マクロスF・全曲紹介)
それでは本記事をまとめていきます。
・『マクロスF』は名曲が詰まっている
・特にTVアニメで名曲が生まれている
・劇場版でしか聴けない名曲もある
『マクロスF』という作品の中で様々なアニソンが生まれてきました。どれも個性あふれる楽曲で、均一化されていないのが興味深いです。また、シェリルは平成の歌姫、ランカは昭和の歌姫というコンセプトで、楽曲が制作されているように思えます。
筆者も『マクロスF』を通じて数々の名曲に出会うことができました。『マクロスF』を視聴済みの人も、もう一度『マクロスF』の楽曲を振り返ってみてはいかがでしょうか。