【完全版】『ぼくらの』最終回までネタバレ解説!15人の子供を死亡順に説明( アニメ・漫画)
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⑬.カナ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
宇白 可奈(うしろ かな)は子供たちの中で唯一の小学生(四年生)で、非常に内向的な美少女です。
ウシロのいじわるによって未契約者と思われていましたが、ココペリの戦闘後にコエムシを呼び出して密かに契約していました。
兄であるウシロから日常的に暴力を振るわれていましたが、それは自分が母の命を奪ったからだと思い、耐えてきました。
ウシロが養子だと判ってからは、『家族の絆を保つため』だと思って、暴力に耐えてきました。
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ウシロを「本当の母に会わせたい」と思い続け、ついにウシロの生母を見つけるのですが、それはジアースの戦闘を今までサポートしてくれた国防軍の田中美純でした。
田中に、ウシロに「自分が母だと名乗り出てほしい」と懇願しますが、その途中で戦闘が始まってしまいます。
戦闘中に、田中が人質として敵性怪獣に捕らわれてしまうのですが、ジアースの邪魔にならないよう田中は迷わず自害します。そのショックから激情に身を任せて敵を破壊し、この世を去ります。
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⑭.マチ、ウシロ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
町 洋子(まち ようこ)はそばかすとおかっぱが特徴の子で、自然学校の開催地が地元です。
最初にココペリのいる洞窟へ行こうと提案したのも彼女です。
その正体はココペリ、コエムシと同じ地球の人間で、コエムシの妹。
自分たちの地球の戦いが終わった後、戦いを引き継がせるために『ぼくらの』地球に来て子供たちを契約させたのです。
元の世界では、戦いに必要な勝利数以上の人数が登録されていたので、最後まで自分の番が回って来ず、生き延びたのでした。
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カナの戦いの後、ジアースの契約者は全て死亡していましたが、『ぼくらの』地球が生き残るには15回の戦闘が必要なため、ウシロと共に責任を果たすため契約します。
戦闘が始まる前に、ウシロと共に、パイロットになった子供たちの家族を巡る旅に出ます。家族に、子供たちがどのように戦って逝ったかのか、正直に話して回ったのです。
旅の最中で、マチはウシロに告白をします。しかしその直後、銃で頭を打たれて植物状態になってしまいました……。
暗殺者はコエムシが処分しましたが、このままではジアースが戦えなくなってしまうため、兄であるコエムシ自らがマチの命を終わらせました。
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14人目のパイロットはウシロになりました。
ウシロこと宇白 順(うしろ じゅん)は常に冷静で口数も少なく、目つきの悪い眼鏡をかけた少年です。他人の痛みに鈍感で、日常的に妹であるカナに暴力をふるっていました。
弟妹を守るために命を懸けて戦ったダイチやマキと比べると、はっきり言ってクズです(比べるまでもありませんが……)
義理の父親は中学校の教師でしたが、親子仲はあまり良好ではありませんでした。
ココペリのレクチャーを受けたときに、くだらないゲームだと思っていたため、石板に手をつく”ふり”をしていた未契約者でした。
しかし戦いの中で自分が養子であること、カナが自分からの暴力にわざと耐えていること、田中美純が実母で、殉職した事実など、様々な経験をしたことから、戦う決意をして契約者になります。
カコのように発狂はしませんでしたが、戦いの前には恐怖を感じ、鬱っぽくなってしまいました。
戦闘はアウェイ(敵地の地球での戦闘)でした。
アウェイでの戦いはマキ、キリエ、カナに次いでウシロが4回目です。
ジアースと似た形状の、格闘戦を主体とする相手でしたが、何故か相手は自分の町への被害を考えずに戦います。
あと少しでウシロの勝利……というところで、敵のパイロットが敵パイロットの地球のどこかへ逃亡します。
一度戦闘が始まっているため、48時間以内に見つけ出して殺さなければ、引き分けとなり、互いの地球が消滅します。
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ウシロに残された道は、相手の地球で破壊の限りを尽くすことでした。ジアースは命を『光』として捉えることができるため、光あるところ、つまり一人一人をレーザーで打ち抜き殺していきます。
大量殺人の重圧に苦しみ、嘔吐しながらも、パイロットを殺すことに成功。妹たちの待つあの世へ行きます。
ウシロは素晴らしい人間ではありませんでしたが、戦いを通して人間的に成長し、人を傷つける苦しみも理解できたのでした。
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