⑦.モジ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
しかし、小学6年生の頃に、ナギが重い心臓病を発症します。
しかし優しいツバサの性格では、選ばれるのは自分でないと悟り、ジアースでナギを殺そうと考えます。
ですがジアース操縦の代償を知った後は、ナギのドナーになることを決意。自らの死も『親友を殺そうとした罰』だと受け止めます。
ナギの病院で、手術の手はずをしてからモジは戦闘に臨みます。強敵でしたが、モジの機転と空軍のサポートで勝利することができました。
モジは”敵の正体”について察しがついたのですが、口にはしませんでした……。
ドナーの情報は一切開示されないのですが、ツバサはモジの心臓がナギの中で生きていることを、判っていました。
⑧.マキ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
阿野 万記(あの まき)は短髪でボーイッシュな女の子。ミリタリーオタクな義父の影響で自身もミリオタになっており、ロボットに『ジアース』と命名したのも彼女です。
育ての両親との関係はこれ以上ないほどに良好で、マキはひねくれもせず、家族思いの元気な少女に育ちました。
義理の両親は血の繋がった子を授かっても、「一人目の子供はマキ」と明言しており、愛する家族を守るためにマキはジアースに搭乗します。
しかし生まれてくる弟のため、両親のため、心を鬼にしてマキは相手を倒し、弟が誕生した光を確認して、逝きます。
⑨.キリエ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
カコと同級生で、二人そろって不良グループからいじめられていました。しかしキリエは頭の回転が早く、現実をきちんと受け止められるリアリストです。
こうしたことからも『自分が負ければ、従妹を楽にしてあげられる』と考えてしまいます。
軍人である田中美純にも、自分が戦闘の邪魔になったら殺してほしいと頼み、さらに『他の地球を滅ぼしてまで生存することが疑問である』と告白します。
敵との戦闘が始まると、キリエは自身の希望で、「殺す相手を知ってほしい」と、生身の自分を敵のロボットの前にさらします。攻撃されてしまえば即ゲーム終了。地球が消滅するという危険な行為でしたが、なんと相手のパイロットもこれに呼応し生身をさらします。