『ぼくらの』のストーリーを死亡順に最終回までネタバレ解説!!
一人一人巨大ロボット『ジアース』を操縦して、散っていくのが『ぼくらの』のストーリーなのですが、中には戦わずして死亡してしまう子もいます。
複雑なところもありますので、名作と呼ばれる漫画版のストーリーをわかりやすく、時系列順に解説していきます!
①.ココペリ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
『ジアース』を操縦して戦う、神のゲームの始まりです。
夏休みに自然学校に参加した15人の少年少女たち。
ワク、コダマ、ダイチ、カコ、モジ、キリエ、カンジ、ウシロ(以上男の子)と、ナカマ、チズ、マキ、コモ、アンコ、マチ、カナ(以上女の子)は、『ココペリ』と名乗る謎の男性に、海辺の洞窟で「ゲームをしないか」と持ち掛けられます。
「この地球を15体の巨大な敵が襲う。巨大ロボットに乗ってそれを阻止してくれ」とココペリは頼みます。
「石板に手をついてパイロットとなる契約をしてほしい」とココペリは言うのですが、カナは兄であるウシロからいじわるをされて、石板に手をつきませんでした。
こうして14人の中学1年生が契約者となったのです(ココペリは「(ひとり足りないが)まあいいか」と言いました)
その後、黒い巨大ロボットと敵が出現。ココペリは「最初の1体は僕が倒す」といい、見事撃破しますが、直後に消えてしまいます……。
以上がココペリ編になりますが、ココペリの正体は別の地球の人間でした。
本編開始以前にジアースを使い戦ってきた契約者の一人で、次の地球のパイロットに、戦い方をチュートリアルする役目を担っていたのです。
『ココペリ』という名前も偽名。本名は画楽(がらく)といい、『ココペリ』というのはチュートリアルを行うパイロットの役名だったのです。
不思議な響きの『ココペリ』という名は、インディアンの伝説における精霊の名です。世にも不思議な『半虫半人』らしく、甲殻類を思わせる『ジアース』を想起しますし、伝承では『最初の人間』と言われることもあります。
またココペリがいなくなった後は『コエムシ』という浮遊する熊のぬいぐるみのようなキャラクターが登場し、そのコエムシがパイロットのサポーターとなります。
②.ワク編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
和久 隆(わく たかし)は子供たちのムードメーカーで、スポーツ万能なサッカー少年です。
学校でも人気者で、性格も少年らしく元気いっぱい、弱いものいじめもしません。
しかしサッカーで自分以上の成績を残していた父が、平凡なサラリーマンをしていることに疑問を抱き、中学生になってからサッカーとは距離を置いています。
子供たちの最初のパイロットに選ばれますが、臆することなく敵と戦い、見事勝利します。
コクピットの外に出て勝利の喜びを爆発させますが、直後海に落ちてしまいます。
この時点では、誰もワクの死の意味を知りませんでした。
③.コダマ編 【『ぼくらの』最終回までネタバレ解説】
小高 勝(こだか まさる)、通称コダマは、子供ながらに資本主義社会の厳しさを知っている、目つきのわるい少年です。
ココペリがかけていた伊達眼鏡を受け継いでいます。
父が社長であることから、『自分は勝ち組』だと思っており、ジアースで戦闘する際も足元の人々を気にしないなど、非常に冷たくねじ曲がった性格です。
3人目のパイロットに選ばれますが、優秀なはずの父が戦闘に巻き込まれ、あっさり死んでします。そのことに激しく動揺しながらも、なんとか勝利を収めます。
しかしジアースを操縦したことであっけなく死亡。
子供たちは、ここでジアースの燃料が『ぼくらの命』だと知ります。