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【最果てのパラディン】マリーはかわいい母親?アンデッドになった理由やウィリアムとの関係を解説!
『最果てのパラディン』の原作は「小説家になろう」で「柳野かなた」先生が発表したWeb小説で、2021年10月からアニメ化されました。2015年に小説家になろうからスタートして書籍化され、漫画化やアニメ化された人気作品です。
この記事では『最果てのパラディン』の概観を紹介しながら主人公のウィリアムの育ての親の1人、マリーについてアンデッドになった経緯やウィリアムとの関係などについて紹介します。
作品を視聴した後、キャラ設定や世界観が分かりにくいという方向けの記事なので、本文中にネタバレを含みますのでご注意ください。
最果てのパラディン序盤を知る3つのポイント
記事内容のポイントとして以下のようにまとめています。
・最果てのパラディンの作品の概観
・マリーがアンデッドになった経緯
・ウィリアムとの関係姓
まずは『最果てのパラディン』の概観について、振り返ってみましょう。
最果てのパラディンはなろうアニメ
今回紹介するマリーは主人公ウィリアムの育ての親として登場するミイラで、ウィリアムが成長していく中で、血のつながらない母親としての愛情を注いでいくキャラクターとして描かれます。
『最果てのパラディン』は前世で引きこもり、無為なまま終わってしまった人生を後悔した主人公が、異世界に転生したのをきっかけに変わろうとする物語。
育ての親の愛情を受け、ウィリアムは今度こそ「ちゃんと生きてちゃんと死にたい」と考えるようになり、他の異世界なろう作品と差別化されて評価されているポイントです。
なろうアニメのメリットとデメリット
『最果てのパラディン』はいわゆる異世界転生系のなろうアニメで、ハイファンタジーの要素を取り入れた事で人気となりました。この作品では転生によって現代知識を用いたチート設定や、ゲームウィンドウ設定や、ハーレム要素はありません。
また、なろう小説のテンプレとして一人称小説の文体が採用されているので、アニメ化の際に主人公のモノローグが多くなるのが欠点ですが、反面のメリットとしてウィリアムの心情を深く描くようになりました。
書籍版や漫画版は何巻まで?
書籍版は「輪くすさが」先生のイラスト付きでオーバーラップ文庫で5巻まで発表されており、漫画作品としてのコミカライズ版は作画を「奥橋睦」先生が担当して、「ガルドコミックス」レーベルから8巻まで刊行されています。
アニメは非常に丁寧な作りで進行していて、ウィルが旅立つ原作一巻の少年期を心情描写など交えながら5話まで描かれました。アニメ化される範囲やクールについては公開されていませんが、アニメが1クール12話で放映されるとすれば、書籍版2巻の終わりから3巻の冒頭までがアニメ化されると予想されます。
ウィリアムの育ての母親マリーがアンデッドになった理由は?
マリーはウィリアムを15歳の成人まで養育したアンデッドで、不死神スタグネイトとの契約によってミイラとなった長い金髪と長身の女性です。声優は人気ベテラン声優の堀江由衣さんが担当しており、ウィリアムに対する愛情に満ちた演技はさすがと言えます。
ウィリアムと不死神スタグネイトの木霊(エコー)の戦闘の際に、上王の封印に対する執着を失ったことで、契約を解かれて輪廻の輪に還りました。アニメ視聴だけだとマリーと上王と不死神の関係が煩雑になりイマイチ分かりにくいので、次項より解説します。
マリーと不死神スタグネイトとの契約
マリーが生前活躍していたのはウィリアムが生まれる200年ほど前の時代までさかのぼります。当時、上王(ハイキング)と呼ばれる存在が多数の悪魔を率いて大陸を制圧しつつありました。
マリーはブラッド、ガスと共に多大な犠牲を払いながら上王を封印することに成功して、上王の配下の悪魔が封印を破ろうとするのを防ぐ方法を求めます。そこへ、不死神スタグネイトの木霊(エコー)と呼ばれる分霊が現れて配下のアンデッドになれば、代わりに悪魔をうち払うという契約を提示されました。
マリーたちは他に方法を見つけられなかったので、アンデッドとなって上王の封印を守護する存在となり、神殿で赤ん坊を見つけたことで生と死をめぐる運命が動き出します。
マリーの性格と地母神の愛娘
マリーは生前「地母神(マーテル)の愛娘」と呼ばれた神官の女性で、慈愛に満ちた性格を持ち合わせている反面、一旦怒り出すと激情家の一面があります。
地母神には「御心にかなう様に生きる」という誓いを立てていたので、不死神との契約はマリーに後悔を抱かせました。その顔はアンデッドとなった為なのか目元が布で覆われていて、作中のウィリアムに言わせれば線香のようなにおいがすると描写がありました。
アンデッドとなってもデオドラントに気を遣っているのが、女性として可愛いところです。