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Nov
あらゐけいいちさん『描きたくなっちゃったので「日常」、連載はじめます。』再開だぁぁぁあ!!祭りだぁぁああ!おさらいだぁぁああ!!
日常とは?
漫画家あらゐけいいちによるギャグ漫画です。
『月刊少年エース』にて2006年5月から同年10月まで読み切りを連載。
その後、11月から同誌で連載をスタート、『4コマnanoエース』においても連載がスタートしました。
その後、2011年4月から京アニによりテレビアニメ化。
2015年3月、日本のポップカルチャーの代表を国民投票で決定する読売新聞社主催の『SUGOI JAPAN』では、マンガ部門の第6位に選出されたほどの人気作品となりました。
しかし、どんな人気作品にも最終回は訪れます。
テレビアニメは2011年9月に最終回を迎え、漫画の連載は2015年『月刊少年エース』12月号にて連載を終了となってしまいました。
ですがですが、アニメ、原作終了で終わりという作品ではなかったのです。
アニメは2011年9月に最終回の26話放送されましたが、その直後の10月より一部地域でアニメ前半の13話が再放送。
さらに、翌年の2012年1月から3月にはNHK Eテレ再編集された全12話が、「日常 Eテレ版」として放送されたのです。
2011年に放送されていたテレビアニメ版は、話題のアニメとなったものの、Blu-rayやDVDといった、映像ソフトの売り上げはあまりいいものではありませんでした。
ですが、Eテレ版の放送が終了すると、NHKのホームページ内の再放送要望受付ページに、33件の要望と総数のべ4000件を超える賛同が寄せられ、これを受け2012年6月にはEテレ版の再放送も行われたのです。
NHKさん、ありがとうございました。
Eテレ版の日常は民放で一度放送されたテレビアニメがNHK Eテレで放送されるのは異例のことであった上に、この再放送要望受付ページで、初めて要望が採用され、実際に再放送することが決定した番組でもあることから、日常が素敵な作品であることがよくわかると思います。
そして、なんとなんと、アニメだけでなく、原作も最終回で終わりということではなかったのです。
2021年10月21日、作者のあらゐけいいちさんのTwitterに突如このような文字が……。
“描きたくなっちゃったので「日常」、連載はじめます。”
日常の連載再会のお知らせです!
終わったと思っていたのに、また日常を読むことができることになったのです。
このお知らせの5日後の2021年10月26日発売の『月刊少年エース』12月号にて連載再開されました。
日常、大好きな作品なのでまたあの世界を読むことができるなんて、うれしさしかありません!
このうれしさを言葉にしたいと思い、せっかくなので、私が思う日常の魅力をお話させていただきます。
ちなみに、日常は、時定高校を舞台に、個性的な登場人物の日常を描いたシュールなギャグ作品。
作者のあらゐけいいちさんは、群馬県出身なので、群馬のご当地ネタなどもふんだんに使われています。
時定高校もあらゐさんが卒業した、群馬県立伊勢崎商業高等学校がモデルとなっているのです。
魅力1 個性豊かなキャラクター
日常には、実に個性豊かなキャラクターが登場します。
メインキャラクターは、ゆっこ、みお、麻衣の他になの、はかせ、猫の阪本の5人と1匹。
このメインキャラクターももちろん個性豊かですが、モブも個性豊かなキャラクターが盛りだくさん。
各キャラクターなかなか濃いエピソードを持っています。
さらに、それだけ濃いキャラクターもあらゐさんの絵柄で描かれると非常にホンワカして、デザインも素敵です。
どのキャラが好き?と聞かれると本当に悩む……。
この濃いキャラクターたちが不思議とまとまってくるのがこの話の面白いところ。
ちょっと捉え方は違うかもしれませんが、オムニバス方式的な感じです。
独立した登場人物はおらず、どの登場人物も誰かとつながりを持ってきます。
どこがどうつながっていくのか、こんな風に接点ができるんだとか、バラバラに日常を過ごしていたキャラクターがまとまっていくのはすごくおもしろいです。
本当は全部紹介したいのですが、メインキャラクターとその他のキャラクターも数人紹介したいと思います。