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15

Oct

『海月姫』『主に泣いてます』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』『美食探偵 明智五郎』と名作揃い!!東村アキコ作品まるっと紹介

・ママはテンパリスト

出典 Amazon

『コーラス』にて2007年8月号から2011年7月号まで掲載されており、漫画は全4巻で完結しています。

東村アキコさんの代表作となったこちらの漫画、ご自身の息子さんであるごっちゃんの成長ぶりを描いた育児エッセイ漫画です。

育児漫画は、5万部を超えればヒットと言われていた中で、この漫画は2009年末時点で50万部を売り上げる大ヒット作となりました。

1巻の最初に描かれている言葉

「この物語は29歳で出産し、日々の育児の大変さにテンパりながらも、あらゆる困難を人に頼って乗り越え、母親としての自己を確立したようなしないような一漫画家とその息子ごっちゃんの記録である……」

これがこの作品のあらすじです。

本編ではこの育児の大変さが事細かに描かれています。

息子さんであるごっちゃんを出産する前からエピソードが描かれていますが、ここでもう大変そう…。

この大変そうなエピソードを面白おかしく紹介してくれているため、どんどん引き込まれます。

また、エッセイ漫画ならではの育児に関するエピソードも満載なので勉強にもなる。

例えば、母乳パットを入れ忘れて外出してしまったときのお話。

母乳噴射させているので道行く人から見られるのは当たり前ですが、母乳めがけて散歩中の犬が寄ってくると言った話は面白いながらもタメになりました。

息子さんのごっちゃんのかわいさもこの漫画の魅力です。

育児を経験した方なら特に共感するネタばかりなのではないでしょうか。

ごっちゃんのいたずらが招いた悲劇やら、お外を移動中に繰り出される「おっぱいコール」の恥ずかしさなどひたすらかわいいし面白い。

4巻の最初に載っているごっちゃんに宝塚メイクをしたというエピソードが大好きです。

オニの角を付けたいと言ったごっちゃんの要望に対しガムテープで直接頭に角を付けたスローモーションのシーンは笑い倒しました。

そして、やっぱり思うけど、育児って本当に大変ですね。

また、この漫画と一緒に読んで欲しいマンガがあります。

それは「テンパリスト☆ベイビーズ」。

こちらは『スーパージャンプ』などで連載していた、「高円寺チェリーボーイズ」がこの漫画の人気に乗ろうという編集者の提案で「テンパリスト☆ベイビーズ」に改題したもの。

2009年6月19日に発売された単行本は、デザインも判型も全て「ママはテンパリスト」と揃えられています。

こちらにも、ごっちゃんは登場しますが、保育園を舞台としたフィクション漫画です。

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