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22

Oct

【鬼滅の刃】我妻善逸はなぜ人気?ヘタレだけど強くて面白い奇跡のキャラ【解説・考察】

出典:鬼滅の刃 公式サイト

意外な強さと雷の呼吸

鬼殺隊隊員の善逸の仕事には人々を鬼から守るという大切な使命があるので、当然のごとく善逸もいざというときは日輪刀で鬼と戦います。善逸は耳の良さで相手の心情を把握し、雷の呼吸を使う剣士として、たった一つの技を極めた抜刀術の達人です。

気絶してから半分起きた状態で本領を発揮する戦闘スタイルは、意外性とカッコよさに満ちあふれていました。
響凱の屋敷や那田蜘蛛山が善逸の見せ場だった、アニメ1期で制作の「ufotable」が描いた戦闘シーンは電光石火のような抜刀術の表現が素晴らしく、ファンとなった人も多いと思います。

動と静:奇矯さと強さのギャップが魅力

普段はワチャワチャと騒がしい善逸の戦闘が、どのシーンもカッコよく見えるのは何故なのでしょうか。これは普段の動的で落ち着きのない善逸が、気絶して目を閉じ技の発動まで動かず、刀を抜いたら一撃で相手を倒す静的な動きとの差があるためでしょう。

善逸には動けばコメディ要員のギャグキャラとしての面白さがあり、止まれば一撃必殺の技を持つヒーローとしてのカッコよさがあるので、下がった分だけ評価が上がる落差の大きさに魅力を感じます。
不器用だけど一つの技を極めているというのもポイントが高く、緊迫感のあるアクションシーンが更に映えるのが善逸というキャラクターの良さだと考えられます。

善逸が那田蜘蛛山の戦闘が終わって鬼から受けた毒が体に回って死に近づいていく中で、じいちゃんの教えを守って諦めずに呼吸を整えようとするのは、落ち着いた善逸を見られるレアなシーンでした。

壱ノ型・霹靂一閃(いちのかた・へきれきいっせん)

善逸の使う雷の呼吸「壱ノ型・霹靂一閃」は神速の抜刀術で、決まれば鬼に大ダメージを与えることが出来る文字通りの必殺技です。「霹靂」には雷という意味があり、不器用な善逸はこれしか覚えることが出来ず、じいちゃんや兄弟子から叱られていたこともありました。

雷の呼吸には全部で6つの型があり、善逸は「壱ノ型・霹靂一閃」を覚え、兄弟子はこれ以外の技を習得しました。技が発動すれば鬼の動体視力でもとらえられない動きで抜刀し、鬼の首を切断します。

漆ノ型・火雷神(しちのかた・ほのいかずちのかみ)

「漆ノ型・火雷神」は17巻「無限城」編で登場するこれまでの雷の呼吸に無い、善逸が独自に編み出した7番目の呼吸です。全力のスピードで刀を振るって相手を倒す、龍の形をした雷をまとわせた抜刀がカッコいい技でした。

雷の形が龍であるのは鱗文様のモチーフの蛇のイメージだった善逸が、龍のような存在へと変わった事を暗示しているのだとしたら面白いと思います。

日本でも昔話などの伝承で、各地に蛇が龍に変化する伝承があります。名前の火雷神は日本の神話に登場する神様の名前と一緒です。

火雷神【ほのいかずちのかみ】
日本神話の火の神。《古事記》では,伊弉冉(いざなみ)尊の体から黄泉(よみ)国で生まれ,石河瀬見小河で遊んでいた玉依姫のそばに丹塗矢(にぬりや)となって流れ寄り,姫が拾って
床に置くと神の姿にかえり,別雷(わけいかずち)神(賀茂別雷神社)を産ませた,とする。
出典:コトバンク 株式会社平凡社 百科事典マイペディアより

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