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【僕のヒーローアカデミア】人気ランキング一位の轟焦凍!その人気の理由とは?
「個性」はなんと2つ!「半冷半燃」で、氷と炎を使いこなす!
轟焦凍の個性は、「半冷半燃」。「僕のヒーローアカデミア」に登場するキャラクターのほとんどは「個性」という特殊能力を持っています。人に宿る個性は「1つ」で、ヒーローやヒーローを目指す学生ははその能力を使って戦闘や救助のノウハウを磨きます。
しかし轟は、そんな個性を「二つ」持っている、作中でも特別なキャラクターなのです。
個性にも強い能力、弱い能力があるのですが、焦凍が持っている能力は、炎熱系ヒーローである父の「ヘルフレイム」と、母の「氷を操る」能力で、他の「個性」と比べてかなり強い能力とされる二つの能力を一身に宿しています。
焦凍は炎と氷という、少年マンガで王道の特殊能力を二つも使うことができるキャラクターなんです!序盤のストーリーでは、とある理由から体の右側に宿る「氷を操る」能力しか使いません。
それでも個性の発動速度や範囲、能力の威力は学生のレベルをはるかに超えていて、ビルを一棟丸ごと凍らせたり、競技用ドームを超える高さの氷の壁を一瞬で形成したりと、プロヒーロー顔負けの実力を見せつけます。
体育祭以降、左側に宿る炎の個性「ヘルフレイム」を使うようになりましたが、当初はその炎の力のコントロールに苦戦します。林間合宿での「個性伸ばし」による火力調節、炎と氷の同時使用の訓練を繰り返すことで、炎の火力のコントロールも上達してきています。
非常に強い個性を持つ轟焦凍ですが、担任の先生である相澤や強敵からは、「個性に頼りすぎ」、「個性が強力すぎるが故に挙動が大雑把」という指摘も受けています。
焦凍がさらに強くなるためには、強力な二つの個性の使い分け、同時発動や出力の調整がポイントになってくるでしょう。
校内で模擬戦をする時も、強力な轟の個性は同級生の間で有名になっているため、対戦相手には入念に対策をされてしまい、序盤によく見られた、強力な能力で相手を瞬殺するという場面は減ってきています。
必殺技は、一瞬で氷結の能力を使い広範囲を一気に凍らせる「穿天氷壁(がてんひょうへき)」や、熱膨張の原理を応用し、冷えた空気を一気に炎で熱することで爆風を巻き起こす「膨冷熱波(ぼうれいねっぱ)」があります。
焦凍のこれらの必殺技は強力で、一対一での戦いであれば相手を瞬時に圧倒する力を持っています。ただ、それは相手が同じヒーロー候補の「学生」であるときに限り、左側の「炎熱」の個性のコントロールはまだまだNo.2ヒーローの父の「エンデヴァー」には及びません。
エンデヴァーの使う必殺技「赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)」の本格的な修行を始めてからは、氷での滑走と炎の噴射によるブーストを併用する、父の戦闘スタイルに近い個性の使い方をマスターしました。焦凍が二つの個性をどのように駆使してストーリーで活躍していくのか、目が離せないですね!
幼少期の隠された過去…。轟焦凍が「No.1ヒーロー」を目指す理由とは?
強力な個性を身に宿し、No.2ヒーローの父の元に生まれ、育った轟焦凍。一見、ヒーローになるために最高の環境にいるように見える焦凍ですが、その生い立ちは幸福といえるものではありませんでした。
焦凍の顔の左側には火傷の跡があります。この傷は、幼少期に母親が、焦凍の左側に父親の面影を見て「醜い」と、熱湯を浴びせたことによってできた傷跡なのです。
焦凍は、父であるエンデヴァーと母の冷(れい)の、個性婚(こせいこん)と呼ばれる結婚によって作られた子どもだったのです。父であるエンデヴァーは実力者ではありましたが、万年No.2ヒーローと呼ばれるほど、No.1ヒーローのオールマイトと比べると人気の壁がありました。
自分ではNo.1になれないと悟ったエンデヴァーは、その夢を自分の子どもに託そうとします。No.1ヒーローになるための強力な個性を持った子どもを作るため、「氷結」の能力を持った冷を財力で妻にし、エンデヴァー自身の「炎」と、「氷」の個性をかけあわせようとしたのです…。
その結果、「炎」と「氷」という二つの強力な個性を持った焦凍が生まれてきたのですが、エンデヴァーは焦凍をNo.1ヒーローにするために、幼少期から虐待に近い特訓を施します。当然、焦凍は特訓を嫌がり、母の冷はそんな焦凍の心の支えとなっていました。
No.1ヒーローに固執するあまり暴走するエンデヴァーと、ヒーローになりたいという想いと父の特訓に苦しむ焦凍の板挟みになっていた冷は、次第に憔悴していきます。
自分の母に「時折焦凍の左側が酷く醜く見える」と悩みを電話で打ち明けていた際、その電話を焦凍が聞いてしまいます。ひどく動揺した冷は、焦凍の左側にエンデヴァ―の面影を見て、熱していたやかんのお湯を焦凍に浴びせてしまいます。こうして、焦凍は顔の左側に火傷の跡を残すことになったのです。
この事件をきっかけに、母の冷は隔離され、病院に入院してしまいます。
母を大切に想うあまり、エンデヴァーを許せない焦凍は、「ヒーローになりたい」という想いを忘れ、母の「氷結」の力だけでNo.1ヒーローになることで、父親であるエンデヴァーを「完全否定する」ということに固執するようになります。
入学当初、氷結の能力しか使っていなかったのは、こうした背景があったからなのです。轟家には焦凍を含めて「4人」の兄弟がいます。また、No.1ヒーロー「オールマイト」の引退を経て、エンデヴァーが不本意ながらNo.1の座を手に入れることになりました。
まだまだ轟家には謎が残されており、それがどのように明らかになっていくのか、また轟家の家族の確執は解決するのか、という点も見逃せないポイントです!
まとめ
今回は轟焦凍の人気の理由を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。「イケメン」と称され、非常に強力な個性を二つ合わせ持つ轟焦凍が、家族との確執を乗り越えながら、彼自身も「No.1」ヒーローを目指しています。
「ヒロアカ」のもう一人の主人公は轟焦凍といっても過言ではないほど、これからもストーリーが焦凍を軸に進むことは間違いないので、漫画・アニメから目が離せません!焦凍はNo.1ヒーローになれるのか、轟家は過去を乗り越えることができるのか?
急展開を見せる本編を要チェックです!今回の記事を読んで興味を持った方は、ぜひコミックス・アニメをチェックしましょう!