19
Jan
芸能界でもファン多し。コナンの青山剛昌先生も認める名探偵!「ミステリと言う勿れ」完全攻略! #ミステリと言う勿れ
・魅力3:閉鎖空間
「舞台劇を意識した閉鎖空間で主人公がひたすら喋るだけの漫画である」と作者の田村先生が話しているように、舞台は閉鎖空間です。
EP1「取調室」
EP2「バスジャックからのお屋敷に監禁」
EP3「のぞみ159号広島行きの座席」
EP4「広大な屋敷」
EP5「記憶喪失の人との対話」
EP6~8「病室からの病院各所」
その他美術館や別荘なども舞台となります。
これら全て閉鎖空間ですよね。
だからおしゃべりが必要になる。
誰も話さなければ物語は進みません。
その証拠にバスジャックのときも、犯人はバスの乗客におしゃべりを禁止しませんでした。
何故かというと、極限状態の中で過去の懺悔を引き出したかったから。
そういった状況だからこそ真実が引き出されるのですね。
舞台劇を意識したというように、確かに舞台劇も人の語りがないと進まないですもんね。
密室だらけなので、逆上した犯人ともみ合うとか、闘争した犯人を整が追っかけるとかそういうアクション的な要素はありません。
整は運動とかそういったアクション的なこと苦手そうですしね。
閉鎖空間だからこそ一人一人の背景が浮き彫りになっていくから事件が解決される。
閉鎖空間という場面の縛りがあるからこそ、さらに面白さが増していると思います。
・魅力4:明かされていない謎や伏線
整が事件を解決する漫画だと紹介しましたが、まだまだ明かされていない謎も多く残っているのがこの作品。
コミックの8巻ではライカという女性の正体が開かされましたが、彼女の正体が明かされるまでコミックでは3巻ほど待たなければいけませんでした。
ミステリアスなライカの背景を知ったときは驚きましたが、まだまだ明かされていない謎もたくさんあります。
コミック9巻までで明かされていない謎を紹介します。
星座のアクセサリー
事件で関わった登場人物で星座をモチーフとしたアクセサリーを身に着けている人が多いのです。
その入手先は鳴子巽(なるこ たつみ)という人物につながることから、物語の黒幕では?と想像されているのですが、まだこの事実は明らかになっていません。
コミック9巻までに登場したアクセサリーと持ち主は以下のとおり。
牡羊座の指輪→三船三千夫
蟹座のピアス(真珠)→下戸陸太
射手座の指輪(ラピスラズリ)→羽喰十斗
山羊座の指輪(シルバーリング)→犬堂愛珠
双子座の指輪(アレキサンドライト)→鳩村一葉
鳴子という人物はカウンセラーで、羽喰十斗、犬堂愛珠、鳩村一葉の3人は鳴子のカウンセリングを受けていました。
そしてこのアクセサリーを身に着けていた人物は〝使命〟という言葉を口にしていた人物が多く、共通点があることから、鳴子にカウンセリングと称し何か刷り込まれていたのかもと思わせる部分があります。
牡牛座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、水瓶座、魚座のアクセサリーはまだ登場していませんが、整は魚座、ガロは乙女座、藪は蠍座、もう一人蘇我という人物が天秤座というふうに残りの星座に関わる人物はすでに登場しています。
この人物も今後物語に大きく関わってきそうな人達ばかり。
全アクセサリーが登場したときに物語はどう動くのか、今から楽しみな伏線です。