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さすが創作系作品!アニメ化のクオリティが高い【ぼくたちのリメイク】アニメ2期は? #ぼくリメ #ぼくたちのリメイク
『もし今の状態であの時に戻れたら…』
と、皆さんは考えたことはありますか?
筆者も体育会系だったので、「今の状態で高校生とかに戻ったらもっと結果出せたんじゃないか?」と考えたことが何度かあります。それぐらい、タイムリープには一種の憧れがあるものです。
こんな憧れを実際にストーリーにした作品が、最近、話題になっています。その名も『ぼくたちのリメイク』、通称『ぼくリメ』です。TVアニメが放送されてからジワジワと人気を拡大させています。
今回は『ぼくリメ』の魅力を紹介していきます。『ぼくリメ』を視聴済みの方も未視聴の方もぜひ読んでみて、参考にしてみてください。
『ぼくリメ』とは?
『ぼくたちのリメイク』は木緒なち先生によるライトノベルが原作です。2017年からMF文庫Jで刊行されています。イラストはえれっと先生が担当。ライトノベルのファン投票イベントの『このライトノベルがすごい!』では文庫部門で6位を獲得しています。ちなみにコミックス版はマガジンポケットでも連載されており、こちらは5巻まで刊行されています。
ライトノベルの本編は現在9巻まで刊行されていますが、スピンオフの『ぼくたちのリメイク Ver.β』も3巻まで刊行中です。ライトノベル本編はタイムリープが発生するストーリーになっていますが、『ぼくたちのリメイク Ver.β』は「もしもタイムリープしてなかったら…」をテーマにしています。ファンの方には必読の内容です。
あらすじ
本作の主人公・橋場恭也は冴えないゲームメーカーの冴えないディレクターとして毎日を過ごす26歳。そこでプラチナ世代の3人に強い憧れを持つようになります。
その後、会社が潰れてしまい無職に。落ち込んだ状態で実家に帰るとそこに芸術大学の合格通知がありました。恭也は大学進学時に芸術大学を合格していたのですが、「自分には無理だ」と決めつけ、一般大学に進学していたのです。
「やり直したいなぁ…」と思った矢先、なんと10年前にタイムリープ! 芸術大学に進学することになりました。その芸術大学にはプラチナ世代の3人もいて、しかも一緒に住むことになって…。
橋場恭也の人生のリメイクが始まるのです!
木緒なち先生のマルチな才能
『ぼくリメ』のストーリーは木緒なち先生の人生が元ネタになっていると思われます。というのも木緒なち先生は『ぼくリメ』の舞台でもある大阪芸術大学の卒業生!
同人ゲームの制作をしたりシナリオライターをやったりと、とにかく創作の日々を送っていたようです。現在はライトノベル作家としてはもちろんのこと、TVアニメのタイトルロゴを制作したり、KOMEWORKS(コメワークス)の代表取締役も務めています。KOMEWORKSでは漫画雑誌の表紙のデザインの提案をしているようで、『まんがタイムきらら』などの有名雑誌を担当しています。
このように創作一筋の人生を送ってきた木緒なち先生だからこそ、『ぼくリメ』のような熱い作品を描くことができるのでしょう。
『ぼくリメ』の魅力
ここでは『ぼくリメ』の魅力について解説していきます。魅力は以下の通りです。
・アニメとしてのクオリティが非常に高い
・ヒロインがめちゃくちゃ可愛い
・創作に対する熱量・青春を感じる
それぞれ解説していきます。
アニメとしてのクオリティが非常に高い
『ぼくリメ』のアニメ制作を手掛けているのはfeel.。feel.は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(以下、俺ガイル)』や『月がきれい』が代表作です。ロマンス色の強い作品が多いイメージがあり、安定した作画に加え、恋愛における細かい感情表現のセンスに秀でている印象があります。
そんなfeel.が制作する『ぼくリメ』は、キャラの細かい感情表現が見事で、アニメだからこそできる演出がいくつも施されています。
特にテンポ感が良くできています。まるで画面の中で人間が会話しているかのようなリアルなテンポになっているのです。『俺ガイル』ではマシンガントークが連発するユーモア溢れる会話が特徴でした。『ぼくリメ』はその逆でおっとりした会話で和やかな雰囲気を作り出すことに成功しています。特にメインヒロインの1人でもあるシノアキに注目です!
また、音楽も非常に良くできています。OP・EDはどちらも青春を感じさせる内容となっており、爽やかで聴き応えのある楽曲です。さらに、作中では『涼宮ハルヒの憂鬱』の名曲でもある『God knows…』のサプライズコラボがありました。この際にはTwitterが湧いてましたね。