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【無職転生】2クール放送開始前に1クール伏線まとめ!2ク ールはどこまで伏線が回収されるのかも考察!
第8話「ターニングポイント1」について
第1期の大きな転機となった第8話「ターニングポイント1」について解説します。この「ターニングポイント1」は今後のストーリー、特に第2期にアニメ化されるであろう第4章~第6章に大きく関わるイベントとなります。予兆は現れていました。第7話終盤でも触れられていた空に浮かぶ謎の赤い球体。
第8話では、パウロが「フィットア全域で魔物が活発になっている」と語り、森を探索します。パウロ達が住むブエナ村はストーリー冒頭からかなり平和な村でしたが異変が起きます。アスラ王国方面で不穏な空気が漂い始め、突如として複数のキャラ達のカットインが流れます。このキャラ達はストーリー上で超重要人物といえます。
オルステッド
レッドドラゴンに襲われますが、睨み返すだけでドラゴンを追い払った謎の男の正体は「龍神」オルステッド。この世界ではドラゴンはとても強い魔物として描かれており、その中でもレッドドラゴンは秀でた存在のようです。そんなレッドドラゴンを追い払った男はドラゴンと同じ目をしていました。
キシリカ・キシリス
紫の髪にきわどい恰好をしたその少女は、「魔界大帝」キシリカ・キシリスです。死亡と復活を繰り返し、見かけによらず 1 万年ほど生きています。 人魔大戦において人族に敗れた魔族の指導者のため、現在は地位はすべて失っており、配下となる味方は一人もおらず魔大陸を彷徨っています。
他者に魔眼を与える能力も持ち、後にストーリーに大きな影響を与えます。
ペルギウス
空飛ぶ城・空中城塞ケィオスブレイカーの主。父パウロが聞かせてくれたおとぎ話に出てくるあのペルギウスです。魔神殺しの三英雄の一人。フィットア全域の異変に気付き、「光輝のアルマンフィ」をフィットアへと送り出します。「魔人ラプラスの封印を解こうとしているやつがいる」とペルギウスは言います。
このことから魔人ラプラスがまだ生きていて封印されている身であることが読み取れます。最強魔術キュムロニンバスをエリス達に見せようとするルーデウスでしたが・・・突然、空に浮かぶ赤い球体を中心に雲が淀みだします。辺りは不穏な空気に包まれ、そこにペルギウスに送り出された「光輝のアルマンフィ」が現れます。
ギレーヌが応戦し互角の戦いが繰り広げられました。その直後、赤い球体を中心に爆発のようなものが起き、辺り一面は青い光に包まれ、ルーデウス達は全員光に飲み込まれてしまいます。実はこのタイミングでフィットア全域が転移されてしまっていました。
第11話冒頭でパオロのナレーションにより、ゼニス、リーリア、アイシャが行方不明となっていることが明かされます。この時点では安否すらわかりませんが以上から第2期に大きく関わるイベントだったと言えます。
「デッドエンド」ことルイジェルドとの出会い
第9話でルーデウスは、おそらく2期でも大きく関わることになる「デッドエンド」ことルイジェルドと出会います。魔大陸へと転移されてしまったルーデウスとエリス。そこにギレーヌはいなかった替わりに、緑髪で額に赤い宝石を持つ男がいました。ルイジェルドは悪名高いスペルド族の生き残りでした。しかしルイジェルドは噂とは違い、子供想いの信念を持った男でした。
ルイジェルド曰く、スペルド族はラプラス戦役にてラプラスの陰謀により精神を蝕まれ、自分の息子さえ殺めてしまったことを明かします。以降スペルド族は残忍な民族として恐れられる存在となってしまいました。
ルイジェルドはスペルド族の汚名を覆すため、子供を助け悪人を見つけては殺して回っていましたが、その結果ますます恐れられる存在となり「デッドエンド」とさえ呼ばれるようになってしまいました。
第10話でもルーデウスを蹴り飛ばした悪人の首を跳ねて殺してしまったように、子供に手をかける悪人に対しては容赦が無い一面があり、大きな問題点です。それでも信念のあるルイジェルドは、ルーデウスとエリスを故郷まで送り届けようと言い、ルーデウスはルイジェルドがスペルド族に注がれた汚名を晴らすための手伝いをしようと申し出ました。
こうして、エリスを含めた三人は冒険者パーティー「デッドエンド」を結成し、近くのリカリスの町で新人冒険者として活動をスタートします。
ヒトガミについて
ストーリーの重要な転機にルーデウスの前に現れたヒトガミ。アニメでは全身白いタイツのような姿で表現されており、嫌に馴れ馴れしく人をおちょくっているような性格をしています。いかにも胡散臭いヒトガミにルーデウスも信用することなく疑惑の目を向けます。しかしヒトガミはルーデウスを的確に助ける助言を続けます。
ヒトガミはルーデウスの味方なのでしょうか。ヒトガミの前ではルーデウスは転生前の「無色ニート」の姿に戻っています。ルーデウスの転生に大きく関わっているかのようなヒトガミですが、正体についてはここではストーリーの本質に関わるため伏せます。いずれにせよ、ルーデウスの運命に大きく影響を与える存在であることは間違いありません。
2期展望 どこまで伏線回収されるか考察
アニメ1期は1クールで放送され、原作の「第1章 幼年期」から「第2章 少年期 家庭教師編」、「第3章 少年期 冒険者入門編」までアニメされました。従って2期は原作でいうと「第4章 少年期 渡航編」から「第5章 少年期 再会編」、「第6章 少年期 帰郷編」までアニメ化されると推測されます。(書籍版の場合 4巻~6巻)。
そのため「ターニングポイント1」後の世界にて、ルーデウス含むパーティ「デッドエンド」を中心に、パウロやロキシー達それぞれの奮闘が平行して描かれていくと思われます。「黒狼の牙」や、シーローン王国の王子達などロキシー絡みの伏線も回収されていきます。
転生やヒトガミ、ペルギウスなどストーリーの革新に迫る部分はまだまだ2期では明かされないでしょう。
まとめ
以上がアニメ「無職転生」1 期の伏線のまとめとなりますがいかがだったでしょうか。 原作が作りこまれているということもありますが、たった1クールの中にたくさんの伏線が盛り込まれていることがわかります。アニメとしても大々的に伏線を描くのではなく、あくまでさりげなく演出しているところがニクいところです。
傑作ラノベの導入部としてはこれ以上の無い出来のアニメではなかったでしょうか。2期の放送が迫っておりますが、細かい部分に注目しながら見ていくのもまた一興ですね。ここまでご覧いただきありがとうございました。