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【無職転生】2クール放送開始前に1クール伏線まとめ!2ク ールはどこまで伏線が回収されるのかも考察!
アニメ「無職転生」は、著者・理不尽な孫の手によるライトノベルを原作としたアニメーションです。原作は異世界転生の原点と言われている作品で、アニメも非常に丁寧に作られている人気作です。第2クールの放送も間近に迫っている今、1クールの伏線についてご紹介します。
ストーリー冒頭での転生について。主人公以外も転生している?
第1話で高校生3人を助けようとしてトラックに轢かれた主人公ですが、この時実は高校生2人も一緒に轢かれて行方不明となっています。
唯一無事だった男子高校生が救急隊員に聴取を受けているシーンがあるため一人は無事のようですが・・・救急隊員のナレーションから察するに残り二人は「行方不明」という扱いになっていることがわかります。行方不明になった高校生2人は主人公と共に転生したのでしょうか。ストーリー後半への伏線となります。
ルーデウスについての伏線
魔術教本とは反するルーデウスの魔力
ルーデウスが家で見つけた魔術教本には、「魔術には詠唱と魔法陣の2種類があり、個人の魔力量が生まれた時にほぼ決まっている」と書かれていました。しかし、ルーデウスは魔法を無詠唱で唱えることができ、魔力総量も練習すればするほど増えていきます。
ルーデウスは魔術教本の内容が誤っていると決めつけましたが、これは教本の内容は誤っていません。ルーデウスの秘めたる力が図抜けていて特別な存在であることを示唆しています。
水と火の魔法を同時に発動!?
本来魔術は詠唱が必要なため、違う魔法を同時に発動することはできません。しかし、ルーデウスは無詠唱で発動できるため水と火の魔法を同時に使い水をお湯にすることもできます。す。これは通常ではできないスキルで、今後のルーデウスの戦闘スタイルに大きく影響を与えます。
パウロとの一戦
パウロは女癖が悪い一面もありますが、いざ剣術となると一流の強さを見せます。剣術の三大流派である水神流、北神流、剣神流をすべて上級まで取得しています。第4話でルーディウスを城塞都市ロアへ送り出すために、パウロとルーディウスは手合わせしましたが、無詠唱で魔法を駆使するルーディウスをあっさり倒してしまいます。
この時、ルーディウスはパウロの足元を「泥沼」のようにして動きを止めましたが、これは後のルーデウスの戦術の大きな特徴です。剣術の才覚が無かったからこそ弱点を補う戦法で、さりげないシーンですが大きな伏線となっています。
パウロが聞かせてくれたおとぎ話
就寝時に父パウロが、まるでお伽話を語るように「ペルギウスが12人の使い魔を従え魔人ラプラスの元へ向かった」と語っていますが、何気にストーリー終盤に関わる話をしています。
ロキシーについての伏線
ロキシーがルーデウスにあげたペンダント
家庭教師の終了を記念してロキシーはルーデウスにペンダントをあげましたが、後々第9話で ル ーデウスがミグルド族の村に入村することを断られた際、このペンダントのおかげでロキシーの弟子であることを証明することができ、村に受け入れてもらえました。
また、この時ロキシーの両親と対面し、ミグルド族が見かけよりもずっと歳をとっていることを知ります。
「スペルド族」を語るロキシー
ロキシーは緑髪で額に赤い宝石がある「スペルド族」について語ります。見つかったら家族を皆殺しにされてしまうから気をつけろとルーデウスを脅すロキシー。実際にスペルド族のルイジェルドが出てくる第9話への布石となっています。
ロキシーが新たに家庭教師をしたパックスについて
ルーデウスと別れた後、ロキシーはシーローン王国に渡り、第七王子パックス・シーローンの家庭教師をしていました。
しかし、このパックスが曲者で隙があらばロキシーの着替えを覗いたりパンツを盗んだりする子供でした。どうしようも無い子供であることは間違いありませんが、ロキシー曰く「魔術の飲み込みが早く、頭も良い。ルーデウスに似ている」と言います。
実はこのパックスですが、後程影響力を持って再登場します。ロキシーはパックスの潜在能力を見抜いていたのかもしれません。
ルーデウスが作成したロキシー像
ルーデウスは魔術の鍛錬のためにフィギュアを作っていますが、露店に金貨一枚で売却したロキシー像がパックスの手に渡っていました。何気にこのフィギュアを作る能力も後程ストーリーに影響を与えます。
また、第4話でロキシー像を舐めるパックスの後ろに見知らぬ金髪で丸眼鏡の男が一瞬映ります。この男は第3王子ザノバ・シーローンで、ロキシー像のシーンでこの男を映すのもちょっとした伏線となっております。
パウロについての伏線
直情的で攻撃的な一面を見せるパウロ
第3話にて、村の子供の母親が「子供がルーデウスに殴られた」と苦情を言いに来た話で、パウロはルーデウスの言い分を聞かず一方的に怒鳴りつけました。
結局はルーデウスに対し謝罪することになりましたが、パウロはカッとしやすい直情的な性格をしていることがわかります。剣士としては一流ですが人間性までは一流とは言えないのかもしれません。パウロはただの「父親」というだけの登場人物ではなく、昔は「黒狼の牙」という有名パーティ ーのリーダーだった経歴があります。
一部の仲間には恨まれてすらいるだろう、と本人が語っています。第11話冒頭でエリナリーゼが「パウロだけはいっそのこと違う世界にでも転移して欲しかったですわ」と言っています。古い知り合いにもこんな言われ方をするパウロ・・・過去に何があったのでしょうか。
パーティー「黒狼の牙」
ギレーヌの思い出話で出てくる「黒狼の牙」。実は父パウロと母ゼニスはこのパーティのメンバーでした。ギレーヌとの関係をこのパーティを通じたものだったのですね。
メンバーは下記6名となります。
・パウロ・グレイラット:剣士
・ゼニス・ラトレイア:僧侶
・ギレーヌ・デドルディア:剣士
・エリナリーゼ・ドラゴンロード:戦士
・厳しき大峰のタルハンド:魔術師
・ギース・ヌーカディア:シーフ→1期未登場
いずれも2期以降に主要人物として登場すると予想されます。
ボレアス家とノトス家について
パウロの意向によりボレアス家で家庭教師をすることになったルーデウス。パウロの本名は「パウロ・ノトス・グレイラット」。パウロはグレイラットの4つの本家の内の一つ、ノトス家の当主になるはずでしたが、現当主はパウロの弟「ピレモン」で評判は悪いようです。
第8話のルーデウス誕生日会のシーンでボレアス家当主のサウロスが「ノトスの所と戦争じゃあ、ピレモンをぶっ殺してルーデウスを当主に据えるぞ」と息巻いていましたが、同じルーデウス一族でも決して仲が良いわけでは無いことが垣間見えます。また、後のストーリーの伏線となっています。
シルフィエットについての伏線
緑色の髪の毛
もうひとりのヒロインとして登場するシルフィエット。
コンプレックスからか女の子なのに短髪にしています。緑色の髪のため魔族と言われいじめられていましたが、スペルド族とは関係ないようです。第3話でシルフィエットの両親が映るシーンがありますが、両親とは全く違う毛色ということがわかります。遺伝ではない緑色・・・。この点も伏線となります。
さりげなく無詠唱を成功させている
ロキシーですらできなかった無詠唱をさりげなく成功させるシーンがあります。幼少期のルーデウス自身も無詠唱をそこまで凄いことと気づいていないため、このシーンはサラッと流されてしまいますが、そういう演出なのでしょうか。
この世界では魔術を無詠唱で唱えることができる者はほぼおらず、魔術に関してかなりの才能を秘めていることがわかります。また、初めて会った時シルフィのことを男の子と思っていた点もちょっとした伏線となります。
ウエディング姿のシルフィのフィギュア
ルーデウスの部屋にウエディング姿のシルフィのフィギュアが置かれていましたがこれはルーディウスの妄想による産物かそれとも・・・。
リーリャについての伏線
リーリャとルーデウスの関係性
リーリャはグレイラット家でメイドとして働いていますが、ただのモブキャラではなくストーリ ー上、ルーデウスと関係性のあるキャラです。
第4話でゼニスが妊娠して祝福モードでしたが、まさかのリーリャも妊娠が発覚。事態は一変し浮気をしたパウロとリーリャに激怒するゼニス。リーリャは家から追い出される選択肢もありましたが、うまくルーデウスが説得しリーリャは家族としてグレイラット家に残れることになりました。
ルーデウスにはリーリャに恩がありました。ルーデウスはロキシーの下着を隠し持っていたことを含め、普通の赤ん坊とはかけ離れた行動をリーリャに不審がられていましたが、ゼニスに報告することもなく黙っていてくれました。
一方、リーリャとしてもルーデウスのことを悪魔憑きの子として見ていて距離を置いていましたが、この一見で見る目が変わります。グレイラット家から追放されそうなところを助けてもらったことを恩に感じ、自身の子アイシャをルーデウスに仕えさせることを誓います。
後ほどゼニスから生まれるノルンと共に、ルーデウスにとっては二人の妹となったアイシャとノルンは今後のストーリーで大きく関わってきます。
アイシャとノルン
赤ん坊の頃や幼少期からアイシャとノルンの性格の違いが小さな演出で表現されています。例えば第4話で赤ん坊時代にノルンは簡単に泣きますが、アイシャはまるでノルンを見てから真似をするように泣き始めます。まるで泣きたくないのに、赤ん坊は泣いていないといけないと思い空気を読んで泣いているようでした。
ゼニスが「スペルト族に食べられちゃうぞ」とノルンをからかうと泣き喚いてしまうノルン。ノルンは至って泣き虫の子として描かれていますが、アイシャはシルフィエットにさっそく懐いていたり社交的な一面を見せています。
エリスとギレーヌについての伏線
貴族の令嬢なのに剣や魔法の修行をさせられるエリス
名門グレイラッド家の令嬢として生まれたエリスですが、なぜかルーデウスやギレーヌから当然の如く魔法や剣の指南を受けています。しかし普通の令嬢にとって魔法や剣のスキルはいらないし、そもそも修行なぞさせないのではないでしょうか。
エリスは祖父で領主のサウロスから可愛がられていますが、実は貴族として見限られていて、家から出すことを想定されていたかもしれません。
エリスとギレーヌの師弟関係
ボレアス家の剣術指南役であるギレーヌとエリスは剣術において師弟関係にあります。ルーデウスと違いエリスは剣術において天性の才能を見せます。ギレーヌは後のエリスに大きな影響を与えます。