出典：先輩がうざい後輩の話 公式サイト

SNSが発達したおかげで、クリエイターが気軽に作品を発表できるようになり、それがバズった結果、出版社の目にとまって本になるというケースも増えてきました2021年10月からアニメ化が決定している漫画「先輩がうざい後輩の話」も、作者であるしろまんた先生がTwitterで連載した漫画が元になっています。

タイトルから意地悪な先輩の話かなと思いきや、その中身は実に甘々なラブコメディです。こんな先輩が欲しい！　こんな後輩がいたら仕事頑張れる！　と読んでて思わずニマニマしてしまう素敵な作品です。今回は「先輩がウザい後輩の話」の魅力を次のポイントに絞ってお伝えしていきます。

・うざいのに気になる先輩
・素直になれない恋心。
・2人を見守る人々
・サブキャラ達の恋愛も見逃せない

うざいのに気になる先輩

OLの五十嵐双葉は、中学生にも見間違われるほどの子ども体型。そんな彼女には、熊のように大柄な先輩・武田晴海(たけだ・はるみ)がいます。春海は小柄で子供っぽい趣味を持つ双葉を事あるごとにからかいますが、低身長がコンプレックスである双葉はそれがウザくてたまりません。

頭を撫でられたり、子ども扱いされるたびに、双葉はチャームポイントの八重歯を剝き出しにして文句を言いますが、春海はどこ吹く風。そんなちょっとデリカシーに欠ける先輩・春海ですが、面倒見は人一倍良いです。

双葉が落ち込んでいる時は好物のお汁粉缶を差し入れ、彼女がミスをしたときはこっそり徹夜してフォローに回る。普段はがさつな晴海ですが、実は後輩の双葉のことをいつも考えているのです。

そんな春海のイケメンエピソードが描かれるのは1巻の第3話。仕事のため満員電車に乗った二人ですが、春海は革に手が届かない双葉をからかいます。しかし彼女の背後に盗撮魔がいるのを察知し、普段は温厚な春海が初めて怒り表情をのぞかせ、盗撮班に得意の柔道投げを食らわせます。

盗撮犯は捕まり、晴海はネットニュースのヒーローになります。しかし彼はそんな賞賛が照れくさく、双葉をいつものように飯に誘うのでした。