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Sep
【手品先輩】手品先輩の2期が制作される可能性について徹底検証
2019年夏に放送されたアニメ『手品先輩』。あがり症のせいで失敗率100%の先輩が、大好きな手品で今日も元気に、そしてエッチに失敗する姿を描いた作品です。
原作は2021年2月に完結しましたが、人気のある作品なのでアニメの続編制作を望む声は多いです。原作ストック、円盤や各種グッズの売り上げ、制作会社の現状などのデータから、今後2期が制作される可能性について徹底検証しました。
手品が好きな先輩と助手による部活が中心のコメディアニメ
『手品先輩』の原作は、アズ先生が週刊ヤングマガジンで連載していた漫画です。連載デビュー作でもあり、ジャンルは手品をテーマにしたショートギャグです。2015年9号/10号掲載の読み切りを経て、2016年13号から2021年12号まで連載されました。
途中からアズ先生の体調不良が原因で隔週連載になったものの、5年間の連載の末に完結しました。奇術部に所属する先輩(女子生徒)と強引に彼女の助手にされた男子生徒との掛け合いを、部活を通じてコメディチックに描いています。
構成は1ページ形式で、1話につき複数のミニストーリーをまたいで描かれるのも特徴です。エロ可愛い先輩にツッコミを入れながらも、実際は性に興味津々というムッツリスケベな助手のキャラクターも人気がありました。
そして2019年にアニメ化が決定。全12話がTOKYO MXほかで、7月から9月まで放送されました。ミニストーリー形式はそのままに、あえて原作とは違うエピソード順で構成されています。放送時間は12分と一般的なアニメと比べて短いですが、元がコメディ作品なので「気軽にほのぼの見られた」と支持する声もあります。
アニメの続きは原作5巻の途中から
原作付きアニメで最も重要なのが原作のストックです。これがなければ、アニメの続編を作る事は物理的にできません。『手品先輩』の原作は2021年12号をもって完結し、コミックスは現在全8巻が発売されています。アニメ1期は原作の5巻前半までを消費したので、3巻分はストックがあるという計算になります。
やや足りないかもしれませんが、完結済みの作品なので原作の補完も兼ね、アニメオリジナルエピソードも入れれば2期の制作はしやすくなるでしょう。原作の累計発行部数は2019年10月時点で60万部を超えており、コミックスが6巻までだった事から見ても、当時を更に上回っていると思います。
原作終了後にアニメの続編が作られた例は珍しくないので、コミックスの売り上げ次第で『手品先輩』のアニメも続編が作られるかもしれません。