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Sep

【ぼくたちのリメイク】MF文庫の人気作がついにアニメ化! 天才クリエイターたちと「青春」をやりなおす【夏アニメ】

出典:Amazon.co.jp

3人の天才クリエイターたち

恭也は芸大の映像学科に入学すると共に、大学近くのシェアハウスに入居します。そこで出会ったのが、まだ自分の才能を自覚していない3人の天才です。

まず、絵を描くことが大好きな志野亜貴(シノアキ)。田舎で育ったのんびり者で、常にマイペース。しかし、好きになった相手には大胆なアピールを仕掛けるという一面も。彼女は10年後、凄腕絵師に成長します。

次に、派手な見た目に反して引っ込み思案な小暮奈々子(ナナコ)。特に目標を持っておらず、芸大で自分のやりたいことを見つけたいと思っています。実は歌が好きで、10年後にニコ動の歌い手として大ブレイクしています。

そして、恭也と同じ男子の鹿苑寺貫之(ツラユキ)。不真面目な雰囲気を発している彼ですが、創作に対しては強いこだわりを持っており、作品のクオリティには決して妥協しない意志の持ち主です。10年後は大人気ライトノベル作家となっています。

創作に懸ける思いがぶつかり合う

映像学科の同回生となった恭也たちは、シェアハウスの同居人という縁もあり、チームを組んで映像制作の課題に取り組むことになります。

担当は絵コンテがシノアキ。演技がナナコ。シナリオが貫之。制作進行は恭也が務めることになりました。与えられたテーマは「時間」。抽象的な題材に悩む4人ですが、駅を舞台にすることで作品のイメージが浮かびあがります。

しかし同時に、大きな問題も浮上しました。課題の規定時間に収めるためにはシナリオ部分を縮めないといけないのですが、作品のクオリティにこだわる貫之が、文字制限に合わせて無理に削ることに拒否したのです。

評点を気にして時間をきっちり守るべきか、作品の完成度を優先してツラユキのシナリオでいくか。現実と理想の間で思い悩む恭也。しかし貫之の思いを組んだ上で、より良い方向で調整していこうという意見で合意することができました。

そして迎えた撮影日当日。わずかな時間ではありますが駅に撮影許可をもらうことができ、無事にクランクインと思いきや、機材のビデオカメラを取り違えて手元にないという大ピンチが発生します。

使用できるのは静止画を撮影するスチルカメラのみ。これでは課題である動画の撮影はできません。シノアキもナナコも「仕方ないよ」とこぼす中、恭也の脳裏にはタイムスリップ前、ゲーム会社で働いていた時代の記憶を思い出します。

相次ぐ発売延期。社長のセクハラに耐えかねて辞めていく社員。予算も人手も足りない状況で、作品作りに妥協していく毎日。もう「仕方ない」で済ませたくない、と恭也は全力で打開策を考え始めます。

そして思いついたのが、静止画を連続でつなぎ合わせ、パラパラ漫画のように編集するというアイディア。そういったタイプの作品はないわけではないですが、土壇場で構成を考えて取り直すにはかなり手間がかかります。

しかし恭也には、ブラック企業で鍛えられた経験がありました。その場で新たな完成品のイメージを作り上げ、メンバーに的確に指示を出します。結果、恭也たちの作品は発表会で万雷の拍手を受けました。シノアキたちは恭也の才能を認め、彼に負けたくないと気持ちを新たにします。

それまでディレクターに徹してきた恭也ですが、制作進行も立派なクリエイターの仕事だとこの出来事で実感。自信を持てるようになります。

揺れるヒロインたちの恋心

本作はシノアキとナナコのWヒロインとなっています。シェアハウスで暮らし始めた当初は恭也のことを頼りになる友達としか考えていなかった二人ですが、親身になって世話をしてくれる恭也に徐々に惹かれていきます。

最初に恭也を好きになり、アプローチを仕掛けたのはシノアキの方です。おっとりとしてつかみどころのない彼女ですが、恭也に対してはさりげないながらも熱烈なアプローチを行います。そんなシノアキを冷やかしていたナナコですが、歌手になりたいという夢を応援してくれる恭也に恋心を自覚。シノアキのライバルになります。

おっとりマイペースなシノアキと、元気っ娘に見えて実は引っ込み思案なナナコ。対照的な二人のヒロインはこの作品をさらに魅力的なものにしています。

出典:Amazon.co.jp

ドキドキの恋愛ゲーム制作

文化祭が終わり、それぞれの夢に向かって努力を続ける恭也たち。しかし貫之は長いこと学校を休んでいました。気になった恭也は理由を問い詰めます。

そして貫之が、実は病院を経営する一族の子息であり、家族からクリエイターになることを反対されていることを知ります。自力で学費を稼ぎ、藝大を続ける覚悟の貫之。しかし4か月後までに学費の納入が間に合わなければ退学になってしまいます。

そんな貫之の現状を知った恭也が出した解決策は、ずばりゲームを作ること。ただのゲームではなく、成人向けの描写を含んだ同人ゲーム。いわゆるエロゲーです。「即売会でゲームを売り貫之の学費に当てよう」と説得されたナナコたちは喜んで承諾します。

そして始まった初のゲーム制作。生々しい描写に慣れないナナコや貫之は苦戦したものの、ゲームは無事に完成! 昼過ぎに完売するという快挙を成し遂げます。

アニメはどこまで?

『ぼくたちのリメイク』の原作は9巻。コミカライズは5巻まで発売中です。原作の刊行ペースを考慮すると、アニメは1クール12話で放送される可能性が高いです。ではどこまでアニメ化されるのかですが、原作4巻の同人ゲーム制作のエピソードが区切りがいいので、ここまでとなる可能性が高いです。

そして原作4巻の終盤、無事にゲームを完売した恭也が再び現代に戻ってしまうという衝撃的な展開が待っています。このシーンもアニメでどう表現するのか注目です。

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