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Sep
【古見さんはコミュ症です】無口だけど、実はとっても感情豊かな女の子との青春ラブコメ【秋アニメ】
長い歴史を持つラブコメというジャンル。ちょっと前からメインヒロイン一人にスポットライトを当てた作品が増えてているようです。人気どころでは『かぐや様は告らせたい』や『からかい上手の高木さん』などがありますね。
いろんな女の子とのイチャイチャを楽しむハーレム作品と違い、上記のタイプのラブコメでは主にメインヒロインの魅力で作品を成り立たせているわけで、それだけ個性的なキャラクターが求められます。
週刊少年サンデーで2016年より連載されているオダトモヒト先生の漫画『古見さんはコミュ症です』は、無口だけどとっても感情豊かな古見さんと、凡人である只野くんが繰り広げるラブコメディです。
もとは読み切りとしてサンデー本誌に掲載されたものが、読者から好評を得て連載作品となりました。シリーズ累計550万部を突破している大人気作品で、2021年9月からはNHKでテレビドラマ化、10月からはアニメ化が決定しています。
この記事では、本作の見どころを以下の4つのポイントにしぼってお伝えしていきます。アニメとドラマの放送前に、作品のツボをおさえておきましょう!
・古見さんのコミュ症あるある
・地味だけどいいヤツな只野くん
・個性的なクラスメイトたち
・切ない三角関係
古見さんのコミュ症あるある
本作のメインヒロインである古見硝子(こみ・しょうこ)。通称古見さんは、人と話すのが苦手な、いわゆるコミュ症の女の子。そのレベルはかなりのもので、緊張してまともに話せないため、いつも筆談用のノートを持ち歩いています。
しかしコミュ症だからといって、人と関わりたくないタイプとは限りません。むしろ古見さんは、いろんな人と仲良くなりたいと思っています。しかし極度の口下手とあがり症が災いして、なかなか話しかけることができません。
この古見さんが抱えている不安や悩みが吹き出しで表現されるんですが、それがやけにリアルで、人付き合いが苦手な人であれば誰しも思ったことがあるようなものばかりです。
例えば遊びの予定を相談している友達の輪に入れなかったり。あるいはちょっとした勘違いで相手を不快にさせたのではと不安になって夜眠れなかったり。あるいはメールの返信の文面を考えるのにやたら時間がかかったり。
特に古見さんは高校生。複雑な人間関係が発生する教室という空間で、どう立ち振る舞えばいいのか分からずに黙り込んでしまうその姿には、多くの人が共感を覚えるのではないでしょうか。友達と仲良くなりたい気持ちが先行しすぎて暴走するシーンなどは黒歴史を思い出す人もいるかもしれません笑
しかし古見さんは決して嫌われているわけではなく、むしろクラスメイトからはとても慕われています。好きを通り越して崇拝に近い感情を抱いている人までいます。みんな美人な古見さんと話したいと思っているのですが、おそれ多くて話しかけられないだけなのです。
そんな事情を古見さんは知る由もなく、自分は嫌われているのだと思い込んでいました。緊張してしまうと表情がこわばってしまう古見さんは、人に怖がられることが多く、中学時代にずっと一人でお弁当を食べていたことがトラウマになっています。そんな古見さんの世界を変えたのが、本作の主人公である只野くんです。