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【ひぐらしのなく頃に卒】綿明し編・魅音の気持と御三家への惨劇を解説!
「綿明し編」は2021年7月より放送が開始された「ひぐらしのなく頃に卒」の第4話から第6話までで描かれた「ひぐらしのなく頃に」シリーズのエピソード。「ひぐらしのなく頃に」で描かれた「綿流し編」や「目明し編」に似た、「ひぐらしのなく頃に業」の「綿騙し編」と対になるストーリーです。
「綿流し編」は「ひぐらしのなく頃に」シリーズにおいて最もミステリー色が高いエピソードとして知られていて、「綿騙し編」も様々な考察を呼び話題となりました。作品の時系列では「ひぐらしのなく頃に卒」の第1話から第3話までの、「鬼明し編」後のストーリーとなります。
この記事では「ひぐらしのなく頃に卒」の「綿明し編」で起こった事件について、謎と明かされた設定を視聴済ファンのためにまとめて解説しましょう。そして、長い「ひぐらしのなく頃に」シリーズの中で忘れてしまった、あのシーンてどういうこと?という疑問を解き明かします。
記事内容に作品ネタバレを含みますが、魅音がルールZにとらわれた物語の不明な点を解き明かし、皆さんの考察や見解の補助となれば幸いです。
「鬼明し編」の解説記事はこちらです。
【ひぐらしのなく頃に卒】鬼明し編・レナの「擬似」頑張り物語を解説↓
【ひぐらしのなく頃に卒】鬼明し編・レナの「擬似」頑張り物語を解説!
綿明し編はどんな話?
「郷壊し編」でH173という雛見沢症候群を発症させる薬品を手に入れた、北条沙都子によって引き起こされ、投薬により園崎魅音が妹の園崎詩音や雛見沢御三家の人間たちを連続殺人するエピソードです。
ルールZとは「ひぐらしのなく頃に・ひぐらしのなく頃に解」で描かれた「オヤシロ様の祟り」によって、連続怪死事件が起きているという雛見沢の住人たちが持つ共同の幻想を指します。
北条沙都子は古手梨花の100年のループを追体験していることから、雛見沢で起こる惨劇について把握していて、園崎詩音が疑心暗鬼にとらわれる世界を偽装しながら、園崎魅音が惨劇を引き起こす世界を作り出しました。
キッカケは人形
6/12におもちゃ屋で行われた部活において、北条沙都子によりH173を投薬された園崎魅音はL5雛見沢症候群を発症します。古手梨花は園崎詩音が惨劇を引き起こす「綿流し編」や「目明し編」の世界の記憶から、前原圭一に対して事件のキッカケとなる重要なアイテム、カワイイ人形を園崎魅音にあげる様にアドバイスしました。
前原圭一はアドバイスに従って園崎魅音に人形を手渡しましたが、雛見沢が「祭囃し編」以前の世界で無くなっていたことと、北条沙都子からのH173の投与によって「綿明し編」の世界にも惨劇が起きます。なぜ、この人形が雛見沢症候群を発症しないはずの園崎魅音を発症させる引き金となったのでしょうか。
その疑問を次の項から解説していきます。