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Sep
これぞ少女漫画!キュンキュンが止まらない【ハニーレモンソーダ】の魅力
『ハニーレモンソーダ』の魅力
個性豊かな生徒がたくさん登場。
羽花や界たちが通う八美津高校(はちみつこうこう)は、自由な校風で校則も緩いのが特徴。
滑り止めとして受ける人が多い高校のため、偏差値はあまり高くありません。
界のレモン色の髪の毛や悟の緑色の髪の毛などは校則違反にならないため、彼らのように派手な髪型の生徒や、あゆみのようにイヤリングを毎日つけるなどアクセサリーを自由につける生徒も多く、生徒たちの制服の着こなし方を見るのもすごく楽しい作品です。
正副の着こなしからもキャラクター一人一人の魅力があふれていて、ストーリーだけでなく、目で見ても楽しい作品だと思います。
羽花の成長
少しでも界に近づきたいからと自分を変えたいと考えた羽花。
中学時代泣いたり、笑ったりを全くしない石みたいに固まっていた方が楽だと思っていました。
でも、高校ではそれはダメだと思い、授業中に困っているあゆみに勇気を出して声を掛けたり、中学校時代のいじめっ子に仕返しをしたりと頑張る姿を見せます。
頑張りすぎて自分にプレッシャーをかけていると界に指摘されてしまうこともあるのですが、それでも少しずつ勇気を出し、クラスにも溶け込み、友達もでき、恋愛までする。
そんな主人公羽花の成長する姿は読んでいる側も勇気をもらえること間違いなしです。
青春
青春漫画は数々ありますが、この漫画も王道青春ストーリーです。
非常に甘酸っぱい恋愛模様が描かれていて、キュンキュンしっぱなしです。
羽花と界の恋模様も素敵ですが、あゆみと悟の恋模様も必見!
悟が子どもっぽい性格が故に、あゆみのアプローチに全然気が付いてくれないもどかしさ!
さらに、悟があゆみに対する自分の気持ちを気が付いてからの行動がもう、青春すぎてまぶしすぎです。
“純粋”という単語がピッタリな登場人物たちの恋愛模様はどの世代の人にも刺さる漫画だと思います。
特にお気に入りのシーンは、界と付き合うことになって何度もキスしている羽花。
そんな2人がファストフード店に入り、界は飲みかけの飲み物を羽花に渡します。
界が口を付けたストローを意識してしまいなかなか飲めない羽花。
界も「直接してんじゃん」と思わず言ってしまいます。
直接キスしていても、間接キスを意識して真っ赤になってしまうくらい純粋な羽花の描写がすごく好きです。
実写映画化
読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング1位を獲得した本作。
2021年7月に実写映画化されました。
主演は、本作が初主演となるSnow Manのラウールが務めています。
ラウールの他のキャストも若手注目の俳優、女優さんばかりで、そのキャスト勢の豪華さでも話題となりました。
実写映画の主要キャストは以下のとおりです。
三浦界:ラウール
石森羽花:吉川愛
菅野芹奈:堀田真由
瀬戸悟:坂東龍汰
遠藤あゆみ:岡本夏美
高嶺友哉:濱田龍臣
この映画のプロデューサーは「冒頭15分が勝負!」と話していたこともあり、冒頭15分でこの映画の魅力に引き込まれる仕掛けが施されているのも魅力の一つ。
界役のラウールがただカッコイイだけの印象しかない映画にならないように、15分に原作で有名なシーンである羽花の「助けて」も組み込まれているそうです。