アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

15

Sep

【可愛ければ変態でも好きになってくれますか?】2期制作の可能性について徹底考察!

出典:「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」公式

『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』を皆さんご存知でしょうか?2019年にTVアニメが放送され、「可愛いキャラクターデザインながらド変態」という話題性で高い評価を受けた、通称『変好き』。今回は『変好き』の2期制作の可能性について徹底考察していきます。

『変好き』2期の可能性を徹底考察

TVアニメでは1クールのみ放送された『変好き』ですが、果たして2期が制作される見込みがあるのでしょうか。作品の内容だけではなく、ビジネス面という観点からも考察していくので、参考までに読み進めていただければと思います。

原作のストック

まずは原作のストックからです。当然のことながら原作のストックがなければTVアニメにすることはできません。『変好き』のTVアニメ1期では第4巻までを映像化しました。現在は13巻まで原作が刊行されているので、1クール4巻だとしても単純計算で3クール分はTVアニメ化できそうです。

そのため、原作のストックという観点だけで言えば、TVアニメ2期の制作は十分可能です。

1期の終わり方はどうだった?

『変好き』の物語のスタートは、主人公の桐生慧輝宛のラブレターと白いパンツを発見するところからです。そこからはラブレターの送り主を探しながら、様々なヒロインと関わり合っていく物語となります。そしてネタバレにはなりますが、ラブレターの送り主が桐生瑞葉であることが発覚しました。

瑞葉は慧輝の妹だったのですが、その正体は義理の妹。一緒に暮らし始めた時からずっと、瑞葉は慧輝を恋愛対象として見ていたのです。そして最終回のEDでは、慧輝と瑞葉の思い出の写真が登場するという割と感動的なラストとなりました。

ということなので、1期はキリの良い終わり方だったと言えそうです。「このまま『変好き』のメディアミックスを終わらせた方がキリが良くなる」という考え方もできるかもしれません。

ビジネス面ではどうか?

では、ビジネス面ではどうでしょうか。アニメにおけるビジネスは様々な考え方ができるのですが、基本的に、アニメ制作では製作委員会方式が採用されています。

これは原作の出版社やアニメ制作会社だけではなく、玩具メーカーや音楽会社、DVDのパッケージ会社などが出資することで安定した資金調達を可能にするシステムなのですが、その分IP(知的財産)を自由に使いづらくなるというデメリットもあります。

とはいえ、基本的には出版社の影響力が大きいので、今回は出版社サイドとアニメ制作サイドの2つの観点から分析していきます。

出版社サイド

出版社がアニメ制作をするメリットは、原作の売上にあります。アニメによる直接的な利益が出版社に還元されることは(ケースにもよりますが)ほとんどなく、アニメによる認知度向上による原作売上向上が基本的な狙いとなります。

さて、『変好き』の発行部数ですが、本記事執筆段階(2021年8月)ではシリーズ累計発行部数は100万部を突破しています。原作ライトノベルが13巻、コミックスが計7巻発行されているので全20巻。1巻あたり5万部の売上ということを考えるとまずまずのヒットです。

ただ、「TVアニメ2期を展開していくべきか」というのは微妙なところで、これぐらいの売上であれば他作品の新作をアニメ化したほうが大きな利益に結び付けられるでしょう。

また、『変好き』を刊行しているMF文庫Jの特徴として2期制作に慎重である傾向があります。MF文庫Jの代表作でもある『リゼロ』の2期放送は、1期放送から約4年の月日が経過しています。

MF文庫Jの中でも大人気シリーズでもある『ようこそ実力至上主義の教室へ』や『ノーゲーム・ノーライフ』は未だに2期制作が決定していません。他にもアニメ化がされていない注目作を多数抱えていることからも、『変好き』の2期制作は、出版社サイドの観点でいえばかなり厳しいでしょう。

アニメ制作サイド

アニメ制作の収益として、円盤売上がよく指標とされています。そしてネット上の情報によると、『変好き』の円盤売上は1巻あたり約800枚ほど。これはかなり心許ない数字ですが、現在は配信数という新しい指標があります。とはいえ配信数は私達一般のファンでは確認できません。そこで最近はTwitterの公式アカウントのフォロワー数に注目するケースが増えてきています。

『変好き』公式アカウントのTwitterのフォロワーは約3万人ほど。単純計算でも3万人以上の方がアニメを視聴していると考えていいでしょう。

また、『変好き』のアニメ制作を担当しているギークトイズですが、現在は『デート・ア・ライブ』シリーズの制作真っ只中。それ以降のアニメ制作の発表はありませんが、情報が少ないアニメ制作会社でもあるので、『変好き』の2期の制作を担当するかどうかは予測不可能です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です